4月29日
月曜日、世間ではゴールデンウィークが始まっているそうだ。
金曜日幼稚園をお休みした娘は四連休の最終日である。
もう娘は元気いっぱいで、早起きしてお着替えもし、朝食後はクレヨンしんちゃんの映画を観ていた。
私はまだだるぅい。副鼻腔炎が癖になっている。やだなぁ。
ここのところずっと娘と2人っきりで、結構消耗していたので
夫に、娘とどこかに遊びに行ってきてくれないか、と頼んだ。
「いこかー!」と即返事してくれてありがたい。
しばらくして
「とんちゃん、釣りいこかぁ!」
とやる気満々の夫の姿。時刻は13時。今から?遅くない??
公園とかに行ってもらおうと思っていたのにガッツリ系やん。
だけど娘は「え!釣り!?行きたい行きたい!!」
と、やる気満々になってしまっている。いいや、好きにしておくれ。。
ガチャガチャと準備をして、2人は14時前に出て行った。
ちなみに娘は、人生初の魚釣りである。
小学生の頃、父に着いてよく釣りに行っていた。
釣れたものが何であっても嬉しかった。大きな魚が釣れて大喜びしていたら、
一緒に来ていた親戚のおじさんたちに
「ボラじゃあや!」と笑われた。
ボラは臭いから料理には使わないと知っていたけど、それでも嬉しかった。
集中力のない私は、あまり魚を釣れたことはないのだけど
堤防の端っこにうつ伏せに寝転んで、撒いた餌に集まる稚魚を見たり
磯に遊びに行って、そこらじゅうにいるウニや貝や、カニを観察するのが好きだった。
そして毎度父が小さな魚ばかり釣って帰り、母に叱られるというのがワンセットだった。
「こんなんばっかり釣ってきてから…!!」と言いながら
小さなメバル(骨が硬く食べづらいけどめちゃくちゃ美味しい)を捌いていた記憶がある。
19時半に「全然あかん!」と、夫は爽やかな顔をして帰ってきた。
娘は眠っていたけどすぐに起きて「1匹も釣れなかったぁ!」とこちらも嬉しそうだった。持って行ったクーラーボックスを開けると、桃ジュースだけが冷やされていて笑った。
そのジュースをぐびぐび飲んで、「あのねぇ、昆布が落ちてたからね、ちぎって餌と一緒に沈めたんだけど、出てきちゃったんだよねぇ?ふわぁって浮いてきちゃったんだよ」と、夫と記憶を共有しながら、娘は思い出を話してくれた。
釣れなくても、娘は大満足!といった感じで可愛かった。
「とんちゃん、すんごい楽しかった!今度はかっかも一緒に行こうねぇ」と言ってくれた。行こうねぇ!