「体力投資」こそビジネスパーソンに今後不可欠になる絶対要素
ベンチャーや中小企業のリーダーとして、最前線で戦っているビジネスパーソン。
COVID-19の蔓延により、目の前にタフな状況が山積している現状で、実はこれから最も大事になるだろう要素がある。
戦略やマーケティング、イノーベティブなアイディアといったものではなく、シンプルに「体力」がそれだ。
確実に「体力投資」が日本、それも20~30代といった若い世代のビジネスパーソンのトレンドになっていくはずだ。
健康の一歩先が体力投資
起業した人の多くが、スタートアップ時期に心身ともに非常にしんどい時期を過ごした経験を持っているだろう。
無理を重ねた末に、病気や体調不良でスケジュールに穴をあけてしまった、といった苦い体験を抱えている人の数は驚くほど多い。
昨今の新型コロナウイルスのように、完全隔離といった状態での長期離脱も恐ろしいし、体調不良を経験した人のおよそ4割は鬱などの心的不調も伴ってしまう。
このリスクをある程度理解している人の多くは、健康に対して高い意識を持ち取り組んでいる。
暴飲暴食を避け、充分な睡眠をとる。程よい運動を定期的に行う、といった具合にだ。
しかし。
果たして、このようなアプローチで充分なのだろうか?
トレーニングの専門家として、私ははっきりと「NO!」と伝えたい。
病気にならないように、病気にならないように健康に留意するのは、必要条件ではあるが十分条件ではない。ものすごく受け身で保守的な考え方なのだ。
仕事において一定以上の結果を出し続け、会社や企業として経営面での体力をつけていくためには、あなた自身の体力投資にもっと本気にならなくてはいけない。
私の知り合いの起業家は、地道な努力ときめ細かい推敲を繰り返し、スタートアップ事業を軌道に乗せつつあった。
彼自身は、非常に線が細く体が強くなかった。連日マッサージを受けたり、栄養ドリンクなどでなんとかしのいできたが、事業の踏ん張りどころで遂に倒れてしまった。
1日3回、サプリメントを摂り、睡眠にも気を遣ってきたものの根本的な体力がなかったのだ。
女性ビジネスパーソンとのコラボ企画
先日、有能な若手ビジネスパーソンである「ひつじ」さんとコラボさせていただいた。
発信力の高い彼女に定期的に勉強させていただいているのだが、そんな中で
「弘田さん、私のランニングを一回見てくださいよ~」とオファーをいただいたのだ。
聞けば、体力をつけるために夕方にランニングを開始したものの、腰が痛くなってしまい継続できないとのこと。短い時間ではあったが、ちょっとしたポイントを押さえることでフォームはグンと良くなった。
改めて「走ること」そのものを教わる機会はないので、こういった機会はビジネスパーソンこそ大切かもしれない。
コラボの様子は近日中に、動画編集したものをUPするので、そちらも見ていただきたい。
彼女のように「まだ若いうちだからこそ、しっかりと体力をつけておかないと!」という危機意識を持ったビジネスパーソンも増えてきている一方、全く無頓着な経営者やビジネスマンとの二極化が進んでいると感じている。
効率よく体力をつけていこう
やはり30代を中心としたビジネスパーソンこそ、早め早めに「体力投資」をしていくべきだ。
業務上の一踏ん張りの場面も、長くエネルギッシュに社会に役立つプロダクトやサービスを提供していくためにも、シンプルだが体力がなければ始まらない。
すでに活躍している先人たちの多くが、運動習慣があり体力を有している。
年齢に関わらず、タフで情熱的な彼ら、彼女らが、若いときから体力をつけることに注目していたかどうか…。それは正直わからない。
しかし、成功している先輩たちの共通要素である「体力がある」という部分を、早めに踏襲しておくことは、一種のミラーリング(出来る人の真似をすること)としても効果的だろう。
早めに重要性に気づきこの投資を始めていくことで、大きな複利効果として今後のキャリアに反映してくるはずだ。