ナポリタン味のガリガリ君って本当に売る気あったんですか?
こんばんは、yuji hirai(@yuji87)です。
学生時代、夏になるとよく食べていましたね。ガリガリ君。ご存知の方も多いと思いますが、色んな味のラインナップが存在しているんですよね。世の中にはたくさん美味しい食べ物があります。ガリガリ君を開発している会社では、それらの中からアイスにしたら美味しいものないかな?って会議してると思うんですよね。そして生まれたガリガリ君ナポリタン味。今回はどう転んでナポリタン味を発売することになったのか考察します。
冬にもガリガリ君を売りたい
ガリガリ君のホームページにはまだナポリタン味のページがこちら→(赤城乳業株式会社 http://www.akagi.com/news/2014/140318.html)
発売時のキャッチコピーがこれ!
ガリガリ君コンポタ(衝撃)シリーズ3部作、遂に完結!
完結編は、感動のナポリタン!
みなさん、食べて思いっきり泣いちゃって下さい!
食べてまずくてお客さんが泣いて、売れなくて会社も泣いた。
もう、キャッチコピー通りの結果が得られたというわけですね。ナポリタン味を発売したことで3億円の赤字。額だけ見るととても興味を引きますね。販売は今から約2年前、そして今テレビでネタをばら撒いて、テレビで見れなかった人にはTwitterとかに拡散された情報で知ってもらう。ボクみたいにnoteに書いちゃう人もたくさん出てくることでしょう笑。
もうガリガリ君の思惑通りに動かされてますね。
なぜナポリタン味のガリガリ君が販売されたのか?
さてここからは少しこのナポリタン味について考察します。まず、ボクは食品業界についてまったく知りません。だからここからは消費者目線で、単純になぜそんな商品が販売されることになったのかという疑問と、社内でどんなやり取りがなされていたのか考えたいと思います。
テレビでは、開発担当者が調子に乗っちゃいましたねって言ってたようですが笑
ターゲットを明確にしていたのか?
一般的に食品に限らず新商品の開発をしていく中ではさまざまな会議が開かれていると思うんですが、誰をターゲットにするかって結構大きなウエイトを占めると思います。
では、このナポリタン味は一体誰に向けて売ろうとしていたのか?
これを考えていく中で見ておく必要のある事実として、最初に挙げたキャッチコピーに記載されたこの言葉、
ガリガリ君コンポタ(衝撃)シリーズ3部作、遂に完結!
そうです。このナポリタン味の前にすでに「コーンポタージュ」、「クレアおばさんのシチュー味」が発売されているんです。ユーモアに溢れる素敵な会社ですね。
ターゲットとしては話題性に敏感な若者といったところでしょうか。一時的にまずいまずいという口コミが広がるも、結局ヒットすることなく販売期間を満了してひっそりと姿を消したんでしょうね。
本当に売ろうと思っていたのか?
ただし、抑えておかないといけない点として、この3部作によって会社は本当に利益を出そうとしていたのか?ということです。競合する他メーカーも多くそれらの中で存在をアピールするためには、何か注目を集める手段をとらざるを得ない現状であることは確かです。
そう考えるとナポリタン味は販売戦略であると捉えられます。もし売れなかったとしても赤字3億円とテレビでなどで報道されれば、それを宣伝費としてみることもでき影響力も含めれば十分に効果的な宣伝になるはずだ!
売れれば儲け、売れなくても宣伝になる。
この考え方に行きつき、それを実行できるところにこの会社の強みが見えてきます。開発に携わる人員のビジョンがきっと共有できてるでしょうね。その結果、売れなかったけど、戦略どおりテレビで戦略されたというわけです。ここまで思い通りになって、もう社員さんは今頃嬉し泣きしてることでしょうね笑
さて、いろいろと開発担当者が調子に乗ってやったことを勝手に考察させていただきました笑
でもこのナポリタン味戦略はリスクも高いですが、皆さんの仕事にも置き換えることができるかもしれないですね。