見出し画像

「フリーランス」

「フリーランス」という肩書きに若干の困惑を覚えています。


というのは、なんとなく
「フリーランス」という言葉に僕の苦手な匂いが乗っかってきたなぁと。

それは、例えば「キャリアアップ」とか「ノマドライフ」とか?

なんかそういう、「イケてる人の選択肢」みたいなジャンルに
「フリーランス」という言葉が加入した感があるのです。

いや、元からそうだったのかも知れないですが、
最近それを目指す人が増えたこともあり、より多く目に留まるのだと思います。


そして、僕の元へ相談が来ます。

「どうしたらフリーランスになれますか?」と。


先に断っておくと、僕は相談に乗るのは大好きです。


なんせ、仕事の8割が相談に乗ってるようなものです。

最終的に納品するのはコピーだとしても、
その経営者の事業計画は聞くし、
未来のビジョン(あ、この言葉も好きじゃないな)も聞くし、

それらの中で解像度が低いものがあれば、
僕が過去に見てきた事例をもとに助言をしたり。

中には、互いに欠けてるピースが一致しそうな経営者同士を直接結んだ例もあります(ちなみに、うまくいきました)。

なので、仕事の8割はもはや相談・壁打ち相手なのです。


ですが、ごめんなさい、ここで初めて打ち明けますが、
キャリア系の相談だけは苦手です。

いやなんか、全然スタート段階で右も左も分かりませんって方なら良いんです。

しかし、明らかに僕より儲けてるでしょって人に相談されても、僕から何も言うことがないんです。当然ですが。笑

なぜだか分からないんですが、僕の誤ったイメージが一部界隈に広がってるようで。あるいは、「フリーランス=みんな稼いでる」とでも思われてるんでしょうか。


他のフリーランスさんは、もしかしたらそうなのかも知れませんが、僕に限って言えば、未だ、同級生でサラリーマンになった人の収入は超えてないです。超えた瞬間なんて1秒もない、。

だから、なんか申し訳ないんです。
嘘ついてるわけじゃないのに、その前提で来られてしまうと、説明する猶予がないもので…。


確かに、僕の言葉遣いは少々盛り気味というか、いや、盛ってないんですが、「なんかこの人すごそう」と思われる喋り方をしてしまっているようで(自覚はしています。悪気はなく、素でこういう性格なんです)。


ただ、これは神に誓って(無宗教だけど)、
僕はこれまで一度も、「金がある」なんて言ったことないですよ。

むしろ、
・もやしを食べて生活している
・美容院行かずに自分で髪切ってる
・服はユニクロしか持ってない。しかも買い換えるのは数年に1回
みたいな話をたくさんしてきたつもりでいます。


別に、読み手が悪いみたいなことを言いたいわけではないんですが、ホリエモン風に言うなら、文脈は大切にしてもらえたら嬉しいかなーなんて。


以来、「フリーランス」という肩書きの扱いにはかなりセンシティブになりました。SEOが強いには強いけど、その顧客の大半は、たぶん望まぬ客です。

「ならばいっそ」と思い、最近は「野生」とか「野良」とかって肩書きで、「フリー」であることを匂わせつつ、そんなに大成してない感を演出してます(うまくいってるかは知らんが)。


あ、でも仕事は安請け合いしませんよ。



ブログやってます

こっちが本業。


いいなと思ったら応援しよう!

モリー
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!