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実力で周囲を黙らせた娘を僕は純粋にスゴいと思う

娘は今、高校2年生で、部活は、女子硬式野球をやっています。
女子硬式野球部員です。
2年前から、夏の全国大会の決勝戦は甲子園で開催されるようになりました。
春の全国大会は、東京ドームです。
次第に、世間にも、少しずつではありますが、女子の硬式野球が、認知されて来つつあります。
娘のお世話になっている野球部も、その、夢の決勝の舞台を目指して、日々、白球を追いかけています。
チームの中で、娘は、1人だけ、一般受験をして入学し、そして野球部に入った

一般生

です。
娘以外の部員は、特待生だったり、そうでないとしても、推薦で入部してきた選手たちです。


▼ 野球が面白くなかった日々

入部すると間もなく、特待生や推薦の部員たちには、チームの揃いのバックなどのセットが用意されていました。
当然です。
事前に採寸などが行われていたのですから。
野球バック、帽子、ベーティ、グラコン、パーカーなどなど…

しかし娘は、入部後、しばらくしてからようやく採寸でした。

その間は、1人だけ、中学時代の野球バックにベーティ。
僕が休みの日に練習見学に行くと、黒の練習ユニホームの選手の中で、1人だけ、白のベーティで練習をしていました。
夏の大会に向けての集合写真には、1人だけ、白い帽子を被った娘が最後列の端っこに写っていました。

娘はなにも言いませんでしたけど、後から人伝に聞いた話だと

特待生の荷物持ちや、いわゆるパシリ

もやっていたのだとか。

今は笑って話すけど、この時期は

野球がホンットに面白くなかった

と言います。

気付いてやれなかった僕は、親失格なんですけどね。


▼ 実力で黙らせた

娘には、

足が速い

という、武器がありました。

学校での体力測定で、部員の中で、ただ1人、50m走を6秒台で走りました。
監督さんが、そこに眼を付けてくれました。
夏が終わり、新チームになると、娘は外野手をするように言われました。
新チームの中で、次第に試合にも使ってもらえるようになり、センターを守るようになりました。
秋の大会では、背番号8をもらいました。

それ以降、娘の背中には

8

が付いています。

荷物持ちもパシリもやってないそうです。
今、野球が

めちゃくちゃ面白い

そうです。

入部したての頃は、おそらく、ホントに辛かったんだと思います。
いろんな、心ないことを言われたこともあったのかもしれません。
荷物持ちにパシリもやって…

でも

娘は、

野球

で、それを跳ね返した。

周囲の雑音を、実力で黙らせた。

そのことには、僕は

純粋に

スゴい

と思います。

親としては失格ですが、僕は、我が娘は

スゴい

と思います。


以上でーす。

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