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旅のこぼれ話

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旅に関するうんちくなどを不定期で書いていきます。
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2020年7月の記事一覧

チリ・イースター島・オロンゴ火山湖

チリ・イースター島・オロンゴ火山湖

モアイ像で有名なイースター島。全周 60km と小さいながらも、見どころが詰まった島。

島の中に川は無いものの、湖はある。イースター島自体が火山島で、このオロンゴ火山湖はラノカウ山の噴火口のクレーターにできた湖。

基本的には雨水が溜まった湖だけど、それなりに水が貯まるようで、苔で覆われており、島民の飲水にもなっている。

場所は島の南西部で、周囲にはモアイがあるわけでもないので、全然人がおらず

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ペルー・チチカカ湖

ペルー・チチカカ湖

ペルーとボリビアの国境にチチカカ湖という、船が航行する湖としては世界最高所の湖がある。標高 3810m と富士山よりも高い。

チチカカ湖に行く前に、ペルーのリマやマチュピチュといった高所を経験していたので、チチカカ湖では高山病にはならなかった。

チチカカ湖には、トトラという葦を編んで作った浮島に暮らすウル族の人々が5000人くらい住んでいて、コミュニティができている。

島は、植物を編んだだけ

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トリニダード・トバゴ、ピッチ湖

トリニダード・トバゴ、ピッチ湖

中南米にトリニダード・トバゴという島国がある。トリニダード島とトバゴ島の 2つの島から構成されていて、首都のポート・オブ・スペインはトリニダード島にある。

そのトリニダード島の南部にピッチ湖というアスファルトが湧き出している湖がある。

「アスファルトが湧いている」と聞くと ? マークが頭に浮かぶけれど、実際に行ってみると、なるほどとなる。

ピッチ湖じたいは湿原のような大きめな池。深さはなく、

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チリ・セヤス湖

チリ・セヤス湖

先日、死海について書いた。

振り返ると、死海よりも塩分濃度の濃い湖に行ったことがある。チリのアタカマ砂漠にあるセヤス湖という湖。

死海の塩分濃度が 30%なのに対し、セヤス湖はなんと 40%。死海同様に入れば浮く。

死海が遠浅な湖だったのに対し、セヤス湖はいきなり深いので、入るのを一瞬ためらわれるが、入ってしまえば、プカプカと浮く。

湖というよりは小さな池といった雰囲気で、死海に比べてしま

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