「休む」ことの重要性
僕はマラソンを継続的にやっていることもあって体力に自信があります。
ただ、僕は「休む」ことが上手ではありませんでした。
学生時代、試合で結果を出したいので「練習は1日も休まず頑張る」なんてこともしていました。
その姿勢は後日オーバーワーク症候群となり、陸上部なのに1歩も走れない状態にまでなりました。
しかも発症した時期は全国大会前の大事な時期でした。
メンバーの10人(駅伝なのでレギュラー7人、補欠3人)に入りながらまったくチームの力になれず1日中泣いていたこと、そのことに対し誰一人責めることなく励ましてくれたスタッフ、チームメイトには感謝でこのことは忘れることはありません。
社会人になってからは
夜勤→明けにランニング→寝る→ランニング→夜勤
なんてこともやっていました。
その影響もあり年に2日程度体調不良で寝込むなんてこともありました。
仕事が忙しい日、朝から休憩無しでお昼ご飯も食べず、12時間近く働いたこともありました。
現在、スケジュールを立てる際はメインの行事が確定したら次に「休む」期間を明確に設定しています。
メインの行事の結果が良くても悪くても休みます。
結果が思わしくないとき、悔しさでそのまま頑張り続ける方は多いと思います。
僕も以前そうでした。
「休む」期間を明確に設定してからメリハリのついた生活が送れるようになったと感じています。
頑張るときは頑張る、休むときはしっかり休む。
運動分野だと「超回復」という考え方があります。
トレーニングをする
→ 48~72時間回復期間をおく
→トレーニング
→能力アップ
優秀な結果を出す人は「休む」ことがうまい人が多いと思います。
管理者(職場なら上司、スポーツならコーチ)は「休む」期間をある程度設定してあげたほうが良いように思います。
日本人は頑張る文化はありますが休む文化があまり浸透していないように思います。
片野秀樹先生の「休養学」がわかりやすいので一度目を通しても良いかなと思います。
最後にこちらの本で印象深い言葉を紹介します。
「疲労と疲労感は別物。疲労感はマスキング(隠すこと)ができてしまう」
意図的に「休む」ことは大事ですね。