そぐわない
障害者と関わる仕事をしている。
暮らしのなかで他者と様々な感情のやり取りがあって人生のライフステージがあってライフステージごとの悩みを抱えてそれなりに満たされて生きる。障害者がそんな当たり前の生活を当たり前に生きるそのために、私は障害者の近くで暮らしをつくる試行錯誤をしていきたい。障害があってもなくても生きていくことを諦めなくて良い世界に障害者と一緒に知恵を出し合って近づきたい。
それは以前当たり前を失いかけて生きることを諦めかけた誰かから助けてほしかった自分を救うことと同義だから。声なき「助けて」に寄りそってほしかった自分を置き去りにしないために私は今の仕事をしている。
今の職場で出会う障害者のことが好きだ。だから関わり合いたい。けど、今の職場の求める人物像に私はどうやらそぐわない。自分にない能力を求められ続けることになる。消耗してしまう。私はここに居続けて良いんだろうか。方針を決める会議のあとから私はずっと苦しい。