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湿度について勉強してみた

僕の家には、時計と温度計と湿度計が一緒になった掛時計があるんです。
風呂場の前の洗面所に掛けてるんですけど、なんか不思議だなぁと思ってたんですよね。
何が不思議かって、湿度です。
◯◯%で表示されてるんだけど、今の時期の朝などは、かなり湿度が高いんです。90%超えてます。
でも、そんなにジメジメしてる感じはしません。むしろ乾燥してる感じさえします。
一方で、夜の風呂上がりなんかは、風呂の湿気なんかもあるんで、かなり湿気があるように感じるんだけど、朝よりも低かったりします。
不思議ですよね。これ。

はい。
調べてみました。この謎。
そして分かりました。


▼ 相対湿度と絶対湿度

まず、湿度には、相対湿度と絶対湿度があるんです。
これを知れば、もう僕の不思議は解決します。

空気の中には水蒸気が含まれていて、空気の温度が高ければ、その空気は水蒸気をたくさん含むことができるんです。
逆に温度が低ければ、その空気は水蒸気を含むことができる量が減るんですね。
それを割合で表したのが、相対湿度、ということになります。
天気予報なんかでよく言われてる湿度っていうのは、この相対湿度なんです。
気温が高ければ、含むことができる水蒸気の量は増えます。
そのマックスに対して、今含まれている水蒸気の量を割合で表すわけです。

で、もうひとつの、絶対湿度。
これは、1立方メートルの空気の中に、どのくらいの量の水蒸気が含まれているかをグラム(g)で表したのが、絶対湿度です。
だからこれは、気温が高かろうが低かろうが、とにかく1立方メートルの空気の中に、どれくらい水蒸気が含まれているか?ってことなので、変わらないわけです。

▼ 僕の不思議は…

我が家の湿度計の話でいくと、朝の早い時間は、部屋の温度が低いんですね。
ということは、空気中に水蒸気を含むことができる量が少ない。
だから、少しの湿気でも、割合としては高くなる。
だから、90%を超える表示になる。

夜は、風呂も沸かしてるし、人もいるしで、部屋の温度が高い。
ということは、空気中に水蒸気を含むことができる量が多い。
だから、少しくらい湿気があっても、割合としては低くなる。
だから、朝よりも低い表示になる。

そういうわけ。

ちなみに、空気中に含むことができる水蒸気の量の最大を、飽和水蒸気量、と言います。
飽和水蒸気量を超えた水蒸気は、空気中からはみ出されて、水滴になります。
結露はコレです。

部屋の中は温かいから、飽和水蒸気量は多い。
窓ガラスは外の空気に触れてるから冷たい。
冷たいから、その部分の空気の飽和水蒸気量は少ない。
そうなると、窓ガラスに触れている部屋の空気は、冷やされることになる。
冷やされるから、飽和水蒸気量が少なくなる。
水蒸気がはみ出される。
水滴として窓ガラスに付く。
こういうわけです。

ということで、また賢くなった僕なのであります。
それと、部屋の湿度を調整しようとするなら、絶対湿度が大事、ということですね。

以上でーす。

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