年始のご馳走、最期の晩餐、忘れられない愛する食べ物は?
正月なので親族が集まった。
と言いたいところだが、集まるというほど親族も多くない。
母と弟ふたりの家に、夫と娘とわたしの3人で出向き、途中で母の妹が来た。
しょっちゅう会っている間柄の人間だけであるから、積もる話もさほどなく、どこの店のランチが美味いとか、そんな話をした。
そんな話からの、死ぬ前に何が食べたいとか、そういう所謂「最期の晩餐」の話になった。
母は、今はなき鶏料理屋の、塩蒸し鶏。
夫は味噌カツとハンバーグ、これもどちらもとうになくなった店のメニューだそうで、どちら