
#49 今まで食べたことのない絶品鯨料理。@下関
こんにちは!
南房総エリアでは和田浦で古くから土鯨の捕鯨が行われており、今でも鯨のタレやベーコンが売られてたりします。
地元では鯨肉のバリエーションはそんなないなぁと思ってたのですが、今回下関で、美味しい鯨料理の数々を堪能し、その奥深さに感動しました。
そもそも下関の鯨の歴史は古く2000年以上前から鯨を取ってたとされています。
商業捕鯨が禁止されるまでは、捕鯨基地としてまち自体が栄えていましたが、商業捕鯨から調査捕鯨に変わってからもくじらのまちとして存続し続けるための努力を地域で行ってきており、ふぐだけではなく、鯨での町おこしを改めて力を入れているそうです。
下関は商業捕鯨再開に向け他の自治体と連携し、様々な活動を行いながら捕鯨船団の基地化を目指してきましたが、2019(令和元)年6月末に日本政府は国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、7月1日から31年ぶりに商業捕鯨が再開されました。下関は国内における唯一の沖合商業捕鯨基地として、次世代に下関が誇るくじら文化を継承するとともに「日本一のくじらの街」を目指し、捕鯨母船「日新丸」の代替船建造等、捕鯨船団の基地化に取り組んでいます。
今回は、下関の鯨の加工場の視察とともに、鯨料理の専門店で様々な料理をいただきました。
地元和田浦では基地式の捕鯨で、小型船で鯨を引っ張ってきて陸揚げして解体するので生肉がスーパーに並ぶこともありますが、
下関は大きな船で漁を行う母船式捕鯨で、船の上で解体しそのまま冷凍されて市場に流れます。
なので基本的には一度冷凍したものなのですが、現在は冷凍と解凍技術も上がっているのもあって、鮮度を保った美味しいお肉が提供されているようです。
こちらが今回伺ったお店で、捕鯨船と同じ名前のお店。
以下がいただいた鯨料理です。







鯨づくしの料理でしたが、どれも臭みも全くなく、
味がしっかりしてて美味しかったです。締めの鯨骨ラーメンも醤油ベースのスープに鯨骨があって最高でした。
南房総でも鯨は地域食ではありますが、資源を様々な観点から活かせる方法があればいいなと改めて感じました。
ぜひ下関に行ったら、ふぐだけでなく鯨も食べてみてください!