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【初心者向け】ベリーダンスの腰に巻くヒップスカーフって何?なぜ巻くの?


今更だけど

みんなが腰に巻いてる

コインが付いた布

あれってそもそも何??


あれは“ヒップスカーフ”と言って

初めてベリーダンスレッスンの体験に行くと

皆が当たり前のように付けるモノです!

当たり前過ぎで、初めは私も疑問にも思わなかったけど

今だからこそ、初心者にも分かりやすく説明していきますね♪

ちなみに練習、レッスンはもちろんのこと

ショーの時でも(※主にジプシーやトライバルの時)着用します💡

ベリーダンスをするのであれば、ヒップスカーフは必須のアイテム♪

それはなぜかを話していきますね(^^)



❶なぜヒップスカーフを巻くの?由来はあるの?

今では美しさの装飾品の一部となっているヒップスカーフ

実は昔はとても実用的な理由だったとか!

由来は諸説あるみたいですが、私が調べて知る限りでは以下の3つが出てきました!

結婚前の持参金??
コインの量によって熟練した踊り手かが分かった??
自身のお金の管理場所に??



1:結婚前の持参金??

その昔

ベリーダンスの発祥の地である中東では、

結婚を控えた若い女性が投げられたコイン(=今で言う投げ銭)を求めて踊っていたとか。

そのコインを腰のスカーフに縫い付けて、持参金として貯め

十分なお金を稼いだら、ダンスをやめ、結婚をすると言う説があります。

当時、実家が貧しく持参金を用意する余裕がない場合、

自分たちでお金を貯めることができたそうです。

これだけを聞くと

当時の中東では、花嫁の家族が持参金を用意する余裕がなく、自信で稼いでいた事が分かりますね。

※ちなみに上流階級の家庭の人はベリーダンスをすることはなかったとも書いてありました。


2:コインの量によって熟練した踊り手かが分かる??

その昔

ジプシー(移動型民族)生活からきていると言う説もあります。

大道芸の際に、ダンサーに渡されるコイン(お金)を衣装に縫い付けたり、

シルバーアクセサリーと交換したりしていたそうな。

そのため、踊り手の衣装やアクセサリーに縫い付けられているコインの量によって、

熟練した踊り手であるかがわかったそうです。



3:自身のお金の保管場所に??


その他ですと

ベリーダンサーがお金を安全に保管するためのものだったという説もあります。

ジプシー(移動型民族)生活の大道芸人であったため、稼いだお金を盗まれる危険性があり、

そこでお金を衣服に縫い付けておけば、盗まれる心配がなかったとか。

そして、前に踊った時のお金を付けていることで、次の観客から投げ銭を貰える可能性が高くなるからと言う。


以上!

いくつか説を挙げましたが、

実はこれらの物語は証拠がないみたいです。

ここまで話しといてなんですがw

「神話史」と呼ばれ、歴史的記述を装っているのだそうです。

スイスの心理学者のカール・グスタフ・ユングの名言に

全ての人間は
生まれながらの心理的な力(psychological force)を無意識に共有する(集合的無意識)。
これを「元型」(archetypes)と名づけた。
異文化間の神話に見られる類似性から、このような普遍的な原型が存在することを明らかにできると考え、この元型が表現された一つの形態が神話だ。


神話は公的な集団的無意識から生まれたモノだと言います。

このような神話が語られ、語り継がれ、その根底には強い理由があるのだと私は考えます。

それはダンサーが自分自身や、ダンスそのものに対して持っている、何らかのビジョンを満たすものだったからではないでしょうか?


ベリーダンスで自分の価値を示すことは

女性の価値判断に基づくものであって、男性よりも立場の弱い女性達の主張でもあったのだと

それはベリーダンスが個人の美しさを表現し、極めていく事と繋がるのではと私は考えます。

そして、持参金の物語でもあるように

貧しいながらに自身の幸せのため、両親の負担をかけぬ様は

昔の逞しく生きる中東女性を表し、とても素晴らしい説であると感動しました。

だからこそ、

今度ベリーダンスを見るときは

コインが単にダンサーの体型を美しく見せるためだけではないことを知っておいてほしいです。

コインは豊かな古代文化の歴史と、その文化がどんな女性たちを育んできたかを物語っているのですから。


❷ヒップスカーフを巻くメリットとは?

私が考えるメリット3つ!

骨盤の位置をしっかり確認するため
腰を揺らした際、コインが鳴り、しっかり動いているかを確認するため
シンプルにモチベ上げ♪


1:骨盤の位置をしっかり確認するため


踊る際、骨盤が左右均等になっているのか?

体は歪んでいないか?

ヒップスカーフを巻く事により腰の高さを一眼で確認し、その目印を基準に左右の骨盤の高さをチェックする事ができます。

腰の動き、腰を独立させた動き、または上半身の動きにフレームを作る目印には腰回りが丁度良い場所になります。

例えば、

踊っている際に「フラつくな・・・」、「上手くバランスがとれないな・・・」と思う時は

確実に軸がぶれていたり、左右の歪んだ状態で踊っている可能性が高いです。

踊っていると、どうしても動きに集中して、頑張り過ぎて無理な姿勢になってしまう事がよくあります。

その時は一度、自分の姿勢は崩れていないかな?

とヒップスカーフを見て、左右のバランスをチェックしてみてくださいね。

「そんなに細かいの?」と思うかもしれませんが

このちょっとの差で上手く踊れるかどうか、上達するかどうかが決まります!

ぜひ、身体の歪みを整え、美骨盤も手に入れましょう♪

2:腰を揺らした際、コインが鳴り、しっかり動いているかを確認するため


Hollie RamseyによるPixabayからの画像


ヒップスカーフを着けることで

揺らした時に

コインがしっかり鳴っているか、左右の揺れは大きく動かせているか?

などのチェックの確認ができます。

始めのうちは大きく腰を動かして

しっかり踊れているのか、使えているのかを確認するにはヒップスカーフはもってこいです♪

特にシミー(腰を小刻みに動かす動き)の練習の際は細かい動きだからこそ、ヒップスカーフがあると

とても分かりやすいですよ。

それに揺らしているつもりでも「本当に揺らせてるかな・・?」って不安も

ヒップスカーフのコインが揺れ、音が鳴る事で耳でも確認出来、安心ですよね♪

少し細かい話になりますが、左右均等に音を鳴らす事を意識する事で

左右均等な力で揺らせている証拠にもなります。

ぜひ耳を澄ませて、コインがしっかり鳴っているのか聴いて、練習してみてくださいね☺︎

3:シンプルにモチベ上げ♪


単純に着けているだけで、ベリーダンス感が出てテンションが上がるからです笑

見た目がキマっているとモチベーションも上がって「よし!頑張ろう!」ってなりますよね♪

特にヒップスカーフは形も色も柄も数多く様々!

その中で自分のお気に入りのヒップスカーフを着けたら、テンション上がらないわけがないです!笑

ぜひ、数枚お気に入りのヒップスカーフを着用してモチベアップを♡




❸ヒップスカーフの正しい巻き方

骨盤のトップの位置にヒップスカーフのトップがくるよう合わせて巻きます。


ちなみに結び目の位置ですが、決まりはありません。

大体


①前結び


②横結び

ちなみに私は横が好きですね♡

腰のトップに巻く理由は骨盤の位置をしっかり把握する為、

左右バランスはもちろん、骨盤の位置を目で見てすぐ分かる目印だと思っていください。

もし、ウエストなど骨盤よりも高い位置に巻いてしまうと

細かなアイソレーション(体の各部分を独立させて動かす事)の際、目印がズレてしまうと動きもズレてしまう可能性があるので、しっかり骨盤周りに巻いてあげましょう。

特にベリーダンスは骨盤周りの動きが細かいので正しい位置にヒップスカーフがあると、とてもやり易いですよ。


まとめ

ここまでヒップスカーフの由来〜正しい付け方までお話をしましたが

どうしてもすぐ用意できなければ、

薄手の上着や、首に巻くスカーフでもOKですw

現代のヒップスカーフの付ける目的は

骨盤の位置を確認し、腰の動きをバランスよく動かすため。

正しい姿勢でキレイにベリーダンスを踊るには

ヒップスカーフはとても大切ですね♪

ぜひ、お気に入りのヒップスカーフを付けて練習していきましょう!

よい、ベリーダンスライフを♪


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