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塩分補給 スポーツドリンク?タブレット?
昨日は、水分補給に関して、
ポカリスエットか?アクエリアスか?
ということを書きました。
(興味のある方はぜひ、昨日の記事を見てみてください)
まあ、そんなに差はないから、好みで選んで良いんじゃないですかって結論ですね。
それに関連して、とある知り合いから
スポーツドリンクと塩分系サプリ(塩飴)について書いてくれませんか?
とのリクエストを受けましたので、今日は
塩分補給
ということにフォーカスしながら、スポドリと塩分系サプリの関係性などについて書いてみようと思います。
▼ 塩分補給はどっちが良いの?どう使い分けるの?
塩分補給に関して、
スポーツドリンクが良いのか?塩分系サプリが良いのか?
はたまた
どんなふうに使い分ければいいのか?
ってことなんだと思いますが、結論から言いますと、これもまた
どっちゃでもええねん
好きにしたらええねん
ってことになります。(なぜかエセ関西弁)
なんだよぉ~って話ですけど、塩分補給ってなんでしないといけないのか?ってことが分かると納得してもらえると思います。
▼ 塩分補給はなぜ必要か
人が運動すると(体温が上がると)、汗をかきます。
汗は、身体の中の水分です。この汗は、0.3~0.4%の塩分濃度と言われています。(はい、ここ大事!)
そうです。汗には塩分が含まれているんです。(みんな知ってるか( ^ω^)・・・)
汗をかくということは、身体の中の水分と一緒に塩分も出て行ってるってことなんですね。
で、身体の中の体液というものは、0.9%の塩分濃度なんです。(はい、ここも大事!)
汗をかきます。水分と塩分が出ていきます。
ここで、よく言われる
水分補給
をします。
すると、身体の中に水分が補給されます。水分が入ってきます。
塩分は出て行ったままです。
そうすると、さっきの体液の塩分濃度がどうなるか?
はい。濃度が薄くなります。
水分と塩分が出て行って、水分しか補給されないんだから、塩分濃度は低くなります。さっきの体液の塩分濃度、0.9%を維持できないってことです。
すると人間の身体はどういう反応をするかと言うと、
水を飲む気にならなくさせる
という反応をするんです。
のどが渇いたを思わない。飲まなくても大丈夫だという感覚にさせるんですね。
と同時に、薄まった濃度を元に戻そうとして、水分を出そうとするんですね。おしっことかで。
こうなると、減った分の体液が元に戻りません。
この状態を
自発的脱水症
と言います。
熱中症への道、まっしぐらです。
こうならないよに、水分もとるけど、塩分も摂るってことなんです。
だから、塩分補給なんです。
▼ どのくらい塩分って出ていくのか
僕調べでは、気温20度~30度で1時間ウォーキングしたとして、600mlくらい汗をかくと言われています。
これが、31度~34度となると、800mlになります。あくまでも僕調べですが。
野球の練習とかになると、アンダーシャツ着てユニホーム着て、とかってなるから、もうちょっと発汗量は増えるとみて良いと思います。
汗の塩分濃度は、0.3~0.4%でした。
ということは、600ml汗が出たとすると、0.3%の濃度だとして、1.8gの塩分が出ていく。
800mlだと2.4gの塩分が出ていくってことです。
野球の練習だと、これよりも多く発汗するから、これよりも塩分は多く出て言っているってことです。
1時間ウォーキングで、ざっくりと2gくらいの塩分が出ていくってことですね。
▼ どのくらい塩分補給すればいいのか
というわけですので、塩分補給って、当然のことですけど、
出て行った分を補給する
ということになります。
ただ、さっきの例に挙げたように、1時間ウォーキングとかなら分かりやすいですが、野球をはじめ、様々な競技の練習とかトレーニングで、
はい。2g塩分出たよ
なんて分からないわけですよね。
じゃあどうするかってことなんですけど、出て行った塩分は分かりにくいけど、入れる塩分ははっきり分かるので、ここを抑えておく必要があります。
スポーツドリンクと、塩分系サプリにどのくらい塩分が含まれているか?
ってことです。
スポーツドリンクの両巨頭をまた例に出しますが、
ポカリスエット500ml → 0.6g
アクエリアス500ml → 0.5g
です。
対しまして、塩分系サプリです。
この系は、たくさんのメーカーからたくさんの種類が出ていますが、だいたいどれも
1粒 → 0.1g
です。
これが、塩分を身体に入れる時に、はっきりしている量です。
▼ スポーツドリンクで充分かな
スポーツドリンクは、含まれている塩分が素早く身体に取り入れられるよう、糖質を含ませていたりしてるので、速やかに水分と塩分補給ができるということが言えます。
ポカリスエット500mlで塩分0.6gで
汗の塩分濃度が0.3%とすると500mlの汗には1.5gの塩分
になるから足りないじゃん!って思うけど、日本スポーツ協会が熱中症予防として推奨してるのも
0.1~0.2%の塩分と糖質を含んだ飲料
ということなので、熱中症予防という観点で考えると、この程度の塩分補給で充分なのでしょう。
そういうわけなので、塩分補給は、スポーツドリンクで充分なのかなという結論になります。
ただ、水分補給が
水とか麦茶
の場合だと、明らかに塩分補給はできませんので、この時は
塩分系サプリ
を活用するべきですね。
でも、塩分系サプリは、書いたように
1粒に0.1g
しか塩分が入っていないので、あまり効率的ではないかもしれません。
僕的には、
スポーツドリンクで水分補給、塩分補給を同時に行いながら、塩分系サプリを補助的に使う
っていうのがベストかなと思っています。
▼ まとめ
まとめると、運動時は、水分補給に加えて、塩分補給も考えないと脱水症状になり、熱中症をおこしてしまうということがまず言えます。
でもって、塩分補給の方法としては、
水分補給をスポーツドリンクでするなら、塩分補給はそれで充分
水分補給が水や麦茶なら、塩分系サプリで塩分補給が必要
ということになるというのが、僕の整理です。
具体的には、
こまめにスポーツドリンクを飲みながら、塩分系サプリも時々口に入れる
ってのが僕が達した結論です。
以上でーす。
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