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【遊び紹介】連想神経衰弱【オリジナル】

どうもハリです。
今回はオリジナルの遊び、「連想神経衰弱」をご紹介しましょう。

これは最初にYouTubeに載せた動画でもあり、遊彙戯をやる心意気の原型でもあるので、こちらでもやはり第一弾にしてみました。

このゲームは元々2018年頃にハリがなんとなく思いついたものなのですが、誰でもすぐにできそうなので、いろんな人にやってもらいたいと思っていました。発信する場を持ったらぜひ紹介しよう。そう思っていたので、よかったらやってみてください。

連想神経衰弱

神経衰弱といえば、裏返しのカードの中から2枚めくって絵柄が揃ったら獲得、というものです。

一方、今回紹介する連想神経衰弱は、基本的に同じ絵柄のカードは使いません
では、どうやって札を取るのか。
手順を追って遊び方を紹介します。


用意するもの

【必要なもの】
①同じ形の紙(カードなど)
 →絵を描きます。描きやすい紙をご用意ください。
②ペン
 →絵を描きます。紙との相性も含めて描きやすいものをご用意ください。

【必要ならば揃えるもの】
③裏が見えないスリーブ(紙を切って用意する場合推奨)
 →自前でコピー用紙などを切って紙を用意した場合、形が不揃いになっているかと思います。裏が見えないタイプのスリーブに入れると、形が違っても神経衰弱になります。また、ペンで描いた絵が透けている場合もおすすめです。購入はカードゲーム売り場のあるおもちゃ屋、電機屋、イオン等のショッピングモールなどでできます。ダイソーなどでも売っているところもありました。

【今回使うもの】
・100均の多目的カード(事務用品売り場か文具売り場にあると思います)
・ボールペン(色つき)
(今回は使っていませんが動画ではスリーブも使いました。Amazonで買いましたがカード売り場によく置かれているスリーブです。)

形の揃った紙とそれに描けるペン

遊び方

①同じ形の白い紙をたくさん用意(20枚くらいなど)して、プレイヤーに配る。
 紙を切って用意するなら、裏が見えないスリーブなどを用意すると良い。(手動で切ると形が揃わないので)

今回は説明用なので1人5枚



②それぞれ好きな絵を描く。どんな絵を描いたかはまだ見せない(方が面白いと思う)。自分が描く絵はすべて別のものを描く。

全部違う絵を描く


③裏返しにして混ぜる。みんなが取れるように真ん中に、重ならないように広げる。

描き終わったら裏返して混ぜる
どれがどれか分からないように


④自分の番が来たら、2枚めくる。絵は当然違うので、その2枚から連想できること、その2枚の共通点などを言えたら獲得できる。判定はプレイヤー過半数の賛成による。

⑤取れたら続けて2枚めくる。

⑥可能なら、3枚目をめくることもできる。3枚全てから連想できること、3枚全ての共通点を言えたら取れる。

⑦一番多くのカードを持っている人が勝ち!


デモプレイ

では、ハリが一人で実際にやってみせます。
絵の半分はルリちゃんに描いてもらいました。あ、もう寝ますか。おやすみなさい。

まずは2枚めくる。

「花」と、なんだこの下手な絵は。まあ描いた本人だから分かるけど、これは「ボート」ですね。木でできた舟、くらいのニュアンスで捉えてみます。

「花」と「木の舟」から連想できるもの……。
私はこれをめくってすぐ、「花筏(はないかだ)」が浮かびました。
川面一面に花びらが散って、いかだのように流れていく情景。
ここでは一人しかいないので、判定はもちろん自分次第。
OKとします。

次。

「魚」と「さくらんぼ」
これは難しい。
少し考えました。無理そうならパスでもいいんですが、この見た目で思いついたことが。

私の導いた回答は「うお座」
みなさん、うお座のイラストを見たことがありますか? うお座は、二つの魚が紐で結ばれている姿が描かれています。
そう、ちょうどこのさくらんぼのようにね。

うお座(いらすとや)

魚が出てこの形に結ばれたさくらんぼが出たらうお座を想像するでしょう。
今はハリ一人なので、これも満場一致で獲得。ハリが二人いても満場一致だったでしょう。

このように、
①イラストを抽象化して捉える(ボート→木の舟→いかだ)
②イラストの形のみを捉える(さくらんぼ→うお座の結び方)
といった、「連想」という力がカギになります。
「連想」するためには、描かれているイラストの正解にこだわらず、そこからイメージできることを膨らませるのが大事です。
あとは一緒に遊んでいる人を納得させるこじつけを考えましょう。

では次。

初めて同じ作者同士の絵。
「メンダコ」と「ペンギン」
これは「海の生き物」という共通点があります。
共通点を見つける、ということでも獲得できるので、共通しているものがあればそれを言ってみるのもいいでしょう。

次。

うわ、線が多いですね。同じ作者なのが窺えます。
「石」と「眼鏡」ですね。自分がめくらなかったらこれを「石」とは言ってもらえなかったのでは。眼鏡も歪んでいる。
さて、難しいな。うーん、では、「英語にすると5文字」とか。
stone、glass。いや、眼鏡は複数形にするのでは? いずれにせよ、共通点としては弱いし、これで獲得にするわけにはいかないでしょう。一旦伏せます。

残りの2枚も見てみましょう。

アスタリスクが2つに、コック帽。これも困りました。
アスタリスク、という記号で捉えてもいいし、雪の結晶の簡略化した絵と見てもいい。そこから、冬を連想してもいいし、雪から派生した連想をしてもいい。とても広げ甲斐のあるいいイラストですね。
一方のコック帽よ。
「雪」と「コック」「料理」などで思いつくものがあったらコメント等で教えてください。
「帽子」の方でもいいのか。「冬」と「帽子」で、「ニット帽」とか。
しかし、コックの部分が強すぎて料理からイメージが離れられない。一旦却下で。

そうこうしているうちに、どっちが「石」でどっちが「眼鏡」の札か忘れそうになりました。神経衰弱要素。
どれとどれが組み合わさるか。

「石」と「雪」で、「せっか」と読む熟語の1文字目。
電光石火の「石火」と、「雪華・雪花」
いやしかし、音としては「せき」と「せつ」で違うし、ちょっと美しくない。

「石」と「コック帽」で、「石窯」とかどうでしょう。
家からちょっと歩いた所に石窯パンのお店があったのでいつか行ってみたい。
そしてもう片方は、「雪」と「眼鏡」で、「スノーゴーグル」とか。スキーのときに装備するあのゴーグル。

うん、悪くない。
ということで、こんな感じで連想できるもの、共通点なんかを挙げていくことで札をいっぱい取れるよ! という神経衰弱でした。3枚以上取りは今回は無かったけど、枚数が増えるとそんなテクニックもできるかも?


まとめ

最後にこのゲームを楽しむコツをまとめます。
①イラストを抽象化して捉える(ボート→木の舟→いかだ)
②イラストの形のみを捉える(さくらんぼ→うお座の結び方)
③共通点を見つける(メンダコ・ペンギン→海の生き物)
④イラストの単語の音や言葉の意味を捉える(stone、雪華、韻が踏めるなどでも)
こういった多角的な捉え方をするためには、描かれているイラストを具体的に捉えすぎないことも時には重要です。

連想力、こじつけ力で場合によってはカードをたくさん取れる神経衰弱。神経よりも使う場所がありそうですが。

絵が苦手な人でも、抽象的な絵、何を描いたか明確じゃない絵ほど、こじつける側には助かることも。

いろんな人が楽しめるゲームになるといいな。

ぜひ挑戦してみてください。

2024年6月某日 ハリ

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