みなさん、こんにちは、こんばんは。
前回配信から色々と用事と重なり間が空いてしまいました。
EDDIEのかく語りきという配信を開始してから1年が経過し、最初はちゃんと続けられるかな…という思いもあったのですが、無事1周年を迎えることができました。
今回は、フォロワーさんやリスナーさんに支えられて続けてこられた配信1周年を記念して、「#推しの俳優の珠玉の一本」という特集を行いました。
僕自身がかなりミーハーで、映画やドラマを観れば観るほど推しの俳優が増えてきて、俳優の魅力についてもっと語りたい!という想いがあります。
そこで、いつもお世話になっているXのフォロワーさんや配信のリスナーさんたちの推しの俳優を教えてもらい、しかもその俳優さんが出演する映画で珠玉の一本とはどんな作品か!?を知りたいということでこの企画をするに至りました。
では、いつも通りのAppleTV+の特集や次月の期待の新作映画を紹介しつつ、メイン企画である「#推しの俳優の珠玉の一本」を紹介してまいります。
2024年4月21日(日)22時〜𝕏のスペースで配信した「#EDDIEのかく語りき」第25回目のトークテーマについてまとめていきます。
細かい話は配信の方で語っていますので、アーカイブを聴いていただけると幸いです。
①EDDIEのピックアップ映画/映画『アイアンクロー』
◆『アイアンクロー』
プロレスファンの自分にとってはたまらない作品でした。
鑑賞前から年ベス候補と豪語していましたが、期待に違わぬ怪作。プロレスを題材にしている作品ではありますが、いわゆる格闘技ものと一線を画すのは”気持ち良い”作品ではないということ。
上のあらすじに「呪われた一家」とあるように、この映画の登場人物であるフォン・エリック一家は次々と不幸に見舞われます。
あらすじ上ではケビン、デビッド、ケリー、マイクの4兄弟という設定が書かれていますが、ケビンが次男と紹介されていることからわかる通りあと一人紹介されていない長男がいるわけです。
その長男の存在については、映画でも触れられる部分なのでここでは書くのを控えるとして、史実と明らかに異なる点が一つあることには言及しておきましょう。
フォン・エリック兄弟は6人兄弟だったんです。
ここまでに紹介されていない6人目の弟、クリスという存在がありましたが、ご想像の通りそのクリスにも不幸が訪れています。
ショーン・ダーキン監督はクリスの存在を消したことについて、パンフレットのインタビューの中でこう語られていました。
実際のところ、2時間程度の映画に収めるにあたり、6人目をキャスティングすること、交通渋滞を起こさずに各キャラクターに個性を付すことの難しさというのも理由にあったかもしれないとは推察しています。そういう意味では、水道橋博士のコメントの通りドキュメンタリーではない劇映画という手法に認められるやり方と言えるでしょう。
この映画はマチズモ(マッチョイズム)が強調されており、父親の伝説的レスラーであるフリッツの独裁的な育成方針が彼らの運命を決めてしまったのかもしれません。
そういう意味ではマチズモ的な考えからの脱却であり、フリッツ目線で言えば息子たち、客観的に見れば家族と向き合うことの大切さを描いた作品であると言えます。
だからこそ、兄弟の中で最も優しく、ただプロレスラーとしては致命的な消極的な性格の持ち主であるケビンが主人公であることに意味があると考えられます。
あまりにも繊細なケビンの演技をザック・エフロンが見事に表現しており、そんなケビンが唯一生きながらえているというのは皮肉というよりも、人が生きる上で大事なことを教えられているようでした。
積極性が強く野心のあるデビッドやケリー、逆にレスラーとしては心が弱すぎるマイクが父親の期待に応えても応えなくても重圧からは逃れられないことを知ったことで、彼らは人生というレールから外れてしまったのかもしれません。
ケビンと家族のある人物がフォーカスされるラストシーンは、父親の強制と独裁から解き放たれた瞬間を見出しているようでとても印象的なカットでした。
あとは数々の名レスラーの登場には心が躍りました。
当時を知らなくても、ハーリー・レイスやブルーザー・ブロディ、ザ・シークなど、名前なら知っているような実在のレスラーたちが次々と登場します。
そして、僕が世界最高峰のプロレス団体WWEを熱中して観ていた頃にもベテランレスラーとして活躍していたリック・フレアーの全盛期の姿を見ることができました。これが実話ものを映画化する楽しさの一つでもありますね。
リック・フレアーを演じたアーロン・ディーン・アイゼンバーグのなりきり具合は抜群でした。
また、余談ですが、僕のアカウント名であるEDDIEの名前の由来はエディ・ゲレロというレスラーです。彼の甥っ子であり、現役時代にタッグチームを組んでいたチャボ・ゲレロ・Jr.が、キャストのレスリング指導(コーディネーター)を担当し、劇中にもザ・シーク役で登場したのは胸熱でした。
②AppleTV+最前線
今回のAppleTV+最前線では、前回同様に配信中もしくは最近配信開始したAppleオリジナル作品をご紹介します。
■ドラマ『シュガー』
■ドラマ『マネー~彼女が手に入れたもの~』
▼シーズン1
▼シーズン2
■ドラマ『フランクリン』
■ドラマ『パーム・ロワイヤル』
③5月期待の新作映画
隔週第3日曜日の恒例である、「来月の注目新作映画」についてまとめていきます。
本コーナーはリスナー参加型で実施しており、まずは私が観ようと思っている次月の注目新作映画を紹介していきます。
その間にリスナーの方々にコメントをいただきながら、次月にどんな映画を観るかの参考になるような時間にできればと考えているコーナーです。
私の趣味嗜好だけでなく、リスナーさんからの注目映画を教えてもらうことで、「そんな映画があったんだ!」「それ面白そう!」とかの発見になれば嬉しいと考えて設けています。
【EDDIEの5月公開の注目新作映画】
●『アイデア・オブ・ユー』/2024年5月2日配信
●『青春18×2 君へと続く道』/2024年5月3日公開
●『不死身ラヴァーズ』/2024年5月10日公開
●『恋するプリテンダー』/2024年5月10日公開
●『ミッシング』/2024年5月17日公開
●『湖の女たち』/2024年5月17日公開
●『碁盤斬り』/2024年5月17日公開
●『ボブ・マーリー:ONE LOVE』/2024年5月17日公開
●『ハピネス』/2024年5月17日公開
●『家出レスラー』/2024年5月17日公開
●『関心領域』/2024年5月24日公開
僕は3月11日の先行上映でいち早く鑑賞してきました。レビューはこちらです。
●『三日月とネコ』/2024年5月24日公開
●『バティモン5 望まれざる者』/2024年5月24日公開
●『マッドマックス:フュリオサ』/2024年5月31日公開
●『告白 コンフェッション』/2024年5月31日公開
●『映画 からかい上手の高木さん』/2024年5月31日公開
●『わたくしどもは。』/2024年5月31日公開
④「#推しの俳優の珠玉の一本」特集
今回の特集企画は「推しの俳優の珠玉の一本」です。
冒頭でも紹介した通りですが、今回はフォロワーさんやリスナーさんに支えられて続けてこられた配信1周年を記念して、「#推しの俳優の珠玉の一本」という特集を組みました。
僕自身がかなりミーハーで、映画やドラマを観れば観るほど推しの俳優が増えてきて、俳優の魅力についてもっと語りたい!という想いがあります。
そこで、いつもお世話になっているXのフォロワーさんや配信のリスナーさんたちの推しの俳優を教えてもらい、しかもその俳優さんが出演する映画で珠玉の一本とはどんな作品か!?を知りたいということでこの企画をするに至りました。
【Xハッシュタグで投稿いただいた推しの俳優の珠玉の一本】
X各ユーザーさんの投稿は、コラムの性質上貼り付けをすると不具合が起きて読みづらくなる(特にスマホだと読めなくなる)ので、気になる方はXの検索窓で「#推しの俳優の珠玉の一本」で検索いただいて見ていただければ幸いです。
◆HYDE/珠玉の一本『MOON CHILD』
◆ミア・ゴス/珠玉の一本『Pearl パール』
◆デンゼル・ワシントン/珠玉の一本『イコライザー』
◆デンゼル・ワシントン/珠玉の一本『ローマンという名の男 信念の行方』
◆オスカー・アイザック/珠玉の一本『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
◆ユアン・マクレガー/珠玉の一本『ビッグ・フィッシュ』
◆エドワード・ノートン/珠玉の一本『真実の行方』
◆アーノルド・シュワルツェネッガー/珠玉の一本『ターミネーター2』
◆ケヴィン・ベーコン/珠玉の一本『告発』
◆ロバート・デ・ニーロ/珠玉の一本『ゴッドファーザーPARTII』
◆アル・パチーノ/珠玉の一本『ゴッドファーザーPARTII』
◆ロバート・デ・ニーロ/珠玉の一本『タクシー・ドライバー』
◆ロバート・デ・ニーロ/珠玉の一本『マイ・インターン』
◆ロバート・デ・ニーロ/珠玉の一本『ミッドナイト・ラン』
◆キアヌ・リーブス/珠玉の一本『マトリックス』
◆キアヌ・リーブス/珠玉の一本『ジョン・ウィック』
◆キアヌ・リーブス/珠玉の一本『コンスタンティン』
◆ティルダ・スウィントン/珠玉の一本『コンスタンティン』
◆チョウ・ユンファ/珠玉の一本『男たちの挽歌』
◆ベニチオ・デル・トロ/珠玉の一本『悲しみが乾くまで』
◆ジャック・ニコルソン/珠玉の一本『カッコーの巣の上で』
◆トム・クルーズ/珠玉の一本『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
◆トム・クルーズ/珠玉の一本『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
◆ブラッド・ピット/珠玉の一本『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
◆ブラッド・ピット/珠玉の一本『レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い』
◆ブラッド・ピット/珠玉の一本『セブン・イヤーズ・イン・チベット』
◆ブラッド・ピット/珠玉の一本『バビロン』
◆ベネディクト・カンバーバッチ/珠玉の一本『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』
◆クリストフ・ヴァルツ/珠玉の一本『ジャンゴ 繋がれざる者』
◆ナスターシャ・キンスキー/珠玉の一本『テス』
◆ムン・ソリ/珠玉の一本『オアシス』
◆レア・セドゥ/珠玉の一本『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』
◆レア・セドゥ/珠玉の一本『あるメイドの密かな欲望 /(別題)小間使いの日記』
◆ファン・ジョンミン/珠玉の一本『ベテラン』
◆ライアン・ゴズリング/珠玉の一本『ドライヴ』
◆ティム・ロス/珠玉の一本『愛に囚われて』
◆伊澤彩織/珠玉の一本『ベイビーわるきゅーれ』
◆髙石あかり/珠玉の一本『ベイビーわるきゅーれ』
◆マルコム・マクダウェル/珠玉の一本『タイム・アフター・タイム』
◆ケイト・ブランシェット/珠玉の一本『キャロル』
◆ステファニー・スー/珠玉の一本『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
◆マーク・ラファロ/珠玉の一本『フォックスキャッチャー』
◆マーティン・シーン/珠玉の一本『愛の7日間』
◆クリストファー・ウォーケン/珠玉の一本『デッドゾーン』
◆ジェームズ・ウッズ/珠玉の一本『ヴィデオドローム』
◆フィリップ・シーモア・ホフマン/珠玉の一本『誰よりも狙われた男』
◆ソン・ドンイル/珠玉の一本『オオカミ狩り』
◆ヒース・レジャー/珠玉の一本『ダークナイト』
◆クリス・エバンス/珠玉の一本『gifted/ギフテッド』
◆椎名桔平/珠玉の一本『アウトレイジ』
◆エド・ハリス/珠玉の一本『スターリングラード』
◆ジェレミー・アイアンズ/珠玉の一本『M・バタフライ』
◆ジェレミー・アイアンズ/珠玉の一本『戦慄の絆』
◆トミー・リー・ジョーンズ/珠玉の一本『逃亡者』
◆クロエ・グレース・モレッツ/珠玉の一本『キック・アス』
◆ジェイク・ジレンホール/珠玉の一本『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』
◆ジェイク・ジレンホール/珠玉の一本『ナイトクローラー』
◆三浦春馬/珠玉の一本『真夜中の五分前』
◆ゲイリー・シニーズ/珠玉の一本『身代金』
◆チェ・ミンシク/珠玉の一本『オールド・ボーイ』
◆イザベル・アジャーニ/珠玉の一本『殺意の夏』
◆メアリー・エリザベス・ウィンステッド/珠玉の一本『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』
◆メアリー・エリザベス・ウィンステッド/珠玉の一本『10 クローバーフィールド・レーン』
◆ソフィア・ローレン/珠玉の一本『ふたりの女(1960)』
◆安藤サクラ/珠玉の一本『百円の恋』
◆サミュエル・L・ジャクソン/珠玉の一本『コーチ・カーター』
◆アラン・リックマン/珠玉の一本『いつか晴れた日に』
◆伊藤沙莉/珠玉の一本『獣道』
◆フランク・グリロ/珠玉の一本『コンティニュー』
◆フランク・グリロ/珠玉の一本『ウォーリアー』
◆フランク・グリロ/珠玉の一本『パージ:アナーキー』
◆阿部サダヲ/珠玉の一本『死刑にいたる病』
◆チョン・ドヨン/珠玉の一本『シークレット・サンシャイン』
◆ショーン・コネリー/珠玉の一本『バンデットQ』
◆ハーヴェイ・カイテル/珠玉の一本『マッド・フィンガーズ』
◆山口祥行/珠玉の一本『覇王~凶血の系譜~』
◆スティーブン・ユァン/珠玉の一本『バーニング 劇場版』
◆カラン・マルベイ/珠玉の一本『300 スリーハンドレッド 帝国の進撃』
◆ダニエル・デイ=ルイス/珠玉の一本『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
◆アラン・ドロン/珠玉の一本『若者のすべて』
◆ロバート・レッドフォード/珠玉の一本『ナチュラル』
◆エマ・ストーン/珠玉の一本『小悪魔はなぜモテる?!』
◆浜辺美波/珠玉の一本『君の膵臓をたべたい』
◆エル・ファニング/珠玉の一本『選ばなかったみち』
◆ジョン・ウェイン/珠玉の一本『ビッグ・トレイル(1930)』
◆ティモシー・シャラメ/珠玉の一本『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
◆ブラッドリー・クーパー/珠玉の一本『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』
◆クリスチャン・ベール/珠玉の一本『アメリカン・サイコ』
◆マーゴット・ロビー/珠玉の一本『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』
◆ジェラルド・バトラー/珠玉の一本『エンド・オブ・キングダム』
◆山﨑賢人/珠玉の一本『ゴールデンカムイ』
◆藤原竜也/珠玉の一本『デスノート the Last name』
◆ジェイソン・ステイサム/珠玉の一本『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
◆ヒュー・ジャックマン/珠玉の一本『グレイテスト・ショーマン』
◆バリー・コーガン/珠玉の一本『Saltburn』
【EDDIEの推しの俳優の珠玉の一本】
◆デイブ・バウティスタ/珠玉の一本『マイ・スパイ』
◆デイブ・バウティスタ/珠玉の一本『STUBER ストゥーバー』
◆クメイル・ナンジアニ/珠玉の一本『STUBER ストゥーバー』
◆シアーシャ・ローナン/珠玉の一本『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
◆クリステン・スチュワート/珠玉の一本『チャーリーズ・エンジェル』
◆アリシア・ヴィキャンデル/珠玉の一本『コードネーム U.N.C.L.E.』
◆ジョエル・エドガートン/珠玉の一本『ザ・ギフト』
◆ドウェイン・ジョンソン/珠玉の一本『ワイルド・スピード スーパーコンボ』
◆トム・ハーディ/珠玉の一本『レジェンド 狂気の美学』
◆芳根京子/珠玉の一本『累 かさね』
◆高良健吾/珠玉の一本『横道世之介』
◆柴咲コウ/珠玉の一本『GO(2001)』
◆スティーブ・カレル/珠玉の一本『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
◆木村文乃/珠玉の一本『ポテチ』
◆清原果耶/珠玉の一本『デイアンドナイト』
◆サム・ロックウェル/珠玉の一本『スリー・ビルボード』
◆イーサン・ホーク/珠玉の一本『魂のゆくえ』
◆まとめ
配信コラムは以上です。
今回は1周年記念ということで、かなりボリューミーなコラムとなりました。
X(Twitter)で募集したハッシュタグの投稿をほぼほぼ全部紹介しておりますので、なんと生地のボリュームは10万文字を超えました。
自分史上最高の文字量だと思います。
全文読むのは大変かと思いますので、気になる俳優のところだけ見てもらいながら、彼らの珠玉の一本って何だろうとか、最近気になる俳優がいるけど何から観たらいいかわからない!ってときに使ってもらえれば幸いです。
次回は5月5日(日)22時〜の配信を予定しております。
今回もありがとうございました。
▼配信アーカイブはこちらから。