ふらっとカメラ
あったかくなったのと、
友人のインスタが眩しかったのと、
カメラの本を買ってちょっと勉強したのと、
いろいろなタイミングが合わさったので、
ふらっとカメラを持って出かけてみました。
カメラを初めて手にしたのは2013年の夏。
それから、今まで、恥ずかしながら
カメラを持って、ふらっと出かけるということがなかった。友人とカメラを持ち寄ることはあっても、自分だけでっていうのはなくて。
5年と半年を経て、ようやくカメラデビューを果たしたようなそんな感慨深さとどきどきがありました。
今回のテーマは、海の日の出と梅の花。
もともとは、近所でうめまつりが盛況で行ってみようと思ったのがきっかけ。どうせ混むなら、地の利を活かして早朝に行ってみようって考えたときに、あ、そういや海の日の出って見たことないなと気づく。近くには太平洋。
というわけで、早朝もりもりコースを敢行してみました。
のぼりつつある朝日。ここの神社は海に鳥居が建っていてとても素敵なんです。
同じ太陽なんだけれど、夕日と違って、朝日ってすごく漲っていて。どくどくと燃えるように揺れている。うおおおって空を押し上げ、海から這い出る。昇るにつれて、全体が赤くめらめらと。そして、万物を照らしていく。
もし1日のはじまりを夕日のタイミングか朝日のタイミングで選べるとしたら、間違いなく後者を選ぶなあなんて思いました。この朝日の逞しさを目にしたら、ここから始めたくなる、絶対に。かっこよかった。
腹ごしらえをして、いざ梅の元へ。
ボケを楽しめた一枚。勉強した分だけ撮るのがもっと楽しくなってた。
たくさんの梅の花を見たんですが、お花って、とってもセンスが良いなと。だって、白の差し色に濃いめのピンク選んだりしてる。
ただそれは、人間が、植物のセンスを、生まれた時から体感してるからそう感じるだけなのかもしれない。植物的センスを本能的に正解としているというか。だから、人間から見たら美しい梅の花も、宇宙人がみたら、ありえない配色って思うのかな。
あと、蕾がすごく均等に並んでいて美しかった。きっと生命的に最適な位置がそれなんだろうけど、「生命的に最適=美しい 」っていう等式が成り立つんだよなあ。美しさに勝るものはないのかもしれない。
ほんの思いつきだったけど、すごく充実して、ついつい誰かに話したくなるような休日を過ごせました。
一人で出歩くと、自然と心の中に言葉が満ちてきて、こうやって思わず文章に溢れさせてしまうの、とても楽しい。こういう時間を大切にしたいな。それから、自分の「美しい」という感性をそのまま切り取れる、カメラもとても楽しい。あわよくば、そのまま切り取れる技量を身に付けたい。
春、たのしいです。
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