冴ゆる夜
今年は冬の訪れが遅いですね。寒いけれど、まだダウンの出番が数えるほどしかないわたしです。今回は初めて創作(俳句)を投稿します。
冬の俳句「冴ゆる夜」
君を待つ間にセーターの毛玉とる
マフラーを巻いてふくらむ後ろ髪
彷徨える綿虫髪にとまりけり
嚔(くしゃみ)して世間話を聞きかえす
シャンパンの泡は消えゆき星冴ゆる
梟の声に家路を急ぎけり
ストーブを焚いてフィギュアスケート観る
靴下の見つからぬ間に湯冷めして
もう誰か行きしあとなり霜柱
雫して天寿の近し雪兎
【あとがき的なもの】
これらは、短大時代に授業で詠んだ俳句です。紙でしか残しておらず、せっかくこういう場をつくったので一緒に残しておきたいと思い、投稿させていただきました。
当時のわたしにとっては季語の扱いが難しく、歳時記とにらめっこしながら自分に扱えそうな季語を見つけることから始めたなぁ。。
女子大生だから詠める句をつくりたいと思っていました。拙さのある、粗いキラキラ感のある雰囲気。あまり値打ちのない、ガラスでできた大きな宝石のような、すぐに失われる一瞬のきらめき。
今推敲したらまた変わってくるのかもしれないけど、あえてそのままを残します。「冴ゆる夜」は新たにつけたので、句の順番は考えてみました。
また、俳句つくりたいな。。そのときは、もっと無駄のない洗練された句を詠めるようになりたいな。
短歌も詠んでいて、気に入ってた作品もあるんだけど、1年生の前期にとっただけに幼くて照れ臭いんだよね。。でも、墓場まで持っていくのももったいないからいつか投稿しようと思います。
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