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【社会人リケジョの新方程式#6】「こどもの看護」

はじめましての人は自己紹介からどうぞ!

通常保育の範囲

通常保育と聞くとどんな子供たちが通っていると思いますか?小学校では手話・点字・療育等が必要な子たちは支援学級や盲・ろう学校に通っているけれど、自分たちがいた通常学級に薬をのんでいる子、怪我をして松葉づえをついている子も車いすの子もいましたよね。学校に薬を持って行ったことがない人、怪我をしたことが全くない人のほうが少ないのではないでしょうか。

保育園では上記すべての子が通常保育を受けれません。

保育士さんは複数の子を一人で担当してくれています。乳幼児は小学生のように自分で薬を飲んだりぬったりすることも、一人で体育を見学するようなこともできないので特別なケアが必要な子は通常保育を断られることになります。

37.5℃以上や下痢で保育園に通えないことは有名になってきていますが、保育園では医療行為ができないので投薬、塗り薬の塗布はできません。

貼り薬、包帯、義歯やコンタクト等も落とした時に他の子供がケガや誤飲する危険があるので禁止です。

自治体によってはケアが必要なこどもに加配の保育士や看護師がつく場合もあります。

うちの息子は大きなやけどをして、包帯も取れだいぶよくなったのですが、ケアが必要な状態で数週間保育園に通えていません。
加配の保育士さんが怪我に備えて待機しているわけではないので、保育士さんが配置されるより治るほうが早いですし、短期間だけ雇われても保育士さんも困るだろうし、治るまで休めばいいので私はさほど困っていません。(こんなに休める制度のある会社ばかりではないので、それはそれでまた別のもんだいだとは思います)

息子がやけどをして思ったのは、もし治らない障害が残っていたとしたら、今の保育園では復帰のめどが立たないので、なんとかしなければいけませんが、諦めずに復帰できる方法を探せるかといわれるととても難しいということです。私はかなり仕事が好きなほうですが、それでも自信がない。

なぜなら、我が子が受け入れられない現実に直面するのはとても辛いからです。

障害児の保育

病児・障害児の受け入れ先として、病院に併設した病児保育施設(一時預かり)や、特別支援学級のある保育園もありますが、数は少ないです。

さらに、たんの吸引や胃ろうを必要とする医療的ケア児の場合では申し込みできる施設がほとんどないのが現状です。

自分の愛する子が受け入れてもらえないというのは母親にとってとても辛いことです。

保育を必要とする子は誰でも、すべての保育園で受け入れるようになってほしいですがほど遠いのが現状です。

たとえ自分が健康だとしても、どんな子が生まれるかわからないし、けがや病気で障害が残るというのは誰にでも起きうることです。

私の話を読んでくれているリケジョはこれからできれば子育てと仕事の両立をしていきたいなぁと思っている人たちだと思います。

このような状態で、両立を望むあなた方へ「だいじょうぶ、仕事も育児も産んだらどうにかなるよ」とは軽々しく言えません。

子供をもたない選択をする女性エンジニアもいます。

けど、娘にはそんなこと悩まなくていい、大変なことがあったら私が全部引き受けるから安心して子供を産んでっていいたい。うちの娘まだ保育園児で結婚するかもどうかもわからないですけどね。

あなたを大切に思っている人もきっとそうだと思いますよ。


障害児保育園全国に増えてほしいですね。


今回提唱するのは「通常保育は狭き門」でした!次回もお楽しみに!

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(余談)

私は困ってないと書きましたが、課長は今期から始まるプロジェクトの経験者が足りないと言ってたので、困っていると思います。ほんとすいません。。

会社向けプレゼンならここから病児・障害児の企業保育所を作って人材確保って展開にもっていくかなぁ。