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しあわせの条件

しあわせである条件は、3つに集約されるって教えてくれた人がいた

  ・素直に自分が好きか
  ・頼れる他人がいるか
  ・誰かのためになっているかと感じられるか

『プレゼント 世界で1番大切な自分の見つけかた』 坂之上洋子 著。

ピュアで、透明な気持ちになれる、素敵な本に出会いました。タイトルの通り、誰かにプレゼントしたくなる本です。

イタリアのミラノへの留学というと、キラキラしていて羨ましいと言われることも多いのですが、日本と全く異なるカルチャーの中で、アイデンティティクライシスに陥って、自分が心底嫌になったことも。そして、孤独で寂しくてたまらなくなったこともありました。自分に自信がなくなって落ち込んでいた時は、自分は世の中に何の貢献もできていない、ただ酸素を吸って二酸化酸素を出しているだけの存在だと感じて

悲しくなったこともありました。

だけど、こういう複雑な感情を通じて、最終的にしあわせってこの3つに全てが集約されていることに気づけました。どれが欠けてもダメなんだと。


コロナウィルスで世界中が揺り動かされている今、

イタリアでは日々感染者が増えて、沢山の方がなくなっていて、今日友人から知り合いが亡くなったという話を聞いて、本当にショックでした。さらに悲しいことに、今はお葬式もできないし、亡くなった大切な人の顔を見ることさえもできないのだそう。そして、イタリアの特に南の方ではドメスティックバイオレンスが急上昇しているとのこと。ずっと家に籠っていると、ストレスがたまり、精神的にも普通の状態ではなくなります。

私は日本に帰ってきたものの、施設に入っている94歳の大好きなおばあちゃんに会うことはできません。母も叔母も誰も面会ができないから、きっと寂しい思いをしているだろうなと思うと涙が出ます。携帯もないから電話で話すこともできません。今日は母がおばあちゃんが編んでくれたセーターを押入れから出してくれたので、それを着てみたり、こんな風に思うことで気持ちが届けばいいなと思います。

イタリアに行った当初、イタリア人のファミリー愛のあまりの強さに若干ひいていたけれど、いつの間にか、少し染まったみたいです。笑

イタリアや他の国にいる友人たちとの日々の電話を通じて、画面越しに笑いあえて、電話してくれてありがとうとお互い言いあえる。

しあわせは、そんな毎日の些細な出来事の中にあるんだな、っていうことを日々感じています。





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