『闇夜の月に手をかざし・・・』
闇夜の月に、そっと手をかざし・・・
指の合間から見える、月灯(つきあかり)・・・
何故(なぜ)か、私の手は小さい・・・
そこに重ねるあなたの手・・・
夢か?幻か?・・・
夜も深い、闇夜の月。
薄く透けゆく、あなたの手・・その手が私に重ねると、
私の手に・・伝わる・・優しい温もり・・・。
消えゆく貴方の手に涙・・・
『もう離さない!』っと決めた時から数十年・・・
貴方は、そっと息もせず・・
ただ、静かに一人で消えちゃった。
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