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【魔男のイチ】オモロいんだけど…世界設定の妙withカグラバチ

【魔男のイチ】ちゃんとおもしろいですよねぇ。絵は綺麗だしテンポも良いしキャラもタッてる。流石作者の地力を感じる新連載というかんじ。

 ただ一点気になってしまって、それが喉につっかえた小骨の様にずーっと引っかかる。
なんでこんなに引っかかっているかっていうと最早こじ付けだからです。

てことで今回はつっかえた小骨を外の世界に吐き出したい、ただそれだけの回です。
何故withカグラバチかというと、僕が【カグラバチ】で地味に好きなシーンと【魔男のイチ】で地味に引っかかるシーンにある共通点があったからですね。

早速両シーンを見てください。

カグラバチ3話より
魔男のイチ1話より

どちらも作中世界の説明ターンである事が分かります。
「何を言いてぇんだテメェは」って感じだと思うんですが、僕が気になってしまったのは【魔男のイチ】で使われた“この世界において”という言葉なんですよ。

マジでこじ付けだし粗探しっぽいし僕を決して嫌いにならないで欲しいんですが、この言葉を見た時、若干冷めてしまったんです。
「あ〜、ただの作り話で漫画の中の話だ〜」って感じで。

1つ言っておくと漫画が創作物なんてことは当然分かってますよ、過激派オタクでも無いつもりです☹️

例えば僕らはこの世界を生きていて、それが全てじゃないですか。そこに読み手がいて読み手にこの世界の特異性を説明することなんてないじゃないですか。てかこの世界が当たり前なんだから僕らにとって特異ですら無いじゃないですか。

それを“この世界において“って感じで「貴方が知ってる魔法の設定とは違うと思うんだけど」みたいに言われると一気に漫画の中に存在している世界が無機質で死んでいる感覚になっちゃうんですよね。その中で何が起こっていても冷たく感じてしまう。

一方でカグラバチのシーン(厄介ムーブをしているようで凄く自己嫌悪に陥るのですが許してください)。
知っての通り、日本は刀社会
こぉれは秀逸じゃないですか!?
あくまで当然の共通認識の様に開示することで創作物の世界に奥行きを持たせる手法(個人の感想ですが)!これだけで創作でありながら、そこに生きている人々を想像出来るし世界が鮮明になる気がしませんか???
 僕がもし創作物を描くなら是非パクりたいと思います。
刀と日本という実在ベースに対して魔法とファンタジー世界を比べてる時点で相当不利ではあるんですが論文とかじゃないので許してください

おわりに

とまあ良くもこんなこじ付けを長々と書き走りやがったなって感じではあると思うんですが

スッキリしたーーーーー!!!


結構こういうどうでも良いモヤモヤで夜寝れなくなっちゃったりするんですよね。吐き出せました。

とはいえ【魔男のイチ】始まったばかりですし普通に面白いです。
最近のジャンプの新看板探しの実力者召喚ムーブ、正直ワクワクするんで好きです。次はどんな実力者が、、、?

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