腰痛は冷やした方が良いのか、温めた方が良いのか

腰痛時に腰を冷やした方が良いのか、温めた方が良いのか、迷った経験はないでしょうか。

間違ってやってしまうと悪くなりそうだし、かと言って何もしないのも不安なので、悩まれている方も多いはず。

実際、どのように対応すべきかはケースによっても違いますので、それぞれについてまとめてました。

まずは腰痛の発症パターンを抑えておこう

まずは、腰痛の発症パターンについて説明していきたいと思います。

これらを知っているだけでも、自分の腰痛をどう対処すればいいのか、判断しやすくなると思います。

多くはこの2パターンです。

一つ目は、重い物を持ったり、急に体を動かしたなど、何かの動作で痛めてしまったパターン。

これらは、体を動かした事で筋膜や関節周りの靭帯が引き伸ばされ、負担に耐え切れなかった組織が損傷することで痛みを引き起こします。

現代では減少傾向にありますが、肉体労働の方や引っ越し、荷物の移動など、腰に負担をかけてしまった場合に発症する事が多いです。

2つ目は、座り過ぎや同じ姿勢を続けた事で、腰を痛めてしまったパターン。

こちらはデスクワークや立ち仕事の方に多いです。

同じ姿勢を長時間続けていると、負担のかかる場所が集中してしまいますので、腰椎に負担がかかれば、当然腰痛を引き起こします。

また、立ち仕事などで足の筋膜が固くなると、骨盤を歪ませる原因にもなりますので、腰痛になってしまう事があるのです。

※上記以外にも、内臓やストレスからくる腰痛もありますが、今回は割愛しています。

冷やした方が良い腰痛、温めた方が良い腰痛

上記を踏まえて、冷やした方が良い腰痛と、温めた方が良い腰痛を解説していきたいと思います。

冷やした方が良いもの
冷やした方が良い腰痛は、基本的に何かの動作を行って痛めたものです。

重い物を持ったり、スポーツで痛めたなど、何かの動作で痛めた場合は、腰に炎症が起きている可能性がありますので、患部を冷やしてあげてください。

その際ですが、腰を触るとだいだい熱感があると思いますので、もし熱を感じるようなら、すぐに冷やした方が良いと思います。
(炎症は、痛めてから24時間〜48時間くらいでひどくなるので、痛めた直後は熱感がない場合もあります。)

温めた方が良いもの
温めた方が良い腰痛は、特別痛めたものではなく、座り過ぎや立ち過ぎなど、同じ姿勢を続けて痛くなってしまったものです。

これらは同じ姿勢を続けた事で、血行が悪くなったり、腰椎が歪んで痛みを引き起こしている可能性が高いです。

腰を温めることで、患部の循環が良くなると、関節や筋肉が緩んで痛みが軽減される場合がありますので、該当する場合は、患部を温めてあげてください。

疲労で痛くなってしまった方もこちらに該当しますが、腰を触ってみて、熱感があるような場合は、痛めた記憶がなくても温めない方が良いです。

よくわからない場合は?
自分の腰痛がどちらに該当するのかよくわからない場合は、温めたり冷やしたりせず、そのまま別の対策をとった方が良いです。

実際、腰痛を改善させるためには、冷やしたり温めたりするよりも、重要な事がたくさんあります。

いずれnoteでも改善法をまとめたいと思いますが、まずはそちらを重視してあげてください。

また、一つの目安として、実際にどちらかをやってみて、「体が楽になるか」というのを確認してみても良いです。

体が楽になれば、それは効果のある証拠ですので、そのままその方法を続けてあげてください。
※ただし、熱感があったり、炎症が起きている時に温めるのは厳禁です。

まとめ

今回は冷やした方が良い腰痛と、温めた方が良い腰痛についてまとめてみました。

冷やした方が良い腰痛は、動作によって痛めてしまったもので、炎症が起きている場合です。

反対に温めた方が良い腰痛は、座り過ぎや疲労などで血行が悪くなり、腰が痛くなってしまった場合です。

どちらもプロレベルではそこまで重要視していませんが、一般の方が自分で対応するためには、知っておいた方が良い事だと思います。

少しづつでも対処していけば、ひどい腰痛も防げると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

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