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セルフレジはどこまで買い物を豊かにしてくれるのだろう?

ぶっちゃけ、かれこれ5年以上、メインの仕事とは別に週2〜3回ほどレジ打ちのバイトをしている。

体感的にはコロナ禍位(2019〜)??からだと思うが、セルフレジの進化が急激に加速してきたと思う。導入された当初は、あー仕事無くなるのかな‥とか、シフト減るのかな‥等と心配していたが、今の所その様なことはない。

ただし働いている身としては、あとどの位ある仕事なのだろう?また、数年後にこのバイトをしていたら、少しか働き方が変わっているのだろう?と考える事が増えてきた。それだけまだ大半は気づかないであろう部分、見えない部分での変化を感じるからだ。

また、今年に入ってからの記事だが、海外ではセルフレジにより、売上が下がったり、万引きが増え、セルフレジを辞めることにした所もあると見た。

日本は1度始めたとなると、そうそう辞めることはないと予想するが、良くも悪くも今あるセルフレジの基本はそのままで、変わっていくものは変わるだろうとは思う。

その時、何が変わるのだろう。自分なりにまとめたことを書いています。

雇って頂いている店舗さんや、セルフレジを起用している企業様の批判や悪態をつく気は一切ありませんが、書き進めていくとショッキングに思うことがいくつかあるように思えたこと。また今までレジ打ちをしたことが無い、これからも一生することは無いと言う人でも、コンビニやスーパーを全く利用しないと言う人はいないのではないか?と思うし、これからはセルフレジを使う機会もあるだろうと思います。

たまには、皆が使う身近なサービスについて考えてみませんか???

少し長いと思うので、いくつかに分けて書いていきます。良かったら読んでみてください。
最後には決してディストピアにはならない様に頑張って書いていきます。


人件費削減と共に現れたセルフレジ?


あくまで自分の体験談になるので、最初にセルフレジを導入した企業や、大都会のセルフレジ事情は書きませんが、そもそもセルフレジ以前にレジ打ちバイトの人件費削減と言うのがあったと思う。

ワンオペと言う言葉を聞いたのもこの辺からな気がするし(約10年程前〜?)数人いないと成り立たないだろうと思う仕事内容なのに、『店に、店長と私しかいないんだよね?』みたいな話を身近な人から聞くことが増えたのもこの頃だったと思う。店員の少ない時間を狙った強盗のニュースなども多く報道されていた記憶がある。

※最近の若い人にワンオペと言うとワンオペ育児を連想する人が多いらしいが、違う。そもそもは、店を運営するのに必要な最低限の従業員数を更に削りまくる。売り場に1人しかいない。しかし、1人で時間内に終わらせなくてはいけない。なんならトイレも行けない。問題が起きても現場で対処するのは1人。助けがいない。ギリギリの人数で回しているので、急用で公休を取ろうにも代わりがいないみたいな事を社畜根性よろしく自慢話みたく『ワンオペ』と呼んでいたのだ。記憶違いでなければ。


どんどん人が減っていくレジ打ち(人)に対応するセルフレジ(機械)


当時、私がバイトをしていた某スーパーも、元々は3つレジがある店で、常時3人レジ打ち用のアルバイトを雇っていた。私みたいなWワークのフリーターや学生さん、主婦さんなどがいたが、暇な曜日や時間帯になると2レジ稼働で余裕で店が回るそんな店だった。その場合は、各自で品出しをしたり、店内清掃したり、それでも暇だと早上がりをしていたが、それぞれが離職していったタイミングで欠員補充は無くなった。常時2人、2レジ稼働対応に変わっていった。たまに2レジでいよいよ間に合わない時は、普段はレジ業務をしない店長や社員がレジに入る様になった。またその頃、セルフレジの導入が決まった。

気付くと会計だけ機械になる(自動精算機)


そこからだんだんとセルフレジに変わってきた。商品スキャンまでは店員がして、会計時のみ客側がレジ操作するパターン(セミセルフレジ)と、商品スキャンから会計まで客側がレジ操作するパターン(フルセルフレジ)に分かれ、増えていった。

良かった点と思う点もある。


どちらのパターンにも言えることだが、自動精算機になるとレジ金計算と過不足を心配する必要が無くなった。機械は間違えないのだから。

若い頃は特に時々来る、大金のやり取りがちょっと嫌だった(ぢゃあレジすんなだけど‥)

レジ金計算は次のシフトの人が来る時間帯(店が混む時間帯と似ている)にバタバタしなくなったり、過不足が合わないと合うまで残業したり、マイナス金を従業員に補填させたり、店長が『内緒だよ』と言って自分のお金を補填しているのを見るのは辛かった。またある店は『連帯責任だ』と言って、その日出勤だった従業員全員でワリカン補填したりしたが、自動精算機になってからは、その習慣は無くなったと聞いて良かったと思った。

コロナ禍とセルフレジは相性がフォーリンラブする。セルフレジは感染対策になる?


まだ覚えている人もいると思るが、セルフレジが増えた頃と10%増税した頃、キャッシュレス時代は絶妙に被っている。

私のバイト先(コンビニ)はコロナ禍で、いち早くレジ前にアクリル板並の分厚いカーテンを垂らしていたと思うし、人とのやり取りを短縮させることや感染対策目的で全台を自動精算機レジに変えた。大半の客がバーコード支払いになった頃もおそらく同時期に当たる。ピッのスキャンだけで支払いが完了。短時間で完結するようになった。みな直接、金を触らなくていい。早い。
誰からコロナを貰うか分からないと相当、疑心暗鬼になっていたし、もしかすると自分も1日にこれだけの人を接客しているなら移す側かもしれない。そういう考えはまだ短かかったセルフレジの歴史をこれから思い起こすときのターニングポイントになるかもしれない。

またコロナ禍で、外国人の働いていた子達が国に帰っちゃって、ますますヤバい!って言ってた別店舗の知り合いのオネエ様もこれからもっとセルフレジが躍動する!これで、安心、大丈夫だ!なんて言っていたのも思い出す。

これからのセルフレジと従業員と‥


単純に金銭のやり取りの短縮だけを考慮すれば、1人にかかる滞在時間自体は短縮されたかもしれないが(フルでもセミでも)ここまでの内容だと、セルフレジ評論と言うよりキャッシュレス化がすげぇとしかならないと思う。

そもそも人件費削減対策からセルフレジが始まっていたとしたらば、大半のコンビニ従業員は未だに客側から見せられるバーコードをスキャンする必要があり、直接金銭のやりとりをしていた頃より、レジ業務が円滑になったかに関しては〝多分、あくまでも客側と従業員側の意識による〟位にしか言えないし、働く側の仕事内容がどう変化したかについても、昔と比べて人レジ数が減った以外はあまり変わったようには思えない。次はセルフレジに変わってレジ打ちバイトがどんな仕事をしているのかを書いてみます。

〜このnote内での略語〜

※フルセルフレジ 客側が商品スキャンから会計、袋詰めまで全部行うこと。
※セミセルフレジ 商品スキャンは従業員が行い、会計を客側にしてもらうこと。
袋詰め作業などはスーパー、家電量販店や、コンビニによったり、それぞれまだ違う。
※人レジ 従来のレジの中に人がいること。



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