ミリオンライブとアメコミ Act3DAY1を見て、掴んだミリオンライブの”ミリオン”の意味
ブログの転載です。
いきなり唐突だがアニメ『ミリオンライブ!』の終盤で流れた@曲『REFEAIN REL@TION』の歌詞をご覧になって頂きたい。
そこでは
100万回だってリフレインしてく
リレーションのバトンが繋ぐ胸の熱い感情
知らない『私』に出会う『シアター』の扉を開く
未来をなんどだって歌おう、ここから
輝きの物語―STORYー始めよう!
昨日と同じ時間なんてなくて(変わっていく!)
だからもっと高い場所目指す(飛ぼう!)
100万回だってリフレインしていく
新しい舞台で出会う コールに応えていこう
夢は叶えた瞬間に そこから
次の公演ーSTAGEーが始まる
100万回だってリフレインさせよう
リレーションのバトンが繋ぐ胸の「ありがとう」を
また今日も『あなた』に出会う舞台の幕が上がる
未来をなんどだって歌おう、ここから
私たちの物語ーLIVEー始めよう!
この歌詞から何が読み取れるかは各々様々だと思うが、僕はこの曲を劇場で聞いた時から、今までのミリオンライブのどの曲以上にミリオンライブを体現している曲だと感じた。それが何故か、言語化できそうでできない。理解っているはずなのに理解っていない、そんな曖昧な状態が続いていたのだが、それをAct3DAY1のYouTubeアイドルマスターチャンネルで公開されているAPかっしーの終了後感想会でかっしーがこの曲について語っていた解釈を聞いた瞬間腑に落ちるものがあった。
要約すると「ミリオンライブの”ミリオン”の意味って、単に観客が100万人とか動員100万人とかいう意味ではなくて、各々が劇場とか、アニメとか、ライブとかで新たしい出会いを繰り返し(リフレイン)していった結果、総体としての100万回(ミリオン)だと思うと腑に落ちた」
つまりミリオンライブの”ミリオン”とは無限に繰り返していくリフレイン(繰り返し)の”ミリオン”ということだ。だがその無限の繰り返しの世界で何もかもが変わらないかと言えば、そうではない。上述した歌詞を見れば分かるがこんな一節がある。「昨日と同じ時間なんてなくて(変わっていく!)」そう、同じところをぐるぐる廻っている様でいて、実は違う、昨日と同じ時間なんてない、けれどもリフレインしてく、これがきっとミリオンライブの本質なんだと思った。きっと僕たちは幾度も劇場のアイドルたちに出会った、これからも出会う、でもそれは一度たりとも同じではない、出会いはリフレインする、けれどもアイドルたちは変わっていく、しかし決して変わらないものもある、この一見矛盾した構造、これこそミリオンライブの本質なんだなと感じた。
・これってなにか?に似てないか?
僕はアイマス(主に765やミリオン)も好きだけれどアメコミも好きだ。そこで何故アメコミが好きな自分がミリオンライブにハマったのか。逆も然りだが、その理由を単なる偶然の一致だと思っていた。だが今回思い至ったミリオンライブの”ミリオン”の意味を悟り、アメコミとミリオンライブの共通点に気づいた。アメコミとは同じキャラクターが生き続ける世界である、そこでは幾度もそのキャラクターと読者は出会いを繰り返し、あるいは別れ、邂逅がリフレインする。そしてアメコミのキャラクターも「同じところをぐるぐる廻っている様でいて、実は違う」を地で行っているコンテンツである。80年代のバットマン、0年代のバットマン、10年代のバットマン、どれもが同じバットマンだが、違うバットマンである。そうまさに「昨日と同じ時間なんてなくて(変わっていく!)」なのだ。ここに僕はアメコミとミリオンライブの共通点を見出した。そうアメコミもまさに「100万回だってリフレインしていく」コンテンツなのだ。
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