みなさん、こんにちは、こんばんは。
さて、今回のnote記事は僕の𝕏配信スペース「#EDDIEのかく語りき」18回目の配信まとめです。2023年の年内最後の配信コラムです。
トピックとしては、12月のピックアップ映画で『きっと、それは愛じゃない』と『ティル』を取り上げています。
AppleTV+最前線でドラマ『SEE~暗闇の世界~をご紹介。
翌月1月の期待の新作も紹介していますので、来月の新作映画セレクトの参考にしてもらえたら嬉しいです。
さらに、Xで募集したハッシュタグ「#あなたの好きなスプラッター映画」の特集をいたします。
2023年12月17日(日)22時〜Xのスペースで配信した「#EDDIEのかく語りき」第18回目のトークテーマについてまとめていきます。
細かい話は配信の方で語っていますので、アーカイブを聴いていただけると幸いです。
❶EDDIE12月のピックアップ映画
『きっと、それは愛じゃない』
今回ご紹介する新作映画1本目は『きっと、それは愛じゃない』です。
正直、ラブストーリーとしてはそんなに斬新性があるわけではなく、結末もある程度読めるのですが、設定が面白くて、リリー・ジェームズ演じる主人公がドキュメンタリー監督なんですね。
彼女は過去に一度賞をもらったことがある才能ある監督ではあって、ただ作風の問題でなかなか一般受けしないとかの理由でなかなか新作の企画が通らないって状況だったんです。
すると実家の隣のご近所さんで幼馴染が見合い結婚をするというニュースが舞い込み、彼女自身結婚願望がないわけではないけど、「結婚するなら恋愛結婚で好きになった人と結ばれたいし、そもそも今の時代に見合い結婚ってどうなの?」って具合に彼のドキュメンタリーを撮ろうと持ちかけるわけです。
色々な紆余曲折はありながらも撮影することになった彼女は、彼の知らない一面や文化の違いを知っていくという話。
だから僕がこの映画を面白いと思ったのは恋愛映画としてではなく、パキスタンにルーツを持つ男性のルーツを探り、ムスリムの文化的背景や自分たちが当たり前だと思っていた文化との違いを見せつけられるという学びの点が大きいです。
宗教的価値観やその価値観を持つ家族を持つことで結婚一つとっても全く異なる考えに至るんだなと。
あとはキャラクターのユニークさも良くて、リリー・ジェームズの母親役のエマ・トンプソンがツボでしたね。
いろんな映画のセリフや映画のタイトルが引き合いに出されるなど、映画好きとしてもニヤリとするシーンが随所に挟まれています。
▼特別映像
『ティル』
今回ご紹介する新作映画2本目は『ティル』です。『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール報復の荒野』のダニエル・デッドワイラーが主役、ほかウーピー・ゴールドバーグが共演しています。
この映画は本当に凄まじかったですね。
主人公のメイミーには大切な14歳の息子エメットがおり、その息子が生まれ故郷を初めて離れ、出稼ぎの仕事をしにいくんですね。親戚のもとをたずね、綿花の栽培の仕事をするんですが、生まれ故郷のシカゴでは想像もできないほどの南部の白人至上主義に驚かされます。
母には口酸っぱく白人には歯向かうなと言われていても、彼はやはりその厳しさを知らない分生来のお茶目でお気楽な部分が出てしまったわけです。
そこからはネタバレにもなるので細かい言及は避けますが、先ほどのあらすじにもあった通り「エメット・ティル殺人事件」という実在の事件、つまり彼は白人集団に拉致されてリンチされて死亡してしまうんです。
ここまでで彼の優しい人柄やお調子者な部分、母親を愛し仲睦まじい模様を見せられた後に、本当に衝撃的な映像を見せつけられます。
そして母メイミーの決意の言葉、表情、この一連のシーンを見せられて、僕は涙を我慢できませんでした。
そこからは裁判劇に移っていくんですが、とにかく白人と黒人の当時の立場の違いやどうしようもない黒人の圧倒的な地位の低さ、これらを見せつけられていくので、どんどん苦しくなるとともに観ているこちら側もしらばっくれる白人たちに怒りが増幅していきます。
そういう意味では白人側の1人であるキャロリンという役を演じたヘイリー・ベネットが素晴らしかったですね。というか本当に腹立ちました。今年のベストヴィラン候補の1人と言っても良いでしょう。マジでなんだよこいつと。
あまりにも壮絶で腹立たしくもなる作品ですが、心を揺さぶられるシーンも多く本当におすすめです。今年のベストを決める前にこの映画をぜひ観てください。
❷1月期待の新作映画
隔週第3日曜日の恒例である、「来月の注目新作映画」についてまとめていきます。
本コーナーはリスナー参加型で実施しており、まずは私が観ようと思っている次月の注目新作映画を紹介していきます。
その間にリスナーの方々にコメントをいただきながら、次月にどんな映画を観るかの参考になるような時間にできればと考えているコーナーです。
私の趣味嗜好だけでなく、リスナーさんからの注目映画を教えてもらうことで、「そんな映画があったんだ!」「それ面白そう!」とかの発見になれば嬉しいと考えて設けています。
【EDDIEの1月公開の注目新作映画】
●『笑いのカイブツ』/2024年1月5日公開
●『アクアマン 失われた王国』/2024年1月12日公開
●『カラオケ行こ!』/2024年1月12日公開
●『ゴールデンカムイ』/2024年1月19日公開
●『僕らの世界が交わるまで』/2024年1月19日公開
●『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸(さき)わう夏』/2024年1月19日公開
●『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE』/2024年1月19日公開
●『哀れなるものたち』/2024年1月26日公開
●『サウンド・オブ・サイレンス』/2024年1月26日公開
●『違う惑星の変な恋人』/2024年1月26日公開
【リスナーさんの10月公開の注目新作映画】
●『エクスペンダブルズ ニューブラッド』/2024年1月5日公開
●『レザボア・ドッグス』デジタルリマスター版リバイバル公開/2024年1月5日公開
●『コット、はじまりの夏』/2024年1月26日公開
❸AppleTV+最前線/ドラマ『SEE~暗闇の世界~』
今回のAppleTV+最前線は、シーズン3まで配信されたドラマ『SEE~暗闇の世界~』を取り上げます。
▼『SEE~暗闇の世界~』シーズン1予告動画
▼『SEE~暗闇の世界~』シーズン2予告動画
▼『SEE~暗闇の世界~』シーズン3予告動画
もしも世界が暗闇に覆われてしまったらどうしますか?
ということで、今回のAppleTV+最前線ではドラマ『SEE〜暗闇の世界〜』を取り上げます。
ドラマ『SEE〜暗闇の世界〜』のはじまり
そう、視力を失った者たちが生きる世界を題材にしたディストピアSFドラマなんですね。
今回このドラマを取り上げた理由は、まさにこれこそおすすめしたいスプラッタードラマの一つだったからです。
今回の特集に関連づけられるAppleオリジナル作品で一番に思い浮かんだのがこちら。
ジェイソン・モモア主演で、彼はとある部族の部族長ババ・ヴォスを演じており、彼のアクションが凄まじいです。
目の見えない世界での目の見えない者同士の戦い、アクションの見せ方が実に斬新です。
シーズン2ではババの兄弟の役としてデイブ・バウティスタも登場します。
ババの主要な武器が日本刀で、甲冑のような防具を身にまとい、ババの子供達はハニワとコフンという名前で何かと日本を連想させる設定です。
ちなみに息子のコフン役は今年公開された映画『グランツーリスモ』で主役に抜擢されたアーチー・マデクウィです。今、注目度の高まった彼もこのドラマを通して、大きく成長していきますので、彼の存在にも要注目ですね。
あとこのドラマの見どころはシルビア・フークス演じる王女ケインというキャラクターです。
この盲目の世界の統治者であり、傲慢な独裁者なのですが、3シーズンを通じて大きく立場が変わっていく模様が追っていて一番面白いです。
僕が2023年の頭から始めた素晴らしいドラマに栄誉を与えるEDDIE賞という企画があるのですが、そのドラマ部門で最優秀悪役賞を受賞しています。ただ彼女も転落があり、そこから這い上がっていく図太さが見られるんですね。
一度力でトップまで行き着いた人間は一度落ちぶれても再び這い上がることができるという芯の強さを見せられ、
悪役ながら非常に魅力的なキャラクターに仕上がっていました。演じたシルビア・フークスも実に素晴らしかったです。
シーズン1~3までいずれも8話構成です。
❹特集コーナー/#あなたの好きなスプラッター映画 特集
最後のコーナーとしては、「#あなたの好きなスプラッター映画」特集です。
今回は、クリスマス目前ということで、ただ恋愛映画や定番のクリスマス映画など敢えて自分の配信でやる必要はないよな…と考えて、サブテーマ「クリスマスにおすすめしたい」メインテーマ「#あなたの好きなスプラッター映画」ということでこのタグを作りました。
おかげさまでタグはトレンド入りもしまして、たくさんの方々に投稿参加していただきました。
今回はみなさんが投稿してくださったおすすめのスプラッター映画から1本気になる映画をセレクトして、クリスマスイブに僕が鑑賞してレビューするという企画内容です。
配信の中で紹介したタグや紹介しきれなかったけど気になった投稿をいくつか以下にご紹介します。
◆死霊の罠
◆ターボキッド
◆デンジャラス・プリズン -牢獄の処刑人-
◆アリス・スウィート・アリス
◆ロボコップ(1987年)
◆サスペリア2
◆ホステル(2005)
◆ワナオトコ
◆カラー・ミー・ブラッド・レッド
◆鬼畜大宴会
◆悪魔のいけにえ
◆バッド・テイスト
◆人魚伝説
◆スターシップ・トゥルーパーズ
◆タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
◆海と毒薬
◆東京残酷警察
◆処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ
◆ハウス・ジャック・ビルト
◆キャビン
◆エイリアンほか
◆サプライズ
◆ブレインデッド
◆ビヨンド
◆死霊のはらわた
◆哭悲ほか
◆ファイナル・デスティネーション
◆ドリーム・ホーム
◆ザ・スイッチ
◆るろうに剣心 追憶編(OVA)
◆屋敷女
◆座頭市
◆レディ・オア・ノット
◆エコエコアザラク III Misa The Dark Angel
◆SISU/シス 不死身の男
◆WRESTLE MASSACRE
これでも一部ではありますが、この中から珠玉の一本をセレクトさせていただきました。
そして、無事クリスマスイブを迎えまして、本日レビューをいたしました。
別途noteにも内容としてまとめようと考えておりますが、少々お待ちくださいませ。
◆まとめ
以上、今回も盛りだくさんでお届けしました。
配信の模様は下記のアーカイブにてご視聴ください!
次回配信は2024年1月7日(日)22時〜、𝕏の僕のアカウントよりスペースにて行います!是非是非フォローして聴いてください〜!
また、先日12月22日(金)に仲良しのフォロワーさんであるMachinakaさんと2023年映画年間ベスト10の配信をツイキャスにて行いました。
2023年4月より配信を開始して、なんとか年末まで続けることができました。これも全ては聴きに来てくださるリスナーさんのおかげです。いつもアーカイブで聞いてくださっている方々もありがとうございます!
2024年も一層頑張って続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
それでは良いお年を!アディオス!!