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【感謝】新ブランドへ向けた肉イベントを実施しました
2/29(肉の日)に、新ブランドの第一歩となる日であり、宮崎県新富町とのコラボレーションイベントでもある肉イベントを開催し、ありがたいことに超満員御礼という形で迎えることができました。
今日はその感謝の気持ちを込めて、食を通じたウェルネスについて考えていること、実現したいことを書きます。
ものすごい量になりそうなので、いくつかに分けて連載します。
なぜ肉が好きなのか
始まりはタンパク質がきっかけでした。
高校で部活を引退してから筋トレにハマり、18歳から21歳までパーソナルトレーナーとして活動していたので、身体作りに欠かせないタンパク質を十分に摂るために鶏肉、牛肉、豚肉を調理し始めました。
調理と言っても、本当に焼くだけ。その時に焼き加減で美味しさが全く変わるのを知り、興味関心が溢れ、焼き加減に異様なこだわりを持つようになりました。
この記事では割愛しますが、そこから自分で何かやりたいという想いが強まり、ある日、串焼き屋で食事をしていた時に「焼くなら、俺もできるんじゃないか?」と本気で考え、串焼き屋をやろうと決めました。
そして22歳から食肉業界へ関わり、最初は23歳の時に、その日に食肉となった豚ホルモンを使う串焼き業態を始めたのが始まりでした。豚ホルモンから始めた理由は、原価が安定していたので商売に向いていたからというビジネス的な観点です。
そこでありがたいことに、繁盛店と呼ばれるブランドになり、豚ホルモン以外の牛肉も紹介してもらえるようになりました。今思えば、20代前半から食肉加工(ここでいう加工とは商品にするという意味)の現場を見せてもらえたことは自分にとってとても大きかったです。
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そこからご縁がご縁を呼び、牛肉だけでなく鶏肉、そして鹿肉、猪肉などのジビエをつくるハンターに会ったり、加工場へお邪魔したりなどし、ジビエがまだ食肉として機能していない理由なども知りました。
そこへ関わる人や、実際の現場の様子など、一次情報がどんどん増え、ただ美味しく食べるだけでなく、動物の生命をいただいている食肉業界自体を考えるようになり、当時25歳だった自分は、仕事を楽しめなくなっていきました。
私の実力不足で従業員とも上手くいかないことが増え、心身の健康を壊し、実は2年前まで飲食業界からも距離を置いていました。
ここも別でお話できればと思いますが、飲食業界から距離を置いていた時に、人の原理原則やリーダーシップに関して、自分を何度も内観、内省しながら多くの学びを得ることで、自分が人生のテーマに「生きる活力であるウェルネス」を持っていること、生きる活力には食が関わっていること、そして本当のリーダーシップとは、自ら解決したいと本音で思える未来に対し、自ら責任を引き受けることだと腹落ちし、人生をかけてやろうと心に誓い、再び食を中心にやっているのが、今です。
まとめると、肉が好きな理由は、食べることが好きなのはもちろん、生命の恵みであり生命のエネルギーを心身で感じられ、生きる活力そのものだからです。
イベントまでどんな流れがあったのか
とてもじゃないですが、自分1人では、ただ実現したいことを言うだけで終わっていたと思います。ここには、本当に多くの人が関わってくれたおかげで、実現したストーリーがあります。
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ある日、AGRIST代表/こゆ財団代表理事の齋藤潤一さんと、旧ブランドの焼肉屋で肉を囲んだのが、このイベントの始まりでした。「めちゃくちゃ美味い!」とお肉の質と料理の味、メンテナンスの行き届いた生ビールに絶賛いただいた一方で「価格ミスってない?」「味以外のこともっとできる!」「もったいない!」「何でワインないの?」などなど、自分がいかに経営者としてビジネスに向き合っていないか、肉のことばかり考えて、売る価格やクリエイティブによって利益をもっと増やすことができて生産者や従業員へもっとお金や刺激的な仕事を還元できるのに、それをいかにサボってきたか、ようやく気づきました。「美味しいお肉と料理を提供する」という次元で収まっていた自分に気づき、その場で「コンセプトを明確に持ち、商売繁盛が生産者まで循環する新ブランドをつくりたい」という話をしました。
そして潤一さんに大きなエネルギーを貸り、その場でご一緒していた、こゆ財団のマミさん、デザイナーのユウスケさんにも大きなエネルギーをお借りし、イベントまでの道のりが決まりました。(マミさんもユウスケさんも、イベントまでもイベントでも、2人がいなかったら何もできなかったというのが大袈裟ではないほど協力いただきました涙)
「グローバルに愛される日本ブランドにする」と決め、ただ飲食店として売るだけでなく、それが生産者やその土地の魅力を伝えることになり、生産者まで循環することを重視しました。その第一弾が宮崎県新富町。
すぐに生産者、町長へ直接お会いする機会をセッティングいただき、と宮崎へ飛びました。(ちなみに、既存のやきとんブランドでは子会社で食肉の生産からやっていて、その現場である食肉市場が宮崎にあります。ご縁です。)
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きっかけとご縁をいただいてる齋藤さん、アーティストのともさん、ご提供いただいたうま藻の皆様、生産者の皆様、JA児湯の皆様、こゆ財団の皆様、マミさん、ユウスケさん、マーシー、シモディ、経営パートナーのひろさん、シェフの市川さん、手伝ってくれたバイトのメイとミオウとアンさん、そして、当日お越しいただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
イベントはどうだったのか
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SirloinのSirは強さを象徴する人や物へつける言葉
Yes sir !!
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これからボトル入れてくれた皆さんを〝将軍〟と呼ばせてください。
イエッサー!
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結果は大盛況で、ポジティブなお声を本当にたくさんいただきました!ありがとうございます!
ただ、未完成で完璧ではない内装、ホール、オペレーション、ワインとシャンパンの数(各銘柄、すぐ無くなってしまいすみませんでした・・・)、料理によっては各卓に行き渡らない問題など…ご迷惑おかけしました。
改善点は多くありますが、コンセプトと肉と料理には確信を持てた1日でもありました。
6月OPENに向け、日々改善、日々成長のプロセスも、多くの方と楽しめるよう全力で進めて参ります!イエッサー!
今後に向けて
とにかく「同じ未来を見る仲間と出会いたい」が一番のメッセージです。
私が仕事のテーマとして常に持っていることが「ウェルネスに生きる人を増やし、生きる限りの自分を使って活力の循環を生み出す」こと。
私が考えるウェルネスとは「生きる活力」です。
食は栄養として以上に、心身ともに生きる活力を与えられる最高のソリューションだと思っています。
味や栄養はもちろん、食材の持つ情報、関わっている人の情報、食を体験する空間、その一口に関わる人の繋がり。
食へのこだわりはもちろん、それを伝えるクリエイティブにも、同じくらい向き合う仕事を一緒にしたいです。
(〝ではない〟人)
・「食」に興味関心がない
・地方に興味関心がない
・変化のない仕事を求めている
・人とのやりとりが面倒
・他社とも仕事するとか面倒
(〝である〟人)
・「食」が好き
・クリエイティブが好き
・人との繋がりを感じるのが好き
・食の宝庫である地方の魅力を伝えたい
・色んな人と思い切り仕事し成長したい
まずは気軽に話しましょう。最優先で時間をとらせてください。
下記、インスタからDMください☺️
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生きる活力の循環を、共につくる仲間を待っています!
飲食店を、楽しもう!