就活って、生きるってむずかしい2
ここからは月ごとに分けて書いてみる。
こうして自分のしてきたことを振り返り記すことで、周りの人とお揃いに歩けない自分への嫌悪感だらけの日々に、私だって私なりに頑張っていたんだぞ、と少しだけ自信を加えられることを期待している。
まずは4月~6月まで。
大学3年生4月
就職支援セミナーの後、私はとある就活グループに入った。
就職活動の支援をしてくれるグループで、採用担当を行ったことのあるおじさんたちが主催だった。このグループについては別の日記でまた詳しく綴りたいが、ひとつ心に残っていることがある。参加してしばらく経ち、すでに内定をもらった22卒の先輩方が話をしに来てくれた時のことだ。話しているうちにその中の一人から、「あなたは私と似ているから、頑張ってほしい」と切実に言われた。泣きそうだった。ほぼ泣いていた。先輩、お元気でしょうか。私はいまだに内定がありません。それどころか就活すらろくにできなくなってしまいました。
先輩はいまごろキラキラ社会人として頑張っているのだろうな、と時々思い出す。
ちなみにこの頃は履修も一杯で、ほとんど就活に時間を割いてはいなかった。しかし、中途半端に他大学の友達の就活状況やマイナビセミナーを見てしまい、心のどこかで真面目と心配症の血が騒ぎ始めていた。要領が悪い。
大学3年生6月
初夏。私は初めてインターンシップに参加した。
インターンシップと言っても、マイナビリクナビで1Dayお仕事体験と設定されているもので、スケジュールさえ合えば誰でも参加できる。私も適当に地元の企業をえらんで申し込んだ。
初めてのインターンシップ。結論から言うと、「この会社は受けないでおこう」、と思った。地元の中小企業で業績も安定していた、仕事内容も普通だったが、代表者が無理だった。何様だと思われてしまうかもしれないが、私はここで働いてもこの人を尊敬できないし、もはやひとことも会話をしたくない、と感じたのだ。インターン中、その人は「自分は嘘がつけないからこういうこと言っちゃうんだよね」としきりに言っていて、もたつく新人社員を「なにしてんの」とせかしていた。確かにやばさが隠れているよりましだと思うし、世の中のやばいやつはもっとやばいと思うが、
インターンシップ1社目で、社会ってめんどくさいな、と改めて思った。
このように会社の実際を知り、自分に合った会社を見つけることができるインターンシップが就活において重要視されているのは頷ける。しかし私の場合、この後どれだけインターンシップに参加しても、社会人に圧倒されるばかり、気を遣い精神が削られていくばかりで、働きたい会社は見つからなかった。
私は結局、周りに流されて就活をしていただけだった。
この1年後には、求人を見るだけで涙が止まらなくなり死にたいと言いながら寝込んでしまう自分がいる。
就活を通して何度も何度も自分のこれからの人生を考えたが、何も出てこなかった。
私は今まで誰の人生を生きてきたんだろう、と思った。
「就活に正解はない。」
正解がないなら何故こんなに苦しいのか。
辛い。