ヤドカリ
昔、ヤドカリを飼っていました。ヤドカリとはいっても、陸上で生活するオカヤドカリという種類です。
中2のときに、ホームセンターで一目惚れして、期末テストの成績が良かったらという約束で買ってもらいました。
オカヤドカリ、何がそんなに魅力的なのか。まあ一言で言えば、かわいいです。殻かぶってるし、虫みたいな脚だし、ぱっと見、いかついなって思います。だけど、動いているところを見てください。触角と脚をちょこまかと動かして、探り探り進んでいきます。とっても臆病なので、自分の脚で確かめながら慎重に進んでいきます。一生懸命です。とっても愛おしいです。
それから絶えず触角を動かしています。臆病だから、常に周りの情報を察知する必要があるのでしょう。キョロキョロしながら、触角を動かす姿はまるで、私に何かを語りかけているようです。とっても愛おしいです。
臆病の割には冒険が大好きです。水槽の隙間からどうにか抜け出して、気づいたらカーテンの上まで登っていたということもありました。慣れてくると、人の手の上にも乗るようになります。指にしっかりつかまる姿はまるで赤ちゃんみたいで母性本能をくすぐられます。とっても愛おしいです。
そんなオカヤドカリ、実は国の天然記念物に指定されています。実は好物はポップコーンです。ギャップも持ち合わせています。とっても愛おしいです。
終着点が見えなくなってきたので、この辺で終わりますが、オカヤドカリの魅力、伝わったでしょうか。書くことがなさすぎて、たまたまカメラロールに出てきたオカヤドカリを取り上げてみました。不思議なテンションで書いてしまったので、ふざけているみたいになっていますが、実際本当にかわいいです。夏が近づくとホームセンターに現れたり、水族館に現れたりします。また、普段は小笠原諸島などに生息しているようです。もし見かける機会があったら、ヤドカリの愛おしさを感じてほしいなと思います。