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フロー理論 アクティビティ高付加価値、楽しさ、満足度とは何か

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フロー理論をベースにした、アウトドアアクティビティの高付加価値化や満足度について分析したノートです。
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#チクセントミハイ

知的好奇心系フローとマンスプレイニングの問題について考える。

相手を見下し、知識をひけらかす「マンスプレイニング」つい先日、出張先の某所で、とある展示の解説員の方に、まさにマンスプレイニングをキメられ、全く自分がフローに入れなかった実体験をした。強烈な経験だったのだが、だからこそ、自分の心理を改めて考え、意識と集中がどう発生するかについて客観的に考えることができ、フローと結びつけるよい機会になった。 知的好奇心を満たすとフローに入れる、ということは最近、少しづつ確信を持ち始めている。つまり意識の集中が起きれば、脳内のマインドをハック(

フロー体験についてのまとめメモ

チクセントミハイのフロー理論を知らない人に向けて、簡単に参考資料をまとめておきます。 チクセントミハイ本人によるTEDこの動画が一番わかりやすいので、まずご覧ください。ゲーム業界におけるフローhttps://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2023/09/53205/

サム・ハム教授「TORE理論」のEはフロー状態を指すのではないか

フロー理論を学んだあとに、サム・ハム教授のTORE理論を考えるとフロー理論とTORE理論の親和性によく気がつく。 チクセントミハイのフロー理論を表面的に理解しているだけだと、「個人のスキルと挑戦のバランスが均衡した状態が楽しい」というような理解に留まってしまって、サム・ハム教授のTORE理論には結びつかない人がほとんどだと思う。 しかし、フロー状態を深く考えていき、「フロー状態とはつまり、人間個々が持っている思考力(意識)/処理能力を最大限使っており、処理能力が飽和にごく