【視察】次世代マリーナとして最低限欲しい5つの要素/神奈川周辺視察より🎵
過日、我が南房総エリアに次世代の地域資源を活用した新しい産業の入り口となうるマリーナを整備できたらなぁという妄想の実現に向け、
実際に近隣のマリーナとして神奈川の大磯から三浦半島、久里浜あたりまでを回ってきた内容をちょこっとリポートしたいと思います。
どこも飽和状態であることと、南房総エリアに整備するならば、この機能は必要だよねってところも方向性としてメモりたいと思います。
今後も、東京ら辺や海関係のお話もちょこちょこ備忘録としてあげていきたいと思います。
神奈川周辺で回ったマリーナたち
今回は、一番左の大磯から始まり湘南エリアから鎌倉葉山と陽が暮れるまで8ヶ所回ってみました。写真を軸に紹介します!
① OISO CONNECT
まずは大磯です。
湘南の134号をずっといって大磯ICの下を進んだところにあります。
有料駐車場が完備されており、この日は平日の午前中でしたが、釣りのお客様と観光客でまぁまぁ車はありました。
誰もがお金を払って駐車している姿はとても羨ましい限り。
大磯は、商業施設は本当に小規模でしたが、綺麗なトイレも含め最小限の商業機能が併設しており、これ目当て、というよりかは、釣り客が多く、その方々も無料で路駐するのではなく、しっかりとお金を払って駐車し、釣りをされておりました。そこがとても素敵でした。
② ひらつかタマ三郎漁港フィッシャリーナ(平塚新港)
続きましては、平塚の港で、こちらもビジターバースがあるかなと思って寄ってみました。確かに係留スペースはあるものの、ここはとにかく駐車場が広く、サーファーの姿が多くみられました。
もちろん、駐車場は有料です。
③ 江ノ島マリーナ
とりあえず、下記のHPを見ていただきたい(笑)
すごいイケイケな動画が良いですね!そしてオシャン。
で、実際にマリーナ内には入れなかったので外側だけ
④ リビエラ逗子マリーナ
リビエラ逗子マリーナは、宿泊や滞在含めマリーナを軸にしたリゾートエリア。とにかく椰子のきが多く、置いてある船もかなり大きなものがありました。
⑤ 葉山マリーナ
ところ移って隣の葉山マリーナへ。
ここは1964年(昭和39年)の東京オリンピックで、ヨット競技が相模湾で開かれるのにあわせて開業された場所。
葉山は、質感がグッと凝縮した感じで湘南の良い感じのハーバーって雰囲気でした。もちろん葉山ブランドがありますが、そこに合うようなテナントが入り、マーローも大盛況でした。
⑥ 湘南サニーサイドマリーナ
ここはとにかく、縦長の敷地なんですが、道からの陸上げされた大型クルーザーがどーん!とあり、かっこいい感じでした。また、近隣に海辺の高級な別荘が立っておりそこだけでもなんか写真撮りたくなるような場所です。
⑦ 佐島マリーナ
続きましては、佐島マリーナです。
ここは近くにオシャンなレストランがあり昔一度行きました。透明度も高い海を眺めながら美味しい食事が楽しめます。
老舗のマリーナで大型ホテルの屋上に駐車場があり、また他とは違うダイナミックな場所です。レストランも併設してます。
⑧ うらりマルシェ@三崎
こちらは一番良かったかもです。場所は三浦半島の三崎口で陸路で行くまでが大変ですが、駐車場からのマグロなどの販売所からのすぐ海にビジターバースと海からよって、ご飯と買い物して帰ることが気軽にできそうなところでした。
まとめ:マリーナとして欲しい5つの要素(仮)
以上、今回は弾丸で8ヶ所回ってみました。どこも味があり、それぞれの地域、地形にあった形で運営されているなぁと感じました。
そして、どこも船がいっぱいで空いている様子はあまり伺えませんでした。
ということところで、今回見てきた事例から私なりにこの要素は必要だよね、ってのを5つまとめてみました。
その1)有料駐車場の整備
今回神奈川の海岸沿いを走ってきましたが、例外なしに駐車場はしっかりと有料にし、釣りでもサーフィンでもマリーナでも利用する人はお金を払って駐車してました。こちら千葉では本当に遅れているポイントです。そして、大磯ではなんと確か2,000円以上お買い上げしないと、1時間無料にならないとかで無料へのハードルが高い点がまたポイント高かったです。
その2)飲食と物販はマスト
マリーナによっては船の係留と陸上げ施設だけの場所もありましたが、ビジターバースを設置しても、くる目的を作ってあげないとその後にはつながらないなと感じました。
その3)つきやすいバース
年間契約の艇庫も必要ですが、東京湾・相模湾界隈で遊びたい人が訪れたくなる、そして着たくなる、絵になるビジターバースの整備はマストですね。
その4)2次交通への接続
今回は駐車場は目立ちましたが、船で来た方がそこからレストランに行ったり、地域を少し回遊したりするための2次交通はどこも充実はしておりませんでした。ここが手軽にわかりやすく利用できる仕組みがあるとなおよしですね。
その5)それらのバランス+センス
最後は、要素というか上記機能をどのように配置するかでそこのブランディングが変わるかと思います。海から見た絵、近くの道から見た施設+マリーナの雰囲気や切り取られる風景がいかにかっこいいか、そして、海→ビジターバース→商業施設→駐車場、などの動線+外構のランドスケープのセンス。
ここが日本の漁港とかではなく、行きたいし、見たいし、写真撮りたい、と思わせるようなカッコ良いセンスが何よりも重要と感じました。
マリーナとして最低限あったらいいなの5つの要素として挙げましたが、マリーナ作りの目的はそもそもが部分最適でマリーナで完結するようなことでは意味がないと思ってます。
"次世代"のマリーナとして、南房総エリアにおいて、最終的に地域内の所得を上げるための産業の入り口となるような海辺作りのキーファクターとなるマリーナ。
所得を上げるためにはしっかりと地元資本でやり、多く安くではなく、質高く、単価高くです。しっかりとセンスのある場にセンスのあるお客様に来ていただき期待以上のサービスをすることで満足度高く過ごし、リピートいただく、そんな環境をマリーナ作りから、地域にじわじわ浸透させ、
地域内経済循環も高く、所得が上がる構造が作れたらと妄想しております。
次回は別の場所の視察をレポーティングして行きます!
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