12「無から有を創るための『視力』」
今日もありがとうございます。
不可能を可能にする発明デザイナーの今井雄仁です!
私はよく「0から1を作る職業ですね!」
と言われる事があります。
まさにその通り!と、言いたいところなのですが。
実は、これにはちょっとした、からくりというか、
コツというか、そんなものがいくつかあるのです。
0から1を作る。コツ。気になりますか?
では、そんなあなたのために、
気になってもならなくても、今回、その中の一つを
お伝えしておきましょう!
「視力」
でも、眼科で測る、1.0とか0.5とか2.0とかの視力ではありません。
そういった視力が良ければ確かに良いですが、ここでいう視力は、
「意識としての視力」または「無意識としての視力」です。
人間の目は、視界に入った光を、網膜に映し出して、物理的には
視界全てが「見えて」いますが、中央のピントが合った部分が、、
という生物学的な話は長くなるので省略します。
今回は「概念的」な、話をします。
非常にわかりにくい抽象的な話になってくるかと思いますので、
イメージ力を使って、話の意図を汲み取っていただければ幸いです。
まずは、わかりやすい事例から。
認識的な観点の例。
例えば、皆様も、ご経験があると思いますが、
お腹が空いているとき、食べ物屋さんがよく目に入り、
満腹の時はそんなに気にしない。
とか、
あの商品、「買いたいなー」と思った後や
「買った!」後に、その商品を持っている人がよく目に入る。
等というご経験ありますよね。
これは、視覚からの情報ですが「認識」による違いですね。
人間の脳は、視覚情報から、必要な情報を選び出して、
「認識」する事で、その場に合った、情報を絞っているという事です。
さて、ここからが本題
「0から1を作る視力」はなにか。
たとえば、
・一般的に、認識できる情報を1以上の情報としましょう。
・一般的に、見逃されている事があるとしましょう。
それを、1以下の情報。と定義します。
全体的に見回して、1以下の情報は切り捨てられるのが通常。
しかし、目(意識)の画素数を上げると
1以下の情報、つまり0.7や0.3といった情報を見つけられる
可能性があります。
認識力を意識することで、
目の画素数を上げるのです。
では、具体的な、画素数のあげ方は?
いろいろありますが、例を挙げていきましょう。
例① 普段、物事をcm単位で考えている人は。
mm単位でみることを意識する。
普段mm単位で考えている人は0.1mmで見る事を意識する。
そうすると意識的視力の画素数は上がります。
例② 土の上に一歩踏み出した時。
その靴の下100mmの範囲には、
ほぼ確実に、まだよくわかっていない新種の微生物がいると言います。
そういった事を、意識してみる。
そうすると、一歩一歩がの範囲に、自分がその気になれば、
未知の可能性がたくさんある事を認識できます。
例③ メガネをかけている人は、
一旦外して、そのメガネに まじない をかけてみてください。
「このメガネをかけると、可能性のあるモノしか見えなくなる」
で、かける。
そうすると、今見えているモノは、すべてに可能性が秘められていることがわかります。
例④ 超遠くを見た時は。
たとえば、日中、輝いている太陽は、本当にそこにあるのか?
答え、ないです。いま、一瞬チラ見して、まぶしかった太陽は、
実は8分前にあった位置で、本当はもっと進んだ場所にある。
太陽から地球に光が届くには500秒(8分+)かかるらしい。
今見ているモノ全ては、少し過去のもの。
そうすると、自分の見えているモノの先に何があるか、視力には時間軸という要素がある事に気づきます。
例⑤ 雨で太陽が見られなかったとき。
雲を見上げてください。その雲の、上にはなにがあるか。
どんなに天気が悪くても、その上空は青空が広がっています。
そうすると、見えているものは、知識によって、
状況の認識が変わる事が体験できます。
認識の視力。少し変わりましたか?
意識が変わると、今まで見逃していた、0.1や、0.3といった
細かい情報を読み取れるようになります。
それらを合わせて、合成していくことで、
他人から見たら、何もない所から、突然、
ある物が作り出されたように見える。
というわけです。
これを意識的にやることで、
「0.から1を発見することができる視力」
を一時的に得ることができるかもしれません。
これを無意識にできるようになれば、
スペシャリストとも言えるでしょう。
世界が違って見えるのです。
さあ、あなたは何を見て、何を発見するでしょうか?
よき未来へ向けて、すばらしい発見をできますように!
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