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N プロフィール

少し長いプロフィールです。
50歳、バツイチ独身です。
現実的思考ですが、占い師をしています。その両方の側面から、恋愛は運とか才能とかじゃなく、100%技術だと思う、そんな話です。

昔から「占いに根拠はない」と思っていました。こういう考えの人は、世の中に結構いるのではないかと思う。
私は女なので、まわりには占い好きな友人もいたけれど、占いの話題で盛り上がっても私はまるで興味を持てませんでした。そして頑なな私は、一生、占いは必要がないもので、求めない限り縁もないと思っていたのだけど

1、40代からの片思い

私は今は独身ですが、結婚していた時期があり、もう成人しましたが子どもが1人います。

離婚をした後、好きな人ができました。10歳以上は年上の人です。
大好きで大好きで、5年も片思いしていて、この恋を成熟させたかったけれど、その間、特に占いをしようという発想にはなりませんでした。
私の生活に、占いというものが存在していませんでした。

そんな中

当時の私は自営業者で「えっ、こんなことが起こるの?」というアクシデントに連続して見舞われていたのですが、それをきっかけにビジネスを学ぼうと思いたち、とあるセミナーに参加することにしました。

受講者が5人ほどしかいないその小さなセミナーは、当日、講師が体調不良で遅刻するというアクシデントが起こります。
アシスタントさんが「しばらくお待ちください。その間、したいことなどありますか?」と聞きます。
その時、私以外の全員が口を揃えて「数秘術の話をしたい。」と言いはじめました。

????????????

後から理解するに、どうもそのビジネス講座の主催者は、数秘術という占術の先生でもあり(むしろそっちで有名な人でした)私以外の受講者はいずれもその数秘術を習得済みだったようで、会場は自然にその話になりました。

私だけが何もわからない状態、聞かれるままに生年月日と生まれた時の名前を伝えたら、隣の席の女性が占ってくれて。
これが、見事に当たっている。
その時の具体的な内容は覚えていないけれど、当たり障りのないことではなく、驚くような当て方をされて「なぜかはわからないけど、当たっている。ちょ待って、ちょ待って、だったら、だったら聞きたいことが・・・」

あれだけ強固だったはずの、私の占い嫌いはどこへ?
初詣で願いごとすらしないくらい見えないものを疑う性格なのに、気がついた時には初対面のはずの人に、彼のことを前のめりで聞いていました。

やー、もう、普段は偉そうなことを言っていても、好きな人がいる時って、ほんっと弱いなと思いました。
私の中で恋が叶って欲しすぎて、無意識に手段を選ばなくなってしまっていました。しかもあれだけ嫌がっていた手段を。
そして現金なものでその時もらった答えは、しっかり覚えています。

「この彼は、自分からは告白しないよ。」

えっっっ、そ、そうなの?????

あんなに凛々しい彼が?
むしろ女性から言われると嫌がりそうなくらいのイメージを持つ、堂々とした彼が?

2、告白した

にわかには信じられない気持ちでいたけれど、もしも、もしも向こうから告白をする可能性がないのであれば、だとしたらこの恋は

当然、私から言うしか進展のしようがないわけです。

その頃、彼との関係性は、ごくたまに2人きりで会う機会はあったものの、友達とも言えないような、例えるなら取引先のような、世間話をしたり、せいぜい仕事の延長で飲むくらいの距離感。

そんな中、私は、明るく彼の誕生日を聞き「もうすぐなんですね、ちょっとしたお祝いしますね。良かったらその日、空けておいてください。」と、重くならないように誘い出しました。
この時は、告白するつもりはありませんでした。
むしろプレゼントとかイベントを用意した上で告白したら向こうも断りづらいだろうから、これはフェアじゃない、ダメダメ!と思っていたくらいでした。

なのに、当日、イベント(ランチと美術展)が進むにつれてなぜか私は「こういう特別な日に言わなきゃ、もう言うチャンスはないかもしれない。」と考えが変わっていき、そのあとはもう「いつ言うの?いつ言うの?」とそればっかりが意識に上ってしまっていました。

そうこうしているうちにイベントは終了、新宿駅でさようならするはずの夕方、まだ言えてなかった私は「いっ、家まで送っていきます!」と。勢いでちょっと強引に彼の家まで行くことになったわけです。彼の家に到着したらしたで、さすがに彼も自分の家の前で私を追い返せなかったようで「ちょっとお茶でも飲んでいきますか?」と、家にあげてくれました。

そして、話をしているうちに今度は終電がなくなり。(もちろんまだ言えていない)
その辺は私、全くもって計算などはなくて、ただ言えていないから帰れないうちに終電がなくなったみたいな感じだったんですが、そこで彼が「送っていきますよ。」と、車を出してくれました。

車の中でも「あぁまだ言えてない。どうしよう、家に着いてしまう。」と焦るばかりで「今日言うのやめようか、でもまた近いうちにこのドキドキをやり直すのはきつい、嫌だ、言ってしまいたい。」など頭の中がぐるぐるとしている間30分ほど。当然、あっという間に家に着いてしまいます。

家の前。助手席からすぐに降りようとしない私。

「えっと・・・えっと・・・」

おそらく彼も(あとで聞いた時、この段階でもまだ告白されるとは思ってなかったらしくて、こっちがビッくらポンでしたが)私の様子がなんか変だ、ということくらいは感じていたようで、私が何か言おうとするのを、そこそこ長めの時間でしたが、黙って待ってくれて。

「めっちゃ・・・好きで・・・」

やっと言えたのは、午前3時でした。

彼は私の気持ちに応えてくれて「はっきりさせないままでしたが、私も、少しずつこの関係が進んでいく感じはしていました。これから、改めてよろしくお願いします。」と。そして続けて

「私の方から言うべきでしたね。ただ私はどうもこういうことは言えない性格で・・・」と・・・

!!!!!!!!!

数秘、当たってるやん・・・

そして私は、文字通り次の日には、数秘術の講座を申し込みました。
だって知りたい。なんで、なんで、なんでこんなにも当たるのか。

3、数秘術を学ぶ

そこからは一直線に、当時所属していた団体のファシリテーターになるまで、ゴリゴリに数秘術を学び、自分のものにしていきました。

ただ、リアリストを返上したというわけでもなくて

  • 占いはどうして当たるのか

  • 当たる場合と当たらない場合があるとしたらそれは何か

  • 占いで、望む結果を出すことはできるか

  • 仮に占いがなくても、同じ結果を出すことはできるか

と、占いと現実の両方から、人を幸せにする方法を模索し、研究してきました。その過程で、自分の主観を全く入れずに研究するために、大学の理学部で講師をしている友人と一緒に、統計を取り、事象との整合性を取り、実践もしてきました。

私は、何かひとつに依存したり盲信するのは良くないと思っています。
幸せになるのに占いしか手段がなかったら、占いに依存してしまう。
占いが当たっていれば当たっているほど、占いがなくなったらどうしよう、という発想になってしまう。
逆説的のようだけど、鑑定に信頼が持てるからこそ、占いがなくても大丈夫である事も必要だった。

何かに頼り出すと、人は弱くなります。

事実、占い師の多くがそういう「依存」を利用して稼いでいます。
利用者が占い師に依存している限り、お金を落としてくれるからです。
もちろん商売は、占いに限らず、継続してお金を払ってもらうことで、長く続けていけることも確かで、全員の悩みが解決し、占い師を頼る人が世の中に1人もいなくなってしまったら、占い師は生きていけなくなります。

それでも、人が幸せになるためには、占いがあっても、占いがなくても、同じように「自分で幸せを再現できる」ことが大事だと思うので

必ずその両方からのアプローチと、実践と、検証は必須です。

4、人の心理

片思いの5年間、私は、全く何もしていないわけではありませんでした。
ほんの少しずつ距離を縮めることを意識して、割と戦略的に、メールをする、メールを(あえて)しない、言葉選び、タイミング、内容などの戦略と実践もしていました。
彼の好きなものを自然に巧妙にリサーチし、心の距離に合わせて、彼を不快にさせない贈り方をするなど、相手に合わせてこちらの行動を常に考えていました。

好きだからこそ、もし結果が駄目だったとしても、そのプロセスだけは自分に恥じないようにいたかったですし、感情に任せて行きあたりばったり、単なる成りゆきまかせになってしまったら、つきあえる可能性まで潰してしまって取り返しがつかなくなるからです。

人生は全部が本番、一発勝負。特に人間関係はそう。

かといって計画を立てれば全てうまくいくわけでもなくて、現場の空気というものがあるので、その場その場で軌道修正しながら、相手の心を読みながら、適切な言動で全力を尽くす。しどろもどろだったあの告白も、実は、大事なポイントは外していません。

占いと、占いでないものを研究していて思うのは、占いは上手にポイントポイントで使うもので「好かれるか、嫌われるか」については、100%と言い切れるくらい、技術だという事。

なぜならセオリーがあるからです。
心理学の応用だからです。

1人の異性として愛してもらう、ということの確実な方法はないけれど、少なくとも嫌われない事、好かれる事、までは難しくないし、私のように5年もコツコツやらなくても、恋愛関係に持っていくことも、まるで頭を使わなくて済むほど簡単ではないけれども可能です。

5、人の印象

数秘術は、その人の持っている潜在的、顕在的な性格や、無意識の衝動、価値観などを示してくれます。それはよく「その人の取扱説明書」とも表現されますが、まさにそんな感じ。

自分の個性、相手の個性を知って、うまく活かそうということです。

それと、数秘術でわかる事で、私が特に専門としているのが「自分が人に与えている印象」を表す数字(パーソナルナンバー)です。

私が告白した彼は、ぱっと見は自分から告白しそうな、清廉潔白で堂々とした印象に感じます。でも実際は自分から告白しない、印象よりずっと繊細でナイーブな内面を持つ。
これは、数字で説明ができます。
こういうのは知っておくと「優しそうなのに優しくなかった!」のような、思ってたのと違う、というネガティブな事象を回避してくれます。

6、最後に

告白した彼とは、おつきあいしてからもう6年半になります。
浮気とか自分も考えられないし、彼がするとも思えません。それはもともと持っている性格などではなく、そういう関係性を築いているからです。
安心できる関係性を作ることは可能です。

今、良い恋愛をしていると思っています。
そしてそれに再現性がないのであれば、わざわざ公の場に書く事もないのですが、めちゃめちゃ簡単とは言いませんが、恋愛に関するお悩み解決は、皆さんが思っているよりもずっとシンプルで、難しい話ではないと思います。

人って、個人個人で考えや感じ方が違うようで、根底は同じです。
コロナ前に人気だったテレビ番組「YOUは何しに日本へ」は、あらゆる文化圏の国から、育った環境や言語、価値観が違う外国人が日本にやってきますが、観ていると、人の優しさに胸を熱くしたり、心を動かされるポイントなどはどこの国の人か関係なく、皆が同じだということがわかります。
恋愛も同じです。

このnoteは、占いも、その他の知識も、使えるものは全部使いつつも、小手先のテクニックなどではなく、普遍的で本質的で、自分が自然体でいられて、安心して大好きな人とおつきあいできるための、その大きなヒントになる事を書いていく内容です。

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