【配信コラム】#EDDIEのかく語りき 第23回/AppleTV+最前線/ピックアップ映画『52ヘルツのクジラたち』/#あなたの好きなサム・ロックウェル映画 特集
みなさん、こんにちは、こんばんは。
新年が明けてからもあっという間の2ヶ月。もう3月ですか。
最近、体調崩している人が知り合いでもTwitter界隈でも見られますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
僕は最近バスケの後に疲れが溜まりすぎて次の日死んだように寝てしまいます。これまではバスケの後でも夜更かししたり、次の日も早くから起きて活動していたのに体の衰えを感じる今日この頃です。
あと、この2週間で観た新作映画は『コヴェナント』『落下の解剖学』『ネクスト・ゴール・ウィンズ』『マダム・ウェブ』『52ヘルツのクジラたち』
『コットンテール』『アーガイル』でした。『コヴェナント』『52ヘルツのクジラたち』『アーガイル』はこの後の特集で取り上げます。
個人的には『落下の解剖学』は年間ベスト級の傑作、『コットンテール』も家族再生の物語としてすごく好きでしたね。
あと下馬評の悪かった『マダム・ウェブ』が個人的には結構面白かったのは嬉しい誤算でした。年ベスとか上半期ベストには絡みませんが、配信きたらまた観たいなってぐらいには好きです。
#EDDIEのかく語りき 第23回トークテーマ
2024年3月3日(日)22時〜𝕏のスペースで配信した「#EDDIEのかく語りき」第23回目のトークテーマについてまとめていきます。
細かい話は配信の方で語っていますので、アーカイブを聴いていただけると幸いです。
①EDDIEのピックアップ映画/映画『コヴェナント/約束の救出』『52ヘルツのクジラたち』
◆『コヴェナント/約束の救出』
これぞハリウッド映画!と思わせる迫力と緊迫感がたまらない!
今は撤退をしていますが、アメリカ軍史上最長の20年にわたる戦争が終焉。つまり20年にわたりアメリカ軍がアフガニスタンに駐留をしていました。
本作で描くのはアメリカ軍が対立するタリバン政権とのいわゆるアフガニスタン問題。2001年9月11日に発生した「9.11アメリカ同時多発テロ事件」を皮切りに、アメリカはアフガニスタンに軍を派遣し続けます。
そんな双方の戦争の中で不遇な扱いを受けるのは戦い合う軍人たちばかりではありません。
現地で生活するアフガニスタンの人々は苦労を余儀なくされ、そんな生活から脱しようとアメリカに与するような行動をとれば指名手配のような扱いを受けてしまいます。
あらすじにもあるとおり、「アフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーから着想を得て誕生した」とあり、本作で描かれているドラマ部分は完全なるフィクションです。似たような境遇のアフガニスタン人通訳は存在するのでしょう。だから「これが実話なんてすごい!」とは思っちゃうと事実誤認になっちゃうので注意が必要です。
で、まさにその脚色した部分が、アメリカ軍の曹長が現地で戦闘を行った際に隊がほぼ全滅してしまい、曹長のキンリーと通訳のアーメッドだけが生き残るという話。命の危機に伏したキンリーはアーメッドに救われ、なんとかアメリカに戻ることができるのですが、次にアフガンで危機に瀕したのが彼を救ってくれたアーメッドだったということです。
「俺はあいつに救ってもらったのに、あいつは現地で指名手配犯になり家族共々危険に晒されている…俺が救わなくて誰が救うんだ!」という熱い絆のストーリーなんですね。
ここで彼はアーメッドを見つけるため、そして彼の家族を危機から救うためにビザの発行をするために東奔西走するわけですが、ここでガイ・リッチー監督がジェイク・ジレンホールをキャスティングした意味が出てくるんですね。もうここからジェイクの本領発揮。どうしようもない状況にキレまくり、あの独特の目力と大きな眼球でキレまくります。
本当に経験ある人ならわかると思うんですけど、何か調べ物したり契約しているプランの変更をしたりするために電話をかけても保留が長かったりたらい回しにあったりするのって本当にイライラするんですよね。
この辺りがアメリカのエンタメ映画の上手いところなんですが、真面目な題材を描いているのに笑わせてくるんです。でもそれが真面目路線の物語を決して邪魔しない。これってたぶん演出の仕方や俳優の演技、そして狙い通りのキャスティングがハマった瞬間に訪れる一種の奇跡のようなものなんですよね。
最終的にジェイク演じるキンリーは偽名を使って現地アフガニスタンに渡り、アメリカ軍という彼の仲間がいない孤軍奮闘状態でアーメッドを救うために彼を探すんです。
映像でぜひ観てほしいんですけど、彼らの絆の深さというか、命の危険を冒してまで自分を救ってくれた恩人にお返しとばかりに救い返す物語は、もうバディムービーとして至高です。激アツです。
アメリカの在り方という観点で、ちょっとイラついちゃう人もいるかもしれませんが、間違いなくバディムービーとして最高峰。バディムービー好きには是非とも観ていただきたい作品です。僕は公開されている間にもう一度は観に行こうと思っています。
◆『52ヘルツのクジラたち』
社会的に不遇を受ける弱者という役柄で言えば、最近『市子』という映画でも近しい境遇の役柄を演じていた杉咲花。彼女が主演のヒューマンドラマです。もう20代でこの手の役柄を演じる上で彼女の右に出る者はいないのではないでしょうか。それぐらい彼女の演技に圧倒されます。
本屋大賞を受賞した『52ヘルツのクジラたち』の実写映画化。意気揚々と映画公開前に原作を読もうと買ったものの、読む時間を作れず結局原作未読で挑みました。
正直、映画としては演出的に不可解な部分が多く、結構評価に困るなと思ったのですが、元の作品が持つ強度が凄まじく、そして杉咲花をはじめとしたキャストの演技が素晴らしくて加点評価方式の僕としては大満足。
「志尊淳の顎髭が…」と公開前からそのような声も散見されましたが、物語に入り込むとそんなことは気にならなくなり、しかも彼の顎髭も一応意味をなしているということで事前にそんな揶揄をしてしまったことに謝罪したくなるほど。本当にすみませんでした。
作品のテーマとしては、ヤングケアラーやDV、トランスジェンダー、児童虐待といった様々な問題を横展開させており、それぞれの問題に対して自分の認識ってどうなんだろう、見えない部分で差別意識が働いていないだろうか、と考えさせられるようになっています。僕は人間って何かしら差別意識って持っているものだと思っていて、「差別はしていない」とか言うのではなく、どこかで差別意識があるという認識を持った上で考え方を常にアップデートさせることが大事だと思っています。
この作品に限らず、このように自分が無意識の差別について、認識して考えを改める機会を作ってくれる映画という媒体の存在はありがたいですね。
で、作中に宮沢氷魚演じる新名がいわゆるアウティングをしてしまって、しかもそれを一種の正義感でやってしまうわけです。多分彼自身は罪悪感も何もなく、自分の愛する人を守るためにやるべきことをやったみたいな認識なんですよね。そこで、杉咲花演じる貴湖に向かって「自分は差別とかしない人間だけど」に近いようなセリフを言うシーンがあって、ここで「あっ」とさせられるんですね。
彼自身は劇中でもかなり良い人として登場して、ある意味貴湖を今の状況から変えてくれた恩人のような存在にもなっていくわけですが、このセリフを一つのきっかけとして心に壁ができてしまうんです。その瞬間の杉咲花の表情や動きも見事で、ところどころ演出はイマイチだと思わされながらもこう言うところでどんどん自分の作品に対する評価が加点されていったんですね。
今一度、原作小説を読んだ上で、この作品の解像度をもっと上げたいなとは思っているんですが、やはり自分が刺さったのは母親から支配されて自分の人生を生きられなかった貴湖が、自由を手に入れてからは新たに出会った一人の少年と心を通わせて新しい人生を歩もうと決心するところです。自分のためだけでなく、誰かのために生きるということ。一人の人間として自立していくってだけの話だったらここまで刺さらなかっただろうなと。
あと、ネタバレになっちゃうのでボヤかして伝えますが、この映画の結論の部分はかなりボヤッとしています。ここは僕は肯定的に捉えているのですが、それは映画などのコンテンツが与える影響は大きく二つあると考えているからです。一つはまだあまり知られていない制度や事象を大衆に伝えること、もう一つはまだ制度として出来上がっていないものでも一つの社会問題として発信することで制度の発展を加速させるきっかけにすること。
僕はこの作品が後者の役割を担ってくれるといいなと思っており、作品の評価は人それぞれなのでともかくとして、多くの人に届いて広がっていってほしいなと思っています。
②AppleTV+最前線
今回のAppleTV+最前線では、映画ドラマ『クリミナル・レコード』、映画『ラック〜幸運を探す旅〜』、映画『ARGYLLE/アーガイル』と盛りだくさんでお送りします。
■ドラマ『クリミナル・レコード』
『ドクター・フー』シリーズのピーター・キャパルディがダニエル、『グッド・ファイト』のクシュ・ジャンボがジューンを演じるクライムサスペンス。
個人的には中盤がちょっと中弛みを感じて、6話構成ぐらいだったらめちゃくちゃ良かったんじゃないかなと思ってはいますが、さすがのAppleオリジナル作品ということで、超有名俳優が主演していなくとも上質な作品に仕上がっています。
殺人事件の真相を刑事が解き明かしていくという典型的なディテクティブストーリーですが、このダニエルとジューンが電話や対面で怒鳴りあっていて迫力と緊迫感が常に保たれている絵的な面白さも堪能できます。
イギリスを舞台にした作品ですが、刑事ものという表のテーマのほか、「人種差別」や「偏見」といったテーマも内包されていて、色々な気づきも与えてくれます。
個人的に印象的だったのは、主人公の一人ジューンが黒人女性の設定なんですが、「あたなは色が薄い」というセリフを投げかけられるシーンです。
大きな枠として白人と黒人という人種におけるそれぞれの偏見や差別というのがあると思うのですが、この作品では黒人の中にも色の濃い薄いで差別のされ方の違いや薄い肌の色であればあなたには特権があるかのような言われ方はかなり衝撃的でした。
僕自身はこの作品を主要二人のバディムービーと勝手に期待していたところがあったので、その点ではどちらかというと「中堅の黒人女性刑事とベテラン男性刑事の攻防」という内容でちょっと期待したものと違った感はありました。それでも緊迫感の強いクライムサスペンスが好きな方にはお勧めできる見応えは十分にありました。
■映画『ラック〜幸運を探す旅〜』
映画ドラえもんが話題になっている時期ということで、AppleTV+には良質なアニメ映画もありますよ、ということで『ラック〜幸運を探す旅〜』をご紹介します。
本作はSkydance Animation(スカイダンス・アニメーション)の記念すべき第一弾の長編アニメーション映画。さらにはかつてピクサーを生み出したジョン・ラセターがスカイダンス・アニメーションのトップに就任し、ディズニー・ピクサーから移籍してきたペギー・ホームズが監督、ピクサー映画『カーズ』『カーズ クロスロード』の脚本を手がけたキール・マレーが脚本を担当した抜群の布陣。
僕がこの映画を取り上げる背景としてはそのような陣容の凄さというのもありますが、年間10本程度しかアニメ映画を観ない僕がめちゃくちゃ好きな作品になったという点が一番強いです。
まず、物語の設定としてやることなすことうまくいかないことばかりの運が悪い主人公サム。彼女の運の悪さをアニメだからこそ表現できるやり方で楽しく見せてくれます。だから冒頭からワクワクして観られるので、いきなり「面白い!」と世界観に引き込まれるんですよね。
もはやツッコミどころでもあるんですが、サムの運が悪すぎて色々な事故に巻き込まれるんですが、そこまでなって死なないのは逆に運が良いのでは?と思う点はご愛嬌。
そして、彼女はある日偶然にもとてつもなく運が良くなる銅貨を手にします。そんな奇跡的な境遇を経験してしまえば、人間って欲深い生き物なので銅貨が欲しいとか、この強烈な運の良さをもっと体験したいって思うと思うんです。
それが彼女はどこまでも人のために動く精神を持っていて、それが物語の推進力となっていくのが脚本としても素晴らしいところなんですね。
あと、この映画バディムービーとしても良質で、一匹の猫で“運の国”の住人(住猫)ボブと出会うんですね。このボブがめっちゃ可愛いんですよ。声はサイモン・ペッグがやっているんですけど、人間が決して足を踏み込んではいけない“運の国”に立ち入ってしまうサムとそれを止められなかったからと周りにバレないようにサムを隠そうと画策するボブという構図がこれまた楽しいです。
まぁサムが運の国に立ち入らなければ事件も起きないというそもそも論があるといえばあるんですが、彼女が運の国に行ったことで運の国の住人たちも新しい価値観が芽生えたり、新しい生き方を見出すきっかけになったりとそんな行動変容をわかりやすく表現しているのも良かった点ですね。
2022年配信で、アカデミー賞の長編アニメーション賞にもノミネートされましたが、定期的に見返したくなるぐらいには好きなアニメ映画です。
ちなみに主演のサムの声を演じたエヴァ・ノブルサダはブロードウェイの『ミス・サイゴン』でミュージカルに初出演し、トニー賞にノミネートされています。しかもトム・クルーズの大ファンだそうで、実写映画に挑戦する際には「絶対にトム・クルーズと共演したい」という夢を抱いています。そんなトム・クルーズとMIシリーズで共演しているサイモン・ペッグとバディとして組んだのは何かの運命ではないでしょうか。それこそ作品のテーマである”運”を呼び寄せたと言っても過言ではないかもしれません。彼女を実写作品でトム・クルーズと共演することを楽しみにしています(MOVIE WALKERのインタビュー記事より)。
■映画『ARGYLLE/アーガイル』
今回のハッシュタグ企画のきっかけとなった作品『ARGYLLE/アーガイル』。これも実はAppleオリジナル作品。日本では東宝東和が配給しているので、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』や『ナポレオン』同様に公開から2〜3ヶ月後に配信開始されるのかもしれません。
マシュー・ボーン監督といえば、『キングスマン』シリーズが代名詞ですが、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』といった大作も手がけており、とにかくスパイアクション大好き監督ですね。
そして、新たなスパイアクションとして封切ったのが本作『ARGYLLE/アーガイル』です。一度大人気シリーズを作ったジャンルでまた新たなシリーズとなると、どうしても比較論が出てしまいますが、今回はアメリカやイギリスでの公開時には散々な評価を受けており、その前評判もあってか日本ではそこまで叩かれていない印象があります。「思ったより悪くなかった」と。
とはいえ、個人的には結構キツかったですね。興味が持続しませんでした。少しずつ種明かしされていく中盤ぐらいから一種の驚きはあるものの、その後にも新事実が後出しジャンケンのように明かされていく構成に辟易。もう途中から「あぁそう…」みたいな気持ちで観ていました。なんなら眠かったですね。
アクションも一定の迫力はありましたが、ピークは序盤のヘンリー・カヴィルとデュアリパのダンスシーンとチェイスシーン。ただこのチェイスシーンがCG感満載で、気色悪かったですね。
極め付けは見せ方という点では凄かったものの、スケートのように滑走するシーンでは床に墨が敷かれておりその上を滑るという演出なんですが、膝をついているのに膝は綺麗なままでなぜか胸(肩?)あたりが汚れているという意味不明さ。雑だなぁと。
物語の構成にも脳みそがついていかない後出しジャンケン感と見せ場であるはずのアクションですら体たらくで、自分が推しているApple作品とはいえ擁護のしようがないぐらい入り込めませんでした。
③アカデミー賞ノミネート作品を予習しよう
日本時間3月11日(現地3月10日)にアカデミー賞授賞式があります。
当日は僕も映画好きの仲間たちとツイキャスでその模様をお届け予定なので、せっかくですしノミネート作品をまとめておこうと今回取り上げることにしました。
【作品賞ノミネート】
作品賞でやはり最有力は『オッペンハイマー』でしょうね。それ以外あり得ないのではないでしょうか。
【主演男優賞ノミネート】
主演男優賞は『オッペンハイマー』のキリアン・マーフィー有力かと思われますが、映画賞各賞でも受賞で注目高まっている『ホールドオーバーズ(仮題)』のポール・ジアマッティもありえるでしょうね。まだ日本公開ないのが悔やまれますが。
【主演女優賞ノミネート】
主演女優賞は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーンでしょう。『哀れなるものたち』のエマ・ストーンも凄まじかったですが、今回は事前の盛り上がりなどを考えてもリリー・グラッドストーン以外あり得なさそうです。
【助演男優賞ノミネート】
助演男優賞は『オッペンハイマー』のロバート・ダウニー・Jr.でしょう。これも日本公開はアカデミー賞授賞式後というのが確認できなくて辛いですね。
【助演女優賞ノミネート】
助演女優賞は『ホールドオーバーズ(仮題)』よりダヴァイン・ジョイ・ランドルフでしょう。個人的には『バービー』のアメリカ・フェレーラにも獲ってほしいですけどね。
【監督賞ノミネート】
監督賞は悲願の受賞あるか…クリストファー・ノーランには受賞して欲しいものです。
【脚本賞ノミネート】
脚本賞の最有力は『落下の解剖学』でしょう。他のノミネート作品と比較しても圧倒的だと思われます。
【脚色賞ノミネート】
脚色賞は最も熾烈な争いを極める部門です。個人的には『アメリカン・フィクション』を推したいです。
【国際長編映画賞ノミネート】
国際長編映画賞は『関心領域』ですかね。
【撮影賞ノミネート】
撮影賞は『オッペンハイマー』か、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』か。まだ日本公開前ということで、ここでは『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』推しでいきましょう。たぶん『オッペンハイマー』な気がしますけどね。
【編集賞ノミネート】
編集賞は『ホールドオーバーズ(仮題)』がここで獲りそうです。というか他のノミネート作品は長尺すぎるんですよ。
【美術賞ノミネート】
美術賞はセットの凄さが記憶に新しい『哀れなるものたち』を推したい。対抗は『バービー』ですかね。
【衣装デザイン賞ノミネート】
衣装デザイン賞は『バービー』でしょう。
【メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート】
メイクアップ&ヘアスタイリング賞は『マエストロ:その音楽と愛と』でしょうか。ここもどれもが受賞の可能性ある部門ですね。
【視覚効果賞ノミネート】
視覚効果賞は予算も少ない中で盛り上がりを見せている『ゴジラ-1.0』が獲ると信じたいです。
【音響賞ノミネート】
音響賞はまだ日本公開が来ていませんが『オッペンハイマー』じゃないでしょうか。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』がチャンスあるとしたらこの賞ですかね。
【作曲賞ノミネート】
作曲賞は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を推したい。個人的にはルドウィグ・ゴランソン好きなので『オッペンハイマー』でもいいんですが、やはりまだ劇場で観ていないのでなんとも言えません。
【歌曲賞ノミネート】
歌曲賞は『バービー』の「What Was I Made For?」でしょう。
【長編アニメーション賞ノミネート】
長編アニメーション賞はゴールデングローブ賞など他の映画賞でも席巻している『君たちはどう生きるか』が最有力でしょうね。
【短編アニメーション賞ノミネート】
短編アニメーション賞は分かりません!『Letter to a Pig』予想にしておきます。
【長編ドキュメンタリー賞ノミネート】
長編ドキュメンタリー賞は『実録 マリウポリの20日間』でしょうか。ここも正直分かりませんが、最近、近日中の日本配信が決まった『To Kill a Tiger(原題)』あたりも可能性があるのでしょうか。
【短編ドキュメンタリー賞ノミネート】
短編ドキュメンタリー賞は『ラスト・リペア・ショップ』かな。これも分かりません。
【短編実写映画賞ノミネート】
短編実写映画賞は唯一鑑賞した『彼方に』を推します。『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』は僕は好みじゃありませんでした。
④「#あなたの好きなサム・ロックウェル映画」特集
サム・ロックウェルが出演する新作映画『ARGYLLE/アーガイル』公開を記念したハッシュタグ特集です。
主役からメインキャスト、サブキャストまで何を演じさせても個性的で強烈な印象を残すサム・ロックウェル。今回のタグでも彼を愛する多くの方々から投稿をいただき、彼に魅了される人たちが多いことを再認識しました。
僕個人としては、オールタイムベスト映画の一つである『グリーンマイル』が彼を意識し始めたきっかけ。さらに2010年代後半から注目作品にも次々と引っ張りだこになったことで、コアなファン層に愛される存在から大人気俳優へと変貌を遂げたといえるのではないでしょうか。
まずは、彼の簡単なプロフィールはこちら。
【サム・ロックウェル出演作品/全59作品】
今回は、Xのハッシュタグで募集した彼の出演作を投票制として、珠玉の1作品を投稿していただいた場合は1点、複数作品を投稿いただいた場合は0.5点としてランキングを作成しました!
サム・ロックウェル出演作品で人気を博したものはどれでしょうか。
ではランキングを下記の通り発表します!
10位:ギャラクシー・クエスト(ガイ・フリーグマン)/3.5点
10位:グリーンマイル(ワイルド・ビル・ウォートン)/3.5点
7位:セブン・サイコパス(ビリー・ビッケル)/4.5点
7位:リチャード・ジュエル(ワトソン・ブライアント)/4.5点
7位:バイス(ジョージ・W・ブッシュ)/4.5点
6位:チャーリーズ・エンジェル(エリック・ノックス)/5.5点
4位:バッド・バディ!私と彼の暗殺デート(ミスター・ライト / フランシス)/6.5点
4位:月に囚われた男(サム・ベル)/6.5点
3位:プールサイド・デイズ(オーウェン)/8.5点
2位:スリー・ビルボード(ジェイソン・ディクソン)/10点
1位:ジョジョ・ラビット(クレンツェンドルフ大尉/キャプテンK)/12.5点
◆まとめ
今回の配信コラムは以上です。
サム・ロックウェルが想像以上に人気で僕も企画のしがいがありました。
次回は3/17(日)に配信予定です。
今回もありがとうございました。
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