よくあるけど経験したくなかった失敗のお話【適応障害レポ】
こんにちは、いかです。
お久しぶりの更新となりました。
休んでいた期間の「ざっくり日記」は後日まとめるとして、今日はなぜお休みしていたのかをざっくりご説明したいと思います。
この記事で皆さん(特に適応障害と闘っている方)に言いたいのは、「身近な人を頼ることは逃げでも弱さでもない」ということです。
結論からいうと…
クーリングオフ完了までの期間中、できる限り私の行動を公にしたくなくて更新をお休みしていました。(今はすべての手続きが完了し、お金も無事に戻ってきました。)
私が更新をお休みする直前、以下のような記事を書いていました。
リアルタイムで読まれていた方は、「ん?大丈夫か?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
これまての私の人生で、一番冷や汗の出る体験となってしまいました。
(最初の日の記事で以下のように書いてましたが、結果的に商品買うことになってました笑)
※ここで書くこと
商材名や関係者・参加者とかの名前、内容などについては書きません。
でも私の体験として、この出来事を通して思ったことや考えたことを書いていきたいと思います。
不安と焦りで視野が狭くなっていた
私は、今の休職期間を「絶対に将来にとって実りあるものにしないといけない」と強く思っていました。2年という期間を立ちすくんで時間を無駄にしていると感じていたからです。
焦りや不安が、自覚していた以上にピークに達していたのかもしれません。
今思えば、休職に入る前から焦りや不安に支配されていて、視野がとても狭くなっていたと今は自覚しています。
そんな状態だったけど(だからこそ?)、セミナーに参加したり情報を積極的に自分から取りに行く(行動する)ことでなんとか今の状態から脱出しようとしていました。
そんななかで掴んだ「魅力的に見える出会い」に妄信的になっていました。
「この人たちの後にしがみついていけば、今の状況を変えられる!」という思い込みです。
まだ「どういう風に変わりたいのか」がはっきりしていないのに、「とにかく今の状態からなんでもいいから変わりたい」という視野の狭い願いでした。
「その商材に挑戦するのが不安なんです」ということを、私は何時間もその方々に言っていました。具体的な不安要素を言っては、それは不安に思うようなことじゃないと不安を潰してもらって。
でも「買います」と言うその時も、大金を支払ったその後も不安は消えていませんでした。
冷静に考えれば、不安だったのは「その商材を活用することで得られるだろう職・仕事の内容」を二の次にした決断だったからだと思います。
確かに理想の働き方には近づくかもしれないけど、本当にその仕事したいの?っていう。
自分一人で進んでいかないといけないと思い込んでいた
いろんな状況が重なって、当時社会から少し孤立した状況にあった私は、「自分一人で決断して進んでいかないといけない」という思考に陥っていました。
購入までの1~2日、「自分の周りの人に相談しても反対されるのが落ちだから、結果を出してから言った方がいいかも」という考えもあり、その思考が加速していたように思います。
その結果、身近な人に相談する選択肢を排除し、2~3日という短い期間で大金を支払う流れに。
結局は私自身が進んで飛び込もうとした道なので、私の判断力が低下していたのが原因であると思ってはいます。
私を救ってくれたのは…
なぜ、この危機を危機と捉え直すことができたのか。
私のnoteの記事を読んだ、長くお世話になっている方が「大丈夫ですか?」と連絡をくれたからです。
前述のとおり、
社会から少し孤立していた(自分から孤立しに行っていた)し、周りに直接相談をしていなかった私でしたが、このnoteだけはどんなに遅くなっても一日1記事書いていました。
noteを書いていたことでリアルタイムに手を差し伸べてくれる大人がいました。
この方に、私は本当の本当に感謝することになります。
「私、やってしまったかもしれません…。」
連絡がきたのは決済をした次の日の朝。
言いようのない不安やモヤモヤを抱えていた私は、ここで初めて周りの大人に(言える範囲で)相談をすることになりました。
電話口で泣きながら「私、やってしまったかもしれません…。」と。
急だったのに時間を作っていただき、クーリングオフの仕方や消費者センターの場所等たくさんご助言をいただきました。。。
この方が連絡をくれていなかったら、私は不安を抱えたままお金もなくなり本当に絶望していたかもしれません。
想像しただけで震えあがります。
私には必要のないモノだった
この商材自体が悪いものだとはいいません。
この商材で成功の道をたどっている人は、実際にいるのかもしれません。(知らんけど。)
「私個人には必要のないモノだった」。
「決済する前に冷静に考えられる心理状況ではなかった」。
ということがすべてだったんだと思います。
一番伝えたいこと
最初にも書きましたが、この記事で皆さん(特に適応障害と闘っている方)に言いたいのは、「身近な人を頼ることは逃げでも弱さでもない」ということです。
新しいことをしようとすると、周りの人は「それって大丈夫なの?」って言うと思います。でもそれって、あなたのことを本当に心配してくれているからだと思うのです。
自分に自信がなくなっている時に反対されるのはしんどいし、迷いにもにつながります。誰かに頼るのが逃げや弱さに感じる時もあると思います。
でも、自分の中だけの「偏った知見」で物事を判断するのはリスキーです。
周りを頼ったり相談するのって、「判断を委ねる」んじゃなくて「意見をきく」ことなんですよね。
自分自身で物事を決断するための「判断材料を収集すること」なんだと思います。
人に相談したからと言ってその人の言うことに100%従わないといけないことなんてないし、逆に100%従っちゃいけないこともない。
共感するものがあるなら「そのエッセンスを取り入れる」くらいがちょうどいいのだと思います。
「自分で判断できる、思考できる余裕をもって人の意見をきく」。
余裕がないのであればまだ心が元気じゃないから、将来ではなくしっかり今を生きる(休息する)のがいいんだと思いました。
実際私は、自分で思っていた以上に余裕が無くて心に元気が無かったんだと思います。
「身近な人に」っていうのと「いろんな人に」っていうのがポイントです。
私みたいに特定の知り合って間もない人だけを妄信して、その人だけに相談してたら「偏った知見」になることは明白です。
視野も思考も広く開けている方が、心も穏やかでいられると思います。
まとめ
と、正直思いました。
でも、助けてくれた方に
という声をかけていただきました。
そして最近手に入れた本に、こんな言葉がありました。(やっと手に入れた本です…!)
この2人の言葉に、今の私はとてもとても救われています。
依然「ただの適応障害の私」ではありますが、この震える体験を通して「視野が狭くなっていたこと」や「変われていないようで深度が変わっていること」を自覚できました。
良い体験では決してありませんでしたが、糧となる体験ではありました。
皆さん、人生の決断(特にお金の絡む決断)は一人で悩んで決めるものではないと思うので、頼れる人に相談しましょうね。
また少しずつ更新を再開していきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!