らしさカルチャーデッキ(前編)
エイトシークエンスの経営戦略の根幹は、
カルチャー(文化)をつくることです。
パーパスという文脈(コンテクスト)を軸に、一人ひとりが解釈を重ね行動に繋げていく。上司の指示ではなくパーパスをもとに自分自身に問うことで状況に応じた最適なアクションを取る。
そんなカルチャーによるマネジメントを目指しています。
そのため、カルチャーをつくることそのものが戦略であり、
カルチャーによって生まれる世界は、パーパスに基づく多種多様なビジョンであってよいと考えています。
カルチャーでマネジメントするについてはこちらを参照↓
このたび、エイトシークエンスが創り出したいカルチャーとは一体どのようなものかをまとめてみましたので、是非、"らしさ"による自然体な幸せとはなにかを一緒に考えてみましょう。
カルチャーの根幹となるパーパスとは
パーパスである“らしさ“による自然体なしあわせの実現とは、
無意識(自然体)で、
おもわずやっちゃってる行動(らしさ)において、
心地よさをともなうもの(しあわせ)です。
人がはたらく時間が、気がついたらあっという間にすぎるくらい夢中だったり快適だったりする。
エイトシークエンスはそんな世界をつくることを、“まちづくり“とよんでいます。
エイトシークエンスでのすべての活動を"まちづくり"と呼び、はたらくことを“暮らす“と表現します。
そして暮らしが“らしさ“で満ちるようなはたらき方を目指し組織運営を行っています。
なぜエイトシークエンスがそのような活動をはじめたのか、そして存在価値をどのように定義しているのかについては、下記をご参照ください↓
では、"らしさ"とはどういうものかをもう少し紐解いていきたいと思います。
らしさの定義
"らしさ"の定義は、
自意識なくあらわれた行動に対して、他者が「あなたらしい」と言ってくれるものです。
自分で感じる自分らしさより、自然にあらわれる行動そのものが「あなたらしさ」であって、それは自分以外の誰かでしかわからないものだったりします。
例えば、すごく夢中な状態でなにかに取り組んでいる時の表情やしぐさ、赤ちゃんに向ける笑顔、仲間におもわず手を差し伸べる瞬間など、実は自分では気がつかない衝動的な行動はたくさんあり、自分ではない誰かに「あなたらしいですね」と言ってもらえないとわからないものばかりです。
そして、たくさんの"らしさ"の中で、わたしたちエイトシークエンスが提唱する自然体な幸せが生まれている"らしさ"とは、
「今この瞬間を最高と思えている状態」
です。
また、最高の今とは、
・夢中になっている、ゾーンに入っている状態
・集中してまわりがまったく気にならない状態
・心穏やかで心地よい快適な状態
と考えています。
わたしたちがパーパスである“らしさ“による自然体なしあわせを実現するために集中したいことは、「目の前の人が今をどれだけ豊かに感じられるようになれるか」です。
過去を最高にするのも、未来を胸躍るものにするのも、豊かさを感じる今があるからこそです。
今が豊かであればあるほど、過去も未来も豊かに感じられるのではないかと信じています。
目的は誰もが最高の今を自分に与えられるようになることです。
"らしさ"が生まれるとなにが起こるのか
“あなたらしい状態“を知り、そうなれる環境を自分に与えること。
それが無意識にできるようになればどうなるでしょうか。
生まれながらにもつ判断力、共感力、好奇心といった能力を存分に発揮できるようになった自分の姿。
衝動で熱くなっている自分。
心穏やかで静かで落ち着いた状態の自分。
誰の目も気にせず、自分が信じることに正直で、前進している自分。
豊かな心が他者への愛に変わり、心地よい人間関係が育まれている状態の自分がそこにいるのではないでしょうか。
わたしたちが育みたいのは、そんな"らしさ"が生まれている人たちが集まり、場が生まれていくこと。"まちづくり"とはそんな世界だったりします。
まちづくりについてはこちらにもまとめています↓
なぜエイトシークエンスは“らしさ“を探求するのか
エイトシークエンス(Eight Sequence)の語源は「無限大=∞を縦にしたエイト」と「つながり=Sequence」です。
つまりは無限のつながりがこの世界をつくっているという状態を表しています。
そしてSequenceという単語は、遺伝子の配列を表す際に使われる単語です。これはわたしが大学時代に遺伝子工学を学んでいたこともあり、DNAは繋がりが変われば顔や体の構造、性格まで変わってしまう。
そして世の中は人と人のつながりでできあがっており、人のつながり方次第で社会が変わってしまう。
その構造はまるでDNAと同じで、つながりが変われば世界が変わる。だからつなぎ方次第で世界は豊かな方向に変わるはずだ。
という発想からきています。
一人の"らしさ"がたくさんつながって社会ができあがっているのだとすれば、しあわせを感じるポジティブな"らしさ"が発現するつながりをたくさんつくればいいのだ。
こうした考えから、"らしさ"の探求ははじまりました。
一人の人間であるわたしが、短い人生で体験した幸せと不幸せは一体どこから生まれるのかからはじまり、個性とは何か。ユニークとはなにか。誰にも理解されない独創性はしあわせなのか。共存とはなにか。そして自然とはなんなのか。
遺伝子工学、経営学、組織論、文化人類学、心理学などの学問、そして重厚長大な世界企業だけでなく、アマゾンの少数民族まで、環境によって異なる幸福論を研究しながら、日々、転職エージェントとして仕事と人生に向き合い、エイトシークエンスのメンバーと感情をぶつけあい、今ここに至っています。
わたしは、"らしさ"を考えることによって自分がしあわせを手に入れられるきっかけになれば良いと思っています。
世の中には正解が溢れています。
どれもこれも正解なように見えますが、確実に言えることは、わたしたち一人ひとりが幸せを実感できれば、それがなによりの正解なのだと思います。
自分を幸せにする正解をみつける旅を応援したい。
そんな気持ちが探求の原点にあります。
続きは後編にて。