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作業スピードを上げるには、手ではなく頭を使う

僕は定期的にデザイナーの仕事術の話をしてますが、

特に作業スピードの話が多いですが笑、

今回もその話です。


ずばり、作業スピードが遅くて悩んでいる、もしくは、

自分は悩んでなかったとしても周りに”そういう”風に思われていそうなら

一回読んでみる価値はあるかも知れません。

難しい方法論では無く、僕のいつもの概論っぽい感じです。

つまり「こういう風に考える」「こういう視点がある」という話ですね。



「作業スピードが遅い」のは、手を動かすのが遅いからではない

いつも通り、いきなり結論っぽいところから行きますが、

これがまず認識するべき事実だと思っています。


つまり、作業スピードが遅い人は自分の「手が遅いせい」だと思っている人が多いと思うのです。

しかし、じゃあ作業スピードが早い人は「手が早い」と思っているのでしょうか。実際に周りの人に聞いてみると良いと思いますが、

「手が早いから仕事が早い」と考えてる人は、実際かなり少ないんじゃないかと思います。


つまり、作業スピードのポイントは「手」ではないのです。


実際どうでしょうか、

仕事が早い人って、慣れない新ソフトを使ったとしても仕事まぁまぁ早くないですか?

逆に、

仕事が遅い人って、使い慣れたソフトでも延々仕事が遅くないですか?

そういうことだと思うのです。


仕事が早い・遅いの正体

ここで一度、「仕事が早い」と「仕事が遅い」の正体について分析してみましょう。

仕事が早いとは、周りの期待しているスケジュール通り、もしくはそれよりも早く成果が上がってくることを言います。

仕事が遅いとは、周りの期待しているスケジュールに成果が間に合っていないことを言います。

さて、さっきの「手」の話と、今あげた定義を組み合わせると、気づく人は気づくと思いますが、

仕事で大事なのは、「速さ」ではなく、「早さ」なんですよね。


ちょっと「コイツ何言ってんだ?」って人もいると思いますが、

「速さ」というのは「時速」「速度」などと言うように、「その瞬間のスピード」のようなものを指すと思ってください。

対して「早さ」とは、「早起き」「早食い」などと言うように、「何かをし終えるスピード」を指すと思っています。


非常に似ていて紛らわしいですが、つまり「手のはやさ」は「速さ」でしかないということなんですね。

しかし先程からこっちの漢字を使っていますが、「仕事がはやい」というのは「仕事が早い」ことを指します。

端的に言えば、ソフトをスラスラ使えようが、締め切りに間に合わなければ意味がないのです。

逆に言えば、

ソフトを使う手が遅くても、仕事は「早く」できるのです。

ここに比例関係はありません。


つまり、手が遅いことと、仕事が早いことは、一才因果関係は無いのです。

無いと言うか、無いと思うことが仕事を早くするための第一歩です。

これがめっちゃ大事。ここで「いや関係あるでしょ」って言いたい人はたぶん一生仕事スピードは上がりません、申し訳ないですが断言できます。



なぜ仕事が遅くなるのか

さて、「仕事の早さ」と「手の速さ」は関係無いという話をしましたが、

じゃあ仕事が遅い人はなぜ遅いのかという話をサクッとしちゃいたいと思います。

「速さ」でなく「早さ」の話なので、ざっくり言えば先程あげた「早起き」とか「早食い」とかなり近い概念の話になります。

どう言うことかというと、また結論から言えば

仕事が遅い人というのは、何かの能力が欠けていると言うよりは「計画・イメージ」というものができていないというのが大まかな原因なのかなと思います。


つまり、本来出来ない訳じゃ決して無いんだけど、それを実行する計画ができてないんです。

この計画というのはなにも「計画表が作れてない」とかそういうカタイ意味じゃ無くて、なんというか、「頭の中で作業のイメージができていない」という感覚に近いです。

つまり、早起きするには早起きの「イメージ」をして床につく必要があります。「明日は早起きだ」と頭の中で思うことで、翌朝キリッと目覚めることができます。

逆に、その早起きのイメージを思い描かず目覚まし時計に全てを委ねると、朝に体や精神が付いてこなくて起きられないのです。



作業スピードを上げるには、手ではなく頭を使う

まぁつまり、

仕事スピードを上げるには、手では無く頭を使うべきということなんです。

めっちゃ簡単なことなので「そんなことわかってるよ」と言われそうですが、例えば

① 締め切りを常に頭に入れておく
② 各タスクがどのくらい時間がかかるか常に見積もっておく

みたいなことです。

これを常にやっていれば、単純な話①÷②をすればいつまでに何をすべきかすぐにわかりますよね。


これも仕事が遅い人に共通することですが、

「あとどれくらいでできる?」

という質問にすぐ答えられない人は、ズバリ仕事が遅いのではないですか?

イメージするとはつまりそういうことです。


常に頭の中で作業のイメージをしているかどうか。

イメージトレーニングにも共通することですが、イメージしてなければできるわけが無いんです。


あなたは締め切りまでにその仕事を終えるイメージができていますか?

そのイメージをせずに、なんとなくでその日のタスクを決めていれば、そりゃあ絶対締め切りなんて守れないですよ、それは人間の能力を超えてます。


この記事を読んでいてなにか思い出したことないですか。

なんか昔もこういう経験あったな、みたいな。


そう、これって「夏休みの宿題」と全く同じなんです。

夏休みの宿題って、その日の気分でやっていても全然終わらないですよね。

なんとなく「どれをいつまでにやる」みたいなことを、計画と言わずともなんとなく考えておかないと絶対8/31までに終わりません。

まぁ僕も夏休みの宿題はキライでしたが、そういう意味ではあれもよくできた訓練だったんです。


まとめると、

仕事のスピードは、頭の中でどれだけイメージが出来ているかで決まる

そんなところです。




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