4月22日

「なんで唯ちゃんってそんなに高圧的なん?」

夕飯を食べながら夫が言った。
確かに私は言葉が強い。特に夫には。今に始まった事ではないのに急にどうしたのか。

「ん。どこが高圧的やった?」
「さっき、(ご飯できたよと)僕をよぶときとか。あんなにでかい声で呼ばんでも。」

いやいや聞いてくださいよ。
夫の作業部屋は2階。猫が入らないように扉は閉まっている。
夕飯が出来上がった時、最初は娘に夫を呼んでもらった。上から「はーい、いきまーす」という返事が聞こえたがなかなか降りてこないので2人で食べ始めた。半分食べてもまだ降りてこないので、集中して忘れてるのかと思い今度は私が呼んだのだ。大声で。
夫は難聴。作業中は過集中モードなのでさらに聞こえなくなる。
経験上、このくらいの声量で呼ばないと彼には聞こえない、という音量がある。それが結構なバカデカボイスなので、彼にとっては【高圧的】と感じたのだそうだ。
作業中ですぐ降りて来られないならはじめにそう言えば良いのに。
と私は思うのだが?

名前を呼んでも返事がないということは日常茶飯事である。3回も4回も呼んで返事がないなんてよくあること。私もだんだん言い方が乱暴になっていく。
私が夫の近くまで足を運んで呼びに行けば良いのかもしれないけれど、毎回できるわけでもない。ていうか隣の部屋にいてもそうなんだから、聞き取ってくれや、の気持ちの方が強い。
そして初めから怒鳴っているわけではないのに、夫が初めて聞き取るのはその最後の怒鳴り声だけなのだ。悲しい。
「唯ちゃんはいつも怒ってる」と言われるけど怒ってねーのよ。名前呼んでるだけや。最近は、何度も呼ぶのがしんどいので1発目からバカデカボイスなのだ。
そりゃ高圧的ともなるだろう。でも怒ってないのよ。

確かに私は短気だしよく怒る。けして穏やかな人間ではない。だが「いつも怒ってる」「高圧的な人間」と評価されるのは甚だ心外である。
夫に強めに出てしまうのにはここでは書ききれないくらい理由がある。自分を正当化しているだけなのかもしれないけれど、そうしないと私の気持ちなんて何も伝わらない!という場面が幾度となくあった。
今日の一言で
夫に何かを伝えるというにはまだまだ工夫が必要なのだと痛感した。娘にもそうだけど、夫にも「どうやったらうまく伝わるか」というのはずっとずっと心掛けて接しているつもりだ。

色々考えていたら悔しくて涙が出てしまった。
むかつく!むかつく!!むかつく!!!!

とりあえず内線を導入しようか。
作業部屋↔︎台所で。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?