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<ラグビー>スーパーラグビー・トランスタスマン、第5週プレビュー

ハリケーンズ対レッズ
日時:2021年6月11日(金) 19:45キックオフ
場所:スカイスタジアム,ウェリントン
レフェリー:ジェイムズ・ドールマン
アシスタントレフェリー1:アンガス・メイベイ
アシスタントレフェリー2:ダン・ワエンガ
TMO:アーロン・パターソン

レッズ:
フェアオ・フォツアイカ,ブランドン・パエンガアモサ,タニエラ・ツポウ,アンガス・ブライス,ラッカン・サラカイアロト,アンガス・スコットヤング,リアム・ライト(共同キャプテン),ハリー・ウィルソン,テイト・マクダーモット,ブライス・ヒガティー,フィリポ・ダウグヌ,アイザック・ヘンリー,ハンター・パイサミ,ジョシュ・フルック,マック・グレディー
(リザーブ)
ジョシュ・ナッサー,ハリー・フーパート,ザイン・ノルゴアー,ライアン・スミス,フレイザー・マクライト,カラニ・トーマス,ハドソン・クレイトン,モーゼス・ソロヴィ

ハリケーンズ:
ザヴィエール・ヌミア,アサフォ・アウムア,タイレル。ローマックス,ジェイムズ・ブラックウェル,スコット・スクラフトン,リード・プリンセップ,デュプレッシー・キリフィ,アーディ・サヴェア(キャプテン),カム・ロイガード,ルーベン・ラヴ,ウェス・ウーセン,ナガニ・ラウマフィー,ビリー・プロクター,ジュリアン・サヴェア,ジョルディ・バレット
(リザーブ)
ダン・コールズ,ポウリ・ラケテストーンズ,アレックス・フィドウ,リアム・ミッチェル,デヴァン・フランダーズ,ルーク・キャンベル,ピーター・ウマガジャンセン,サレシ・ラヤシ

プレビュー:
レッズの元オールブラックスLOブラッド・ストーン監督は,トランスタスマンシリーズ最終戦に向けて,トライゲッターのWTBスリアシ・ヴニヴァルをハムストレングスの怪我で失うこととなった。14番WTBには,ジョシュ・フルックが入り,また先週試合前に首の怪我で急遽欠場したSOジェイムズ・オコナーに変わり,10番にはFBだったブライス・ヒガティーが入る。4番LOアンガス・ブライスと19番LOライアン・スミスでローテーションした他,20番FLにフレイザー・マクライトが復帰した。

先週のブランビーズ戦の取りこぼしで,決勝戦進出がほぼ不可能となったハリケーンズのジェイソン・ホランド監督は,来シーズンに向けてSHの先発にカム・ロイガードを抜擢した。今シーズンのハリケーンズでSHを支えてきたルーク・キャンベルは,21番のリザーブに下がる。HOの先発は,脳震盪で欠場していたアサフォ・アウムアが復帰し,ダン・コールズは16番のリザーブに下がった。11番WTBウェス・フーセンと23番サレシ・ラヤシはローテーションしている。22番CTBにはピーター・ウマガジャンセンが戻っている。

12番CTBナガニ・ラウマフィーは,この試合がハリケーンズでの最後のゲームとなる。オールブラックスでの出場が限られていることから,ラウマフィーはフランスのスタッド・ドゥ・フランセーズへの移籍を決めており,今後はオールブラックスとNZラグビーから離れることとなった。ハリケーンズには,2016年から83キャップを数え,47トライの貢献をしていた。

先週のブランビーズ戦は苦手意識かつアウェイ(ブランビーズへのホームアドバンテージのレフェリング)もあり,接戦を取りこぼしてしまったハリケーンズだが,このホーム最終戦は,相手がオーストラリア優勝チームのレッズであるものの,ハリケーンズらしいダイナミックなプレーで勝利してくれるだろう。

レッズは,プレーメーカーのSOジェイムズ・オコナーとトライゲッターのWTBスリアシ・ヴニヴァルを欠いているため,得点源はゴール前のモールが多くなると思われるので,ハリケーンズとしては,弱小と言われるFWながら,セットプレーとともにFWが安定した戦いをできれば,得点力に勝るBKでトライを重ねることが期待される。


ブランビーズ対ハイランダーズ
日時:2021年6月11日(金) 21:45キックオフ
場所:GIOスタジアム、キャンベラ
レフェリー:マイク・フレイザー
アシスタントレフェリー1:グラハム・クーパー
アシスタントレフェリー2:ルーベン・カーン
TMO:ブレット・クローナン

ハイランダーズ:
イーサン・デグルート,アッシュ・ディクソン(共同キャプテン),シアテ・トコラヒ,ブリン・エヴァンス,パリパリ・パーキンソン,ヒュー・レントン,ビリー・ハーモン,姫野和樹,アーロン・スミス(共同キャプテン),ミッチェル・ハント,ジョナ・ナレキ,スコット・グレゴリー,マイケル・コリンズ,パテレシオ・トムキンソン,ジョシュ・イオアネ
(リザーブ)
リアム・コルトマン,アイデン・ジョンストン,ジョシュ・ホーネック,ジョシュ・ディクソン,ジェイムズ・レンチース,ケイン・ハミングトン,サム・ギルバート,テアリキ・ベンニコラス

ブランビーズ:
スコット・シオ,ラチアン・ラナーガン,アラン・アラアラトア(キャプテン),ダーシー・スワイン,ニック・フォレスト,ロブ・ヴァレティニ,ロリ-・スコット,ヘンリー・スタワース,ニック・ホワイト,ベイレイ・クエンツル,マック・ハンセン,イラエ・シモーネ,レン・イキタウ,トム・ライト,トム・バンクス
(リザーブ)
ビリー・ポラード,ハリー・ロイド,トム・ロス,トム・フーパー,ルーク・ライマー,ライアン・ロナーガン,リースジャン・パシトア,ソロモン・カタ

プレビュー:
ハイランダーズは,決勝戦進出に向けて負けられない試合となった。9番SHに,共同キャプテンのアーロン・スミスが戻り,ケイン・ハミングトンは21番に下がっている。6番FLにヒュー・レントンが先発し,ジェイムズ・レンチースは20番に下がった。リザーブ16番HOに入っているベテランのリアム・コルトマンは,ハイランダーズで128キャップとなり,アントン・オリヴァーの記録を抜く記念すべきゲームとなる。

ブランビーズのダン・マッケラー監督は,先週のハリケーンズ勝利に自信を深めたが,SOノア・ロレシオが怪我のため欠場することとなり,12番CTBでプレーしていたバイレイ・ウエンツルを10番で先発させる。12番にはイラエ・シモーネが戻った。9番SHにはニック・ホワイトが戻り,ライアン・ロナーガンは21番のリザーブに下がっている。7番FLにはロイ・スコットが戻り,ルーク・ライマーは20番のリザーブとなった。16番HOには,スーパーラグビーのデビューとなるビリー・ポラードが入っている。

先週ハリケーンズに勝利したとはいえ,ブランビーズは実力で圧倒できたわけではなく,レフェリングにも助けられて勝ちを拾ったゲームだった。そのため,決勝戦進出をかけて圧勝する必要があるハイランダーズ相手に,ブランビーズは苦戦することが予想される。また,ハイランダーズは,チームの要であるアーロン・スミスをSHの先発に戻した他,SOミッチェル・ハントとFBジョシュ・イオアネが好調であり,若手のスコット・グレゴリーとサム・ギルバードが良いプレーを発揮しているので,ブランビーズに勝るFW3列による起点から,多くのトライが期待される。また,リザーブはFW6人+BK2人としてるので,後半更にFW3列で圧倒することを想定している。

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