GOOD NATURE HOTELにて
今回久々の小旅行にして、約12年ぶりの京都宿泊。
そして宿泊先は、GOOD NATURE HOTEL。
一泊二日の旅行で、紅葉とショッピング、そしてホテルが楽しみの小旅行。
チェックインの時間、3時頃に京都に着いて、4時過ぎまで部屋でくつろぎ、近くの食材などを計り売りしているオーガニックなお店で買い物した。
地元五島の海藻類も売っていた。
中学の頃、体験授業で「ひじき刈り」をしたのだが、「五島のひじきは普通のひじきよりも長くて立派だ!」というのを20年弱経って証明された。笑
そしてホテルに帰ってきてから絶品ラーメンを食べて、ホテル(というかホテル件施設)内の買い物エリアで、ワインとつまみを購入し、よる8時ごろから妻とゆっくり室内飲み。
子どもを寝かしつけながらとはいえ、普段の生活のバタバタした感じとはまるで違う時間が流れていた。
最近は、ゆっくりした時間を過ごす事が、最高の贅沢というか、いい休日の過ごし方だなと感じる。友達家族に誘われて行くデイキャンプ。そして昨日もまた別の知り合いの新婚婦の家にお邪魔して、昼から4人でワインを開けて、5時間ほどちびちび飲んでいた。「チーズやハムがワインと合う!」
「大人な休日だなぁ」と言いながら。
ああいう友人達とゆっくり過ごす時間や空間が大好きだ。去年はコロナでほとんど飲み会はおろか、ランチすら行けなかったので、今年はそれらの価値を再確認した年だと言える。
皆んなでだらだら美味しい物を食べて飲んで。
それだけですごく幸せだ。
むしろ、それこそが幸せなんだ、と思う。本当に。
例えば、社会的にすごく成功して、お金をたくさん持てたとして、"何がしたいか?" と聞かれたら、
『友達とだらだら飲み食いしながら喋りたい。』
と答えると思う。
普段仕事をしている時や、
一人で黙々と勉強したり、自分の興味関心のある事柄を深掘りしている時は、もちろん今まで通りそれらを突き詰めたらいいと思うけれど。
今年から始めた幼なじみとの月1のオンライン飲み会や、家族との触れ合い、友人とのバカなやり取りなど、そういう部分を、そういう時間を大切にしていきたい。
ワインを飲みながら書いているので、
気づいたらだいぶ話がそれてた。笑
話をホテルに戻して、
GOOD NATURE HOTELは、建物全体がオーガニックだったり、自然に優しいコンセプトになっていて、それが程よく気持ちがいい。
普段オーガニックスーパーに通ってるわけでもなければ、ベジタリアンでもないけれど、持続可能性な社会というのには前向きで、何となくそっちの方向に進んでいくのが体感的に気持ちよく生活できそうだな、という思いはある。
今日一日がそういうコンセプトのホテル・施設で過ごし、買い物も計り売りのお店に出向いたりしたので、妻がポロッと「少し不便な部分はあるよね。」とつぶやき、そこで2人とも再認識できたので良かった。
これから先、持続可能な社会を目指す、そういう方向で社会が進んでいくと言うことは、多少なりとも不便な部分が出てくる事は必須で、今までがより便利な物を追求してきたことにより、現在の行き過ぎた経済優先な社会になっている訳で、そこの揺り戻しが来ている。
少し前に「食の歴史」と言う本を読んだ時に、
世界は「短い時間で個食」と「長時間皆んなでワイワイ食事」の二極化が進んでいるらしいのだが、僕は絶対後者に進みたい。(1人で黙々と勉強する日は割と前者だけど) 少なくとも皆んなで長時間ワイワイ食事を楽しむ、という時間を意識して味わいたい。
その時間の価値が今は凄くよく分かる。大事。
このホテルがよく出来ているのは、例えば浴室で言えば「時計」がない事。こういうのが地味に効いているなと感じた。普段は浴室内にデジタルな時計や追い焚きのスイッチなどがあって、普段はそれらが便利なものとしか認識していなかったのだが、
ゆっくりした時間を過ごしたいなら、こういったデジタルな便利なものを少し遠ざけるのも一つの方法なのかなと感じた。
デジタルデトックスというやつなのかもしれない。
この日のお風呂は最高に癒しの時間となった。
そして、サステナブルな社会へ!というのに何となく抵抗感がある人達も、このホテルのように本当に良い物を扱っている施設などに行って、試しに使ってみて体感すると、「あっ、結構良いね。」となって、普段の生活の中にもそういった類のモノを取り入れるきっかけにはなるのかもしれない。
話が全くまとまるきがしないけれど。
GOOD NATURE HOTELにて、
日常とはまた違うゆっくりした時間を過ごす事に、
価値を感じながら、
それらのほんの一部でも普段の生活の中に取り入れられたら良いなと思っている。
幸福論。
個人的に突き詰めていきたい。