写真エッセイ〜2024年11月〜の下書き 1
『今月があと2時間で終わってしまう! 早く書いて投稿せねば!』。毎月、最終日はどうも慌ただしい。なんとかしたいと思い続けてもう1年以上過ぎてしまった。このまま同じように続けて良いし、それで問題ないのだけど、もう少し気持ちにゆとりができたら、もっと好きな文章が書ける気もする。だから、頭の中に浮かんでは消えてしまう言葉のカケラを"下書き"として記録することにした。
今日は12日。月の初めは三連休で激しく混んでいるディズニーランドとシーへ行った。待ち時間が長いアトラクションは無視して、家族とそこで過ごせる喜びを感じられれば良いと思っていたけど、初日は大雨。コインロッカーはすべて埋まっていて、周りにもキャリーケース難民がたくさんいた。鍵を掛けずにロッカーの中に荷物が入れられているのを見つけたときは放り出してしまいたくなった。周りに居た人たちも同じ気持ちだったろう。日本だからこんなことができるんだろうな。日本って本当に良い国だなと思うし、良い国すぎるとも思う。ただ、これも日本に長くいるからそう思うだけであって、海外で長く暮らしていればそれが当たり前になり、日本での暮らしも忘れてしまうのだろう。ワンピースのドレスローザ編を読み直しながら、「存在がなかったことになる怖さ」を10年ぶりに突きつけられてソワソワしている。下書きでも、写真と関係ない話が続いてしまっているが、写真の記事を寄稿することが決まり、ボクの中で休暇を取っていた「読んで欲しい」という気持ちが完全に目を覚ましてしまった。
下書きなんだから気楽に書けばいいと思っていたけれど、眠れる獅子が起きてしまったからにはもう止められない。これじゃあ慌ただしい日が増えてしまっただけじゃないか。だけど、書いていて楽しいのだから、素直に今を受け止めることにしよう。
アイキャッチに使った写真は、家、草、空が写っているだけ。だけど、ここはボクの思い出が残っている場所なんです。当時の面影は、ほとんど失われてしまったけれど。書かなきゃ誰にも伝わらない。写真家なら写真で語れと言われても、語らなきゃ伝わらないものがある。それを伝える必要があるのか、ないのかは、ボクには分からないし、撮った者が自由にすればいい。写真の好きなところです。