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花と犬 写真館をスタートさせて二ヶ月
スタジオで撮影が始まって早二ヶ月。
毎日が刺激的で、ドラマチックであり、
そして、なにより、本当に毎分濃厚で。
とても勉強になり、ありがたく、感謝ばかり。
これに尽きる。
勉強になるというのは、どういうことかというと、、
フォトスタジオ運営者として、カメラマンとして、様々な業務、責任があるけれど、その様々な面での自分の力量に、完全に満足することはなく。
(もちろんすでに自信をもって提供させていただいているサービスであることは大前提として)
日々、進化したいと思うし、常にもっと上を目指して暮らしてる。
ということは、今より上手くなったら、今を振り返り、まだまだだな。と思うのだろう。
その瞬間はドキっとするだろう。いい気分ではない。
でもいいこと。だと思う。
でもやっぱり恐怖でもある。
「え、これがベストだったわけ!まだまだだね」
って思うんだろうから。そりゃ目をつぶっていたい。
直視したくない。
そりゃ、想像するとイテテテ、と、複雑な気持ちなのだ。
でも、だからって、すでに素晴らしいので学ぶことは無い。なんて人いないでしょう。
そしてそんな痛い気持ちに向き合う経験は積んできてる。
この歳になれば、そりゃそうだが。
何回もイテテテ、、恥ずかし、、、
でも見なきゃ!直視して対策するのみ。
って思ってきてるから、免疫はある。
(そんなのあたりまえすぎると思われてしまうかもしれないが、子供の時よりも意外とそれが受け入れられなかったりもするから自己確認)
どちらにせよ、「価値」としてもらえるか、そうでないかは、お客様が決めることであり、仕事としてサービスを提供している以上、満足という計りは、私の手からは離れているのだ。
お客様の満足の度合いが、私の提供しているものの「価値」であり、満足してもらえたのか?を日々粘膜で感じとり、レベルアップのために試行錯誤していくのが仕事である。
価値を見出すためには、自分に任されたことと向き合って、責任を果たすこと。なのだと思う。
(自分に必要とされてることは何かを自発的に、繊細にキャッチできる能力を鍛えることが重要になってはくるけれど)
もし自分の至らなさを見つけても、逃げることだけしなければ、少しづつ、一歩づつでも、良い方向にいくから。
向き合う勇気や、そのための力が必要。
でも、色んな事柄や、自分の気持ちと向き合うためには、かなりの労力が必要だから、
その力を出せるための土台を整えることが1番の優先事項だなー。と日々思う。
それは自分と家族の健康であったり、心身ともに健やかに暮らせる生活習慣だったりするわけだけど。
向き合えないとき、逃げちゃうとき、
そんな時はただただ、疲れているんだろうね、人は。
今ムリっすー。っていう体のサイン。
ちゃんと防衛してくれてる自分からのサイン。
それはちゃんと見逃さないように、自分を労りながら。
そして諦めずに生活スケジュールをまず見直すことって大切だよね、、
、、、って話がだいぶ逸れてしまったけど、
兎にも角にも、ありがたいことに今の私には向き合うことが出来るだけの体力があるから、日々強烈に色々感じまくることをやめず、次から次へと挑戦をしている。
夫婦で毎日同じ方向をみつつ、違う視点にたって、あれやこれやと討論できるのも良いのかもしれない。
話が尽きないのが楽しい。
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花はただ一輪でも美しく、花びら一枚ですら絵になる。
そして犬という最高に可愛いイキモノ。
花。そして犬。この組み合わせて、世の中で1番、心を掴まれる絵を、撮りたい。
それでいて飼い主さんと犬の絆や、
犬のキャラクターを写真の中に、うつしたい。
花の角度、光の当たり方、茎の曲線、を意識しながら
犬の目線、角度、ピントの深さ、表情、、、
全部がベストになるタイミングを捉えるのが
どれだけ困難か。笑
本当に容易ではない。でも試行錯誤すること、
それ自体が、最高に楽しい。
犬たちがぬいぐるみじゃないからやりがいがあるし、
光のコントロールとカメラの設定は奥が深いから面白い。
世の中のムードも日々変化するし、機材も進化する。
興味を持って楽しくアンテナをはり続ける工夫が必要なのだ。
長くなりすぎたので、まとめると、
大変さも含め、本当に心底楽しくやらせてもらっている。ということ。
お客様が本当に素敵な方ばかりで、初めましてとはいつも思えないのはどうしてだろう。これもありがたい。
これからも一生、テコ入れの連続になるとは思うけど、もっともっと良いものを、さらに満足してもらえるものを。
そして自分も満足できるものを。
妥協せず突き詰めていけるという幸運に感謝して。
二ヶ月での気持ちのメモ。と。
(ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございます)