『海の中を泳ぐウミガメのように』

まるで、海の中を彷徨っている、海亀の様な私の心。

あなたには、届かない思い、伝えても返って来ない切ない思い。

どうしてか、一人で抱える気持ちを、上手く分かって貰えない。

だから、また違う人に恋をして、通じ合える存在を、求めて彷徨い続ける。

知り合って、恋に焦がれ、心を踊らされ、一瞬、きらめく珊瑚礁の上を、
泳ぐ、虹色の魚たちがいる空間に、2人は、あれよ、あれよ、というままに・・・

流れに身を任せ、重なり合って溶けていく・・・

二人の好きな、この空間で・・・

一緒に、体温、感じながら・・・

けれど、それも、あなたには、その場しのぎの愛でしかなかった。

だけど、最後に、愛し愛された証が、命を宿しその命だけは、大事に、大事に大きくなれとお祈りし、陸の砂浜で、宝石の様な小さな命を、涙しながら願い、海へと帰っていくのだ。

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