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<ラグビー>スーパラグビートランスタスマン第1週結果

ハイランダーズ40-19レッズ
34秒、ハイランダーズ12番CTBスコット・グレゴリーがトライ。10番SOミッチェル・ハントのコンバージョン成功で、7-0。
6分、レッズ9番SHカレニ・トーマスがトライ。10番SOジェイムズ・オコナーのコンバージョン成功で、7-7。
28分、ハイランダーズ2番HOアッシュ・ディクソンがトライ。ハントのコンバージョン成功で、14-7。
34分、ハイランダーズ14番WTBパテレシオ・トムキンソンがトライ。ハントのコンバージョン成功で、21-7。

前半、ハイランダーズ21(3T3C)-レッズ7(1T1C)

46分、レッズ23番BKスリアシ・ヴニヴァルがトライ。15番FBブライス・ヒガティーのコンバージョン失敗で、21-12。
50分、ハイランダーズHOアッシュ・ディクソンが2つ目のトライ。ハントのコンバージョン失敗で、26-12。
65分、レッズ14番WTBフィリポ・ダウグヌがインゴールに入るが、スローフォワードが確認されてノートライ。
71分、ハイランダーズ16番HOリアム・コルトマンがトライ。ハントのコンバージョン成功で、33-12。
74分、ハイランダーズ23番WTBナガツンガネ・プニヴァイがトライ。ハントのコンバージョン成功で、40-12。
78分、レッズ23番BKヴニヴァルが2つ目のトライ。ヒガティーのコンバージョン成功で、40-19。

後半、ハイランダーズ19(3T2C)-レッズ12(2T1C)。合計、ハイランダーズ40(6T5C)-レッズ19(3T2C)。

オーストラリア優勝チームに、NZ4位が圧勝。やはり、NZとオーストラリアでは、少なくともスーパーラグビーレベルでは差があると思われる。
ハイランダーズの一番の勝因は,SHアーロン・スミスのポイントによる速さと長短織り交ぜたピンポイントのパスだと思う。フランスのアントワーヌ・デュポンがトライを取るラン能力で高く評価されているが,SHの基本はスミスのような常にボールのあるところにいて,ピンポイントのパスを出す能力を評価すべきと思う。

ワラターズ48(7T5C1P)-ハリケーンズ64(10T7C)
トライを取り合うのがスーパーラグビーの面目躍如たるものだが、さすがに80分間に両チーム合計17トライというのは、ノーガードの乱打戦。ディフェンス(タックル)はやっているのか?となってしまう。実際,ワラターズは160回のタックルで30回ミスタックル(19%のミス率),ハリケーンズも174回のタックルで27回ミス(16%ミス率)というお粗末なディフェンスだった。そういう点ではオーストラリア最下位のワラターズとNZ最下位のハリケーンズらしいゲームだったといえるかもしれない。

ハリケーンズの新鋭SOルーベン・ラヴが,開始3分で脳震盪となって担架で運ばれた。まだ検査中とのことだが,長期欠場となった場合は,またまたハリケーンズはSO不在で苦労しそうだ。その場合は,帰国したTJ・ペレナラを起用するか,U20で活躍したアイダン・モルガンを起用するアイディアがあると思う。

ところで,ハリケーンズのHOダン・コールズが2022~24年まで契約延長した他,元クルセイダーズのPRオウウェン・フランクスとLOドミニク・バードが,海外からNZに戻り,2022~24年のハリケーンズに加入することになった。もともとFWが弱いハリケーンズとしては,フランクスとバードの加入は安心材料になると思う。


クルセイダーズ31-29ブランビーズ
クルセイダーズ19番LOスコット・バレットが外れ,代わりにクインティン・ストレンジが入った。
5分,クルセイダーズ6番FLイーサン・ブラカッダーがトライ。10番SOリッチー・モウンガのコンバージョン失敗で,5-0。
27分,ブランビーズ1番PRスコット・シオがトライ。10番SOノア・ロレシオのコンバージョン成功で,5-7。
29分,クルセイダーズSOリッチー・モウンガがトライ&コンバージョン成功で,12-7。
36分,クルセイダーズ12番CTBデイヴィット・ハヴィリがインターセプトしてインゴールに入る。TMOの結果,トライ。モウンガのコンバージョン成功で,19-7。

前半,クルセイダーズ19(3T2C)-ブランビーズ7(1T1C)
両チームのスクラムが安定していない。スクラムのリセットで時間を浪費し,得点が進まない。ブランビーズの若いNZ人SOノア・ロレシオは,クルセイダーズのオールブラックスに気後れしたのか,ミスが目立つ。

50分,ブランビーズ12番CTBイラエ・シモーネがインゴールに入り,TMOの結果トライ。ロレシオのコンバージョン成功で,19-14。
59分,ロレシオがPG,19-17。
60分,クルセイダーズ6番FLイーサン・ブラカッダーがインゴールに入り,TMOの結果,タッチを踏んでいてノートライ。
63分,クルセイダーズ20番FLブレンドン・オコナーがトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,24-17。
69分,クルセイダーズ8番NO.8カレン・グレイスがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,31-17。
72分,ブランビーズ15番FBトム・バンクスがトライ。ロレシオのコンバージョン成功で,31-24。
78分,クルセイダーズ21番SHエレアタラ・エナリがチームの反則繰り返しでシンビン。
80分,ブランビーズ8番NO.8ロブ・ヴァレティニがトライ。ロレシオのコンバージョン失敗で,31-29。

後半,クルセイダーズ12(2T1C)-ブランビーズ22(3T2C1P)。合計,クルセイダーズ31(5T3C)-ブランビーズ29(4T3C1P)。
クルセイダーズは,Bチーム中心のメンバーのためか,ぴりっとしないゲームで,また反則も多く,ノーサイド直前にはシンビンを出す始末。本来ならダブルスコアで勝利しても良い相手ながら,どうにか2点差で逃げ切った。レフェリーとともにホームアドバンテージに助けられた感があった。

クルセイダーズ12番CTBデイヴィット・ハヴィリが好調。オールブラックスの12番獲得に大きく前進している。13番CTBはチーフスのアントン・リエナートブラウンか。


レベルズ3-50ブルーズ
ブルーズが,ホスキンス・ソツツとアキラ・イオアネが2トライずつ挙げるなどして,レベルズに圧勝。力の差を見せつけた。アウェイでこの点差はちょっと力の差を感じる。

フォース19-20チーフス
57分にチーフス11番WTBジョナ・ロウがトライを挙げて7-20としたものの,66分にチーフス8番NO.8ルーク・ジェイコブソンが2枚目のイエローカードで退場(レッドカード)になった。その後,70分にフォースのNZ人14番WTBリチャード・カフイがトライ(SOドミンゴ・ミオッティのコンバージョン成功)して,14-20,さらに81分にドミンゴ・ミオッティがトライしたものの,その後のコンバージョンをミオッティが外して,チーフスがかろうじて1点差の勝利。

結果的に,トランスタスマン第1週は,辛勝も含めてNZ勢が全勝した。

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