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所見じゃ伝わらない→ならば保護者に手紙を書こう

保護者に手紙をしたためることをしています。
写真のような一筆箋にです。
もちろん、連絡帳でもなんでもいいと思います。

子どもの頑張りを伝える手紙です。
所見じゃ伝わらない、子どもの良さを伝えることができます。
子どもも保護者も喜びます。

何のために、どうやって?をまとめてみました。


通知表の所見には、子どもの良さを書きます。
子どもにも保護者にも伝わります。
褒めるという意味での一定の効果はあると思います。

しかし、手間を書ける割には効果が薄い気がします。
私も親ですが、一回読んで終わりです。


なぜなら、所見は、
褒めたい内容と伝えるまでの期間が長すぎます。
評価は即時フィードバックが基本です。

書きたいように書けません。準公簿であることから、
なんとなく味気ない文章になりがちです。

些細なことは書きにくい感じがします。
長く残るから、しっかりとしたことを書こうと思いがちです。


お手紙なら、良いことがあったら、すぐ書いて次の日には渡せます。
細かいチェックは入らないので、書きたいように書けます。
(もちろん、書き方には注意です。)
些細なことを書けます。こんな事がありましたという様子でもいいのです。


保護者はもらうと嬉しいようです。
先生見ていてくれていると感じるようです。
日常の些細な場面の様子が伝わるのは、嬉しいようです。
時々、返信をいただくことがあります。
それはこちらのモチベーションにも繋がります。


書くほうの教師としても意味があります。
書くからには全員書きます。
全員書くとなると、子どもの良いところを見つけようというアンテナが立ちます。
そうすると褒めるようになります。
そして子どもに手紙を渡すと喜びます。
嬉しそうに眺める子が多いです。


全員書くのは大変と思うかもしれません。
しかし、一日一人書けば、2ヶ月で全員書けます。
学期に二回書けます。
書くと決めれば書けるものです。
無理そうなら途中で諦めればいいです。

例えば書くならこんな感じです。

「〇〇さん いつもお世話になっております。
 〇〇さんの頑張る姿があり、お伝えしたくお手紙いたします。
 〇〇さん、二学期は、配り当番をしています。最近は、私が声かけなくても
 自分から配りものを見つけると進んで配っています。
 責任ある姿、素晴らしいなと思いお手紙いたしました。
 ◯月◯日 〇〇」

内容は、どうってことないことです。
でも、子どもも保護者も嬉しいはずです。


お手紙も書いて所見も書いて大変と思うかもしれません。
そんなことはないです。
お手紙で書いたことを、所見に書けばいいのです。
これで一石二鳥です。
保護者も、手紙に書いてあったあのことね、と分かります。

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