【オランダ】スペシャル対談!!THE UPCYCLEのTIM氏のアップサイクルに対する思いとは?
こんにちは、ゆーじ(@yuji_upcycle)です!
前回、THE UPCYCLEがアムステルダムで運営するアップサイクルショップ「UPCYCLE STORE AMSTERDAM」についてご紹介しましたが、今回は店舗を訪問した際にTHE UPCYCLEのメンバーであるTIMさんと対談することができたので、その内容をご紹介しようと思います。
↓↓前回の記事はこちら↓↓
▼もくじ
・THE UPCYCLEのTIM氏との面談までの経緯
・THE UPCYCLEのTIM氏との面談内容
・まとめ
▼THE UPCYCLEのTIM氏との面談までの経緯
まずアムステルダムに行くと決めてから、アップサイクルやエコ、ゼロウェイストのキーワードで引っかかるところにメールを送ってアポイントを試みましたが、その際に唯一前向きな返事をくれたのがこのTIMさんでした。
今回がヨーロッパでの最初の調査だったので、東南アジアでやっていたようにフェイスブックからメッセージを送って、数日後にフランクに会ってくれるのかが心配でした。結果はやはりヨーロッパの方々は生産性を重視しているためなのか、「なぜ私たちがあなたのために時間を作らないといけないんですか?」ってくらいの勢いで返事が来たこともありました。まあ最初からそんなに上手く行くとは思ってなかったので心が折れたりはしませんでしたが、東南アジアの優しさが心に染みたことは間違いありません。笑
それでも一番話を聞いてみたかったTHE UPCYCLEの方がお時間をくれるというので、かなり嬉しかったです!
アポイントを取った時間に店舗に行ってみると店内にはお客さんは一人もいませんでした。
店内にはTIMさんも到着していたので、簡単な自己紹介と面談を希望した理由などを話した後にまずは店内に陳列されているアップサイクル商品を紹介してもらいました。※商品の詳細は上のリンクから飛べる前回の記事をご覧ください。
この店舗はTHE UPCYCLEのショールーム的な役割が強いらしく、この店舗で売り上げをたくさん上げるつもりはなく、店舗を開けているのも、かなり不定期らしく、お客さんはそんなに多くないとのことでした。
いつも面談させて頂く際には、英語を聞きながらメモを取るほど器用ではないので、ボイスレコーダーで録音しながら、話を聞いています。もちろん許可を取ってます。
今回も1時間くらいかけて商品の紹介をしてもらったり、僕からの質問に答えてもらったりしたのですが、その肝心なボイスレコーダーのデータが上手く保存できてなくて、ホテルに帰って記憶が鮮明なうちにメモを取ったのですが、多分取りこぼしがあるので、それが何より残念です。。。
▼THE UPCYCLEのTIM氏との面談内容
それでは面談内容のご紹介に移ります!
ーー本日はお時間を頂き、ありがとうございます。
アップサイクルに関心がある方との出会いはいつも大切にしているので、こちらとしても大歓迎です!!
ーーTHE UPCYCLEは始まりについて教えてください。
このお店に来るまでにも感じたかもしれませんが、アムステルダムでは多くの自転車が使われています。観光客向けのレンタルサイクルショップも多くあり、自転車の保有台数でも世界一と言われるほどです。アムステルダムで自転車に乗っている方の多くは自動車の排気ガスを減らす目的もあり、自動車から自転車に乗り換えた方も多いです。それなのに自転車を修理した際や乗らなくなった自転車の廃棄で多くのゴミが出ることに関心がある人は多くありませんでした。そこで私たちは自転車のパーツをアップサイクルするところから始まりました。
ーーUPCYCLE STORE AMSTERDAMには主にどのようなお客さんが来ますか?
海外からの観光客の方がお土産を探しに来るのが大半です。たまに家族や友人への誕生日プレゼントを買いに来る地元の方もいますが、お店が不定期でしか開けてないので、開店しているタイミングで近くを通った方がフラッと立ち寄っているのが現状です。
ーー店舗の運営がメインの活動ではないとのことですが、どのような活動がメインですか?
メインの活動としては、講演会やワークショップなどでアップサイクルを広める活動です。企業からアップサイクルの依頼を頂くこともあり、BtoCよりはBtoBの動きがメインです。
ーーTIMさんはTHE UPCYCLEでどのような役割ですか?
アップサイクルの商品開発やデザインは創業者であるHidde van der Straaten氏とLodewijk Bosman氏の二人で行っていて、私ともう一人で営業活動や後方活動を行っています。現在は私を含め全員で4名のメンバーがいます。
ーー現在はどのような素材のアップサイクルに注力していますか?
現在はやはりプラスチックですね。私たちTHE UPCYCLEの社会的な役割は、環境問題に関心がある人々を増やすきっかけを作ることがだと思っているので、今は特に話題に上がることが多い、プラスチック問題を解決するために注力しています。
ーーオランダには他にどんなアップサイクルをしている活動がありますか?
最近面白いと思ったのは、チューイングガムをアップサイクルしてスニーカーを作るプロジェクトが面白いですね。私も実際にお会いしたことがありますが、ユニークなアイディアで、話題性もありアップサイクルが注目されるいい活動だと思います。
以上
TIMさんもとてもお忙しい方で、僕との面談が終わったらすぐに次のアポイントに行くと言っていました。そんなに忙しいのに、店内にあるほぼすべての商品の素材やストーリーを詳しく説明してくれました。
また、通常ヨーロッパのショップは店内の写真撮影が禁止な場所が多いのにもかかわらず、写真撮影に加えブログやSNSにも掲載していいと言ってくれて、本当に優しい方でした。
TIMさんが言うには、アップサイクルに関心がある人々との面談や、そのような方々がSNSにポストしたことがきっかけで私たちの活動に関心を持ってくれる人が増えて欲しいと言う思いがあるようです。
最後に自分でもアップサイクルの商品を作りたいとアドバイスを求めると、THE UPCYCLEの最初の商品である自転車タイヤをアップサイクルしたベルトが始めやすいと勧めてくれました。また後日別の記事を書きますが、今僕がドイツで立ち上げた自転車タイヤをアップサイクルしたブランドはTIMさんからのアドバイスがきっかけでした。
▼まとめ
今回がヨーロッパでの最初の調査でしたが、東南アジアにはないアップサイクルの種類にも巡り会えたので、やはりヨーロッパにはヨーロッパにしかないアップサイクルの魅力があるのだと確信しました。
近い将来、TIMさん始め、THE UPCYCLEの方々と一緒にアップサイクルのプロジェクトができるように僕も頑張ろうと思います。
今回も、最後までご覧頂き、ありがとうございました!
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