勉強しない我が子が、勉強したくなる部屋
勉強してほしいのに…
なぜ我が子はずっとスマホをいじってるんだ
小学生でスマホを持つ子どもが増え、それが当たり前と、なってきた現代。
中高生の保護者のみなさんは特に、この悩みをもっている方が多いと思います。
子どもがスマホに夢中なのは、手軽に楽しめることや友達との交流が理由です。
しかし、勉強とのバランスが重要です。まずは親子でじっくり話し合い、スマホの利用時間をルール化することが大切です。
また、勉強が楽しいと感じられる工夫を取り入れましょう。例えば、短時間でも集中できる学習法を試したり、勉強したら好きなことができる仕組みを作るなど、子どもが達成感を味わえる環境を整えることがポイントです。
親の適度なサポートも、やる気を引き出す鍵になります。
本気で我が子に勉強をさせたいなら、
この方法を必ず実践してください。
今回はさらに、勉強する環境に注目していきます。
中学生にアンケートしたところ、自分の部屋意外にも、リビング、学校の学習教室、塾の自習室、カフェなど様々なところで勉強していることがわかりました。
誰にも見られていない自分の部屋で勉強できるのなら、この記事を読む必要はありません。
しかし、そのような子どもが果たして何%いるのか。
まずオススメなのはリビング学習です。
コスパも圧倒的にいいでしょう。ほとんど移動する必要もありませんし、お金もかかりません。
強いて言うなら、保護者の協力が必要です。
まさか、子どもにスマホばっかりするなと言っておいて、保護者がスマホをずっと触っている…なんてことはありませんよね。
当然、一緒に勉強するのがベストです。
次におすすめは学校や塾の自習室ですが、実はこれは諸刃の剣で、
まわりの子ども達も勉強の意欲があり、監視がいきとどいているのなら良いですが、そうでない場合はただの遊び場です。
まだ自分の部屋で勉強している方が良いでしょう。
まずは塾選びから失敗しないようにしてください。
カフェもいいですが、中学生にはハードルが高いですね。高校生くらいならいいと思いますが、友達と行かないように気をつけてください。
ただカフェで友達とおしゃべりするだけで、ほとんど終わります。
結局、おすすめは管理できるリビングです。
もちろんスマホは別の部屋に。ポケットに入っているだけで集中力はガクッと落ちます。
保護者のものも同じです。
完全に全ての誘惑を断ち切れとはいいません。多少のものは逆に必要ですし、生活音も良いのですが、スマホだけは徹底してください。
勉強する環境を整えるだけではなく、習慣化させる工夫も必要です。リビング学習を取り入れる場合、決まった時間に取り組む習慣を作ることがポイントです。毎日同じ時間に机に向かうことで、「やらなければならない」という感覚から「自然に始める」感覚に変わっていきます。
また、勉強を始める際には具体的な目標を設定しましょう。「今日は数学のこの問題を10分で解く」「英単語を5個覚える」など、小さな目標をクリアすることで達成感が生まれます。達成感は子どもの内発的動機を引き出し、やる気を持続させる力となります。
さらに、親が「見守る」という姿勢を忘れないことが大切です。「監視」ではなく、「応援」するスタンスを意識しましょう。
例えば、勉強を始めたら、「頑張っているね」と声をかけたり、成果をほめたりすることで、子どもが自信を持てるようになります。
そして、スマホとの付き合い方についても家庭で話し合う場を設けてください。「完全に禁止」ではなく、ルールを決め、守れたときは少しずつ自由度を増やすなど、子どもが納得できる形を模索しましょう。
子どもが自分から勉強に向かうようになるには時間がかかりますが、親のサポートが根気よく続けられることで、その基盤が築かれていきます。
さらに、勉強の進捗を確認するために、簡単なチェックリストを作るのも効果的です。例えば、「今日やることリスト」を一緒に作り、終わった項目をチェックしていく形です。この視覚的な達成感は、子どものやる気を引き出す助けになります。
ただし、注意したいのは、あまりにも細かく管理しすぎないことです。親がやる気を押し付けると、子どもが「勉強は親のためにやるものだ」と感じ、内発的な動機を失う可能性があります。子どもが自分でスケジュールを決めたり、目標を設定する余地を残してあげましょう。
最後に、努力を認める声かけを忘れないでください。「頑張ったね」「ここがよくできているよ」と具体的にほめることで、子どもの自己肯定感が高まり、次の挑戦への意欲につながります。
一方で、結果ばかりを重視するのは逆効果です。たとえ目標に達しなくても、「よく挑戦した」とプロセスを評価することが大切です。
勉強は一朝一夕で習慣化するものではありません。親子で一緒に試行錯誤しながら、子どもが自分なりのペースで学べる環境を作り上げていきましょう。
その根気が、将来の成長へと確実につながります。