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温泉の色ってなんでつくの?

温泉好きなみなさま、こんにちは。



温泉の中には透明なお湯もあれば白いお湯や黒いお湯などさまざまな色が付いている場合があります。

色がついている温泉を見ると、特別な気持ちがしませんか?

個人的には旅行に来た感じがしてテンションが上がります。笑

でも、あの色はなぜついているのでしょうか?

また、色がある温泉都内温泉では何が違うのでしょうか?

今日はそんな温泉の色について紹介しますね。


温泉に色がつく理由、それは「温泉の酸化」です。

温泉にはさまざまな成分が溶け込んでいます。

その成分が空気に触れると酸化していきます。

成分が酸化すると色がつき、結果として、温泉独特の色がつくようになります。

酸化というとあまりいい響きではないかもしれません。

しかし、温泉成分が酸化するということは成分が優しくなることを表します。

つまり、泉質が優しくなり、体への刺激が弱まるのです。

そう考えると、色がついている温泉は体に優しい温泉と言えますね。


温泉の色にはさまざまな種類があります。

ここでは代表的な色の特徴を紹介します。

よく見るエメラルドグリーンや乳白色の色。

これは硫黄泉に代表されます。

こうした色の温泉は皮膚病に効果が高いことが多いです。

特に、乳白色の温泉は皮膚病のみならず動脈硬化にも効果を発揮するため、体にいい温泉と言えるでしょう。


他に、東京などでは黒い温泉があります。

この色は海の近くに多く見られます。

泉質としては塩化物泉や炭酸水素塩泉が多く、体が温まりやすい特徴を有します。

この黒色は太古の植物に代表される有機物からなる色です。

そう考えると、歴史を感じられますね。


ここまで、温泉の色について触れて来ました。

温泉成分が酸化していることから、温泉成分が含まれていることがわかります。

では、透明なお湯は温泉成分が弱いのでしょうか。

実際、透明な温泉の場合「単純温泉」であることが多いです。

これは、特定の成分が基準値に満たない泉質を表します。

そのため、色がついた温泉と比べると泉質は優しいことが多いです。

しかし、新鮮なお湯の場合は無色であっても豊富な温泉成分が含まれています。

実際、無色であっても名湯と称される温泉も数多くあります。

そのため、温泉の色だけでその温泉がいい温泉かそうでないかの判断は難しいです。

※成分の見方については別の機会に紹介しようと思います。

そのため、色がついている温泉は「特徴的な成分が含まれていて、かつ体への刺激は穏やかなお湯である」と捉えてあげるといいでしょう。


こうした知識を持って、楽しい温泉ライフを送りましょう!


・温泉の色は温泉成分の酸化によってもたらされる

・成分によって色が変わる

・色の有無で温泉の良し悪しは決まらない

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