歴史小説を読もう!

ここしばらく歴史小説にはまっています。
おっさんになると歴史にハマりだすとよく言われますが順調にそれです。
というわけでここで歴史小説の良さをお伝えして、お仲間を増やしたい。
おっさん以外が読んでも面白はずです。みんなで歴史小説を読もう!

歴史小説の良いところ7つ。

・勉強になる!
・知識が深まる!
・意外性がある!
・ワクワクする!
・旅行が楽しくなる!
・雑学が増える!
・歴史すごい!

一つ一つ見ていきましょう。

・勉強になる!

登場するのが実在の事件や人物なのでそれについて詳しくなれます。小説なのでフィクションは混じるけど、歴史的事実は(通常)改変されません。この知識は10年後でも20年後でも使える教養になります。不勉強な僕も何冊か読んで、武田信玄がいつ頃の人で、どんな人で、何をしたのかについてのイメージができました。すごいぞ山梨!すごいぞ甲府!甲州ワイン飲みたい!

・知識が深まる!

その事件や人物について小説を未読の人とも話ができます。例えば武田信玄は小説だけでなく映画にも漫画にもゲームにも登場しています。人によって少しずつイメージの違う、人それぞれの信玄がいます。各自のイメージで話ができます。情報交換をすることで、今までと違う信玄像が示され、そしてまたそれぞれのイメージが深くなります。信玄についてよく知らないという人がいたらぜひともあなたの信玄像をアツく語ってあげましょう。語りたい!

・意外性がある!

作家ごとの解釈の違いが面白いです。そうきたか!って思えます。例えば本能寺の変。言わずと知れた明智光秀の謀反ですが、光秀が謀反を起こした理由を描くのが作家の腕の見せどころ。近年では秀吉黒幕説が有力ですね。でも信長はあちこちから恨み買っていたので、実はこいつが犯人でした!みたいな話が色々作れます。結末ありきのフーダニットやハウダニットとしても読めます。その後信長の死体が出ていないというのもポイントです。どこいっちゃったんでしょうね。色々想像したい!

・ワクワクする!

作品Aの重要人物が、作品Bでは別の形で登場します。ドラゴンボールでアラレちゃんが出てきた時はワクワクしましたよね。これはたぶん、世界の広さに対するワクワク感です。歴史小説は、現実の世界をモデルにした、作家ごとのパラレルワールドですが、『天と地と』で戦に強いが恋に悩む青年武将として出てきた上杉謙信が、『村上海賊の娘』では毛利の決断に大きな影響を与える北の英雄です。どっちもいい!他にも見たい!

・旅行が楽しくなる!

いろんな地名が身近になります。よくアニメとかで聖地巡礼なんて言いますけど、まさにそれです。実際の歴史の現場がどんな風に観光資源として利用されているのかもわかるし、話ができれば土地の人がどう思っているかなんてこともわかります。また歴史と一見無関係な、この土地では昔からこういうものがよく食べられていた、なんて話も、そうか!じゃああの武将もこれを食べていたのかも!なんて想像につながります!あちこち行きたい!

・雑学が増える!

足利学校というところは論語を中心に兵法を教えてくれる学校だったけど、基本は各自勝手に本を読むだけだった!何それ!とかいうのは『軍配者』シリーズで知ったし、草履というものは千利休が考えたそうですよ!って事を僕は『へうげもの』で知りました。『へうげもの』は漫画だけど。昔の習慣や風俗を知ることで、今のそれとの違いから、そのことの本質は何なのかについて考えるきっかけになったりします!色々知りたい!

・歴史すごい!

我々は源平の戦いから800年以上、戦国時代から400年以上、幕末の動乱から150年以上後の世界に生きています。想像するとちょっとウソみたいだし、あまりにも物語めいているし、まるでよくできたフィクションみたいなんだけど、これらは全部本当にあったことです。そしてその上に我々の生活は成り立っています。今がどういう時代なのか、だから自分がどうすべきか。そういうことを考える一助になります。歴史すごい!

というわけで歴史小説オススメです。
読みましょう!

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