チョコばあちゃんと豆腐メンタルな私の話。~謎の饅頭は実在するのか?編~
私は、他人からきついことを言われると、気にしすぎて、何も出来なくなる。
現在放送中のドラマ【ミステリという勿れ】で、主人公の整くんが言うところの「ダンゴ虫になっちゃだめだ」状態になってしまう。
そして、日常生活でも友達といざこざがあると、寝込む。
仕事できついことを言われると、帰ったら寝込む。
豆腐メンタルのおかげで、人生の時間を無駄にしていることが多い。
そんな豆腐メンタルの私に、お菓子をくれるおばあちゃんがいる。
最近は、チョコをよく、くれるので、自分の中ではチョコばあちゃんと呼んでいる。
このチョコばあちゃん、気は強いけど繊細。
ヘルパーさんの間でも、ちょっと気難しい人扱いされている。
「90過ぎたら、辛い!辛すぎて、死にたい!」
「一人は、不安や!辛い!」が口癖である。
私は、豆腐メンタルだから、チョコばあちゃんから「死にたい」と言われると分かる~!→(生きるのって、辛いよね。)と心がつぶやく
「不安や!辛い!」と言われると分かる~!
→(自分の心も不安の塊で、これ抱えているとしんどいよね。)と心がつぶやく
と共感しているうちに、なんか好かれた様で、たまに頑張って断っても、チョコをくれる。
もらってはいけない・・・と分かりつつも、もらってしまう。
そして、今日も、プライベートでいざこざがあって、へこみながらチョコばあちゃんの家に行くと、
「あんた、昨日来る!言うたのに、来てなかったやん!なんで?」
と、言われた。
一言もそんなことは言っていない・・・(;・∀・)
出来た人間なら、「そうなんや~ごめんね~」と、適当にスルーできるのだが、私は、まだ、スルースキルが小学生並みの力しかないので、ついつい、「えっ!そんなこと、言っていないですよ」( ;∀;)と言ってしまった。
心の中で、(スルーすればいいのに、余計な訂正をしてしまった・・・)と、謎にへこむ自分(;・∀・)
「私の勘違いかいな!いや、あんたに、おいしい饅頭やろう!思って、昨日待ってたのに、食べてもうた」と言う。
前回も、このセリフを聞いた。
自分が、ダダへこみしているときに、なぜか、このフレーズが出てくる。
おそらく、自分が記憶している限りでは、3回ほど出たフレーズ。
そして、何気にこの饅頭の存在が異様に気になる・・・
この饅頭は実在するのか・・・
饅頭の存在が、気になって自分の中でグルグルしていると、「代わりにこれやるわ!」とチョコが出てきて、ハッとする。
ダダへこみしているときに、「あんたのために」とお年寄りから言われると、正直涙が出るくらいに、嬉しい。
そして、「こんな自分を気にかけてくれる人がいて、嬉しいです。ありがとうございます」と言うと、チョコばあちゃんも嬉しそうに笑ってくれる。
関わってはいけない人間の口癖に「あなたのために」がランクインされるが、このチョコばあちゃんの「あんたのために」の言葉は、純粋にうれしい。
こんな豆腐メンタルな自分でも、気にかけてくれる人はいるんだな~と思うと、元気ださないとなぁ~と気づかされる。
それにしても、このチョコばあちゃんの言う「おいしい饅頭」とやらは、存在するのだろうか・・・
それが、今日は気になって、へこんだ気持ちが和らいだ。
チョコばあちゃん、ありがとう!
そして、いつか、この饅頭に出会いたい。