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フレームワークで思考の高度化は起こらない

今、ビジネスの世界では、フレームワークに溢れています。

フレームワークを使おうと思えば、書籍やウェブサイトに情報があり、使い方にも迷うことなどありません。

しかし、フレームワークを使って検討された結果を見ても、質の高いアウトプットに出会うことは稀です。
フレームワークを使ったファシリテーションを生業にしている人が、これみよがしにネットで公開しているものを見ても、残念だなと思うことがほとんどです。

それは、なぜでしょう?

フレームワークを使う効果は、質を高めるというよりは、「漏れなく」「短期間」で進めることにあるからです。
当然、漏れなくというところで、何もなく検討したものよりも質が高いということはあるかもしれませんが、本質ではありません。

質を高めるにはどうしたら?

思考の質を高める必要があります。

情報の評価
問題、課題の本質追求
アイデアの質
選択の質
  等々…

これらのことを高めていくには、現状の自分自身を正しく評価できる必要があります。
この辺りのことを、松下幸之助は、「謙虚」といっているのではないかと思います。

これを突き詰めると、「無知の知」に行き着くと考えています。
「自分が知らない事を知っている」のであれば、「出来ること」と「出来ないこと」が明確です。

この評価ができると、「出来ないこと」を「出来るようにする」ためにどうしたらよいかを考えればいいのです。

自分1人であれば、学べば良いし
場合によっては、有識者に協力してもらう
等、打ち手が明確になります。

有識者への協力してもらう場合の盲点

ただ、有識者へ協力をお願いする場合、注意が必要です。

その有識者の能力を正しく評価できるのか?です。
そもそも「出来ない」ところですから…

しかも、有識者を装う輩も普通にいます。

「最低限の学び」と「高いレベルの論理的思考」は必要なんだと思います。

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